北へ #007 旅の終わり

8/18(月) 27.1km

今日は朝 5:30 に起きて、6:30 過ぎに実家を出る。朝ごはんをたらふく食べていたらいつもより少し遅くなってしまった。しかしながら数分の差というのは恐ろしいもので、通勤ラッシュの大渋滞。昨日も渋滞にハマったというのに、最後の最後まで渋滞かいという話。必死にすり抜けながら、なんとか8時前に自宅というか会社というか到着。ネコがお出迎えしてくれて、ここでようやく北海道の旅は終わりを迎えた。ちょうど出勤してきたボンとヒゲと談笑しつつ、日常に戻る気怠さを感じる。

休みが終わるとただただ現実で、なんだかしんみりしてしまう。後半は完全に雨にヤられて参ってたけど、楽しかったなあ。欲張って計画立ててたもんだから、モロモロ消化しきれなかったねえ。でもまあそれもまた旅ということにして、それはそれでよしとしよう。北海道を実質3日ソコソコなんて足りなさすぎだもの。またいくもん。なんかもう日本中バイクで旅してまわりたいよ。ああ学生のうち(ry

実はそんなにバイクで走ってなくて、ツーリングというより普通に北海道旅行ってかんじだったw 人との出会いが重要だね今回は。なんか 2006 夏の「西へ」に似た感覚をおぼえた。旭川のヒゲの方と相方さんにはとんでもなくお世話になり、また道中共にしたへんなおじさん美少年にも毎度ながらお世話になり、みなさま本当にありがとうございました。こーゆう旅を終えるときは、どうしてもしょんぼりしてしまうよ。とりあえず謝辞を以て、旅行記のエピローグとさせていただきましょうかね。旅行記本編の前にエピローグという新しいかんじでお届けですよ。本編は・・・いつになることやら・・・。だって写真が収拾つかないんだもん。あ言っておきたいのですが写真期待しないでくださいおねがいしますホント。とりあえず PowerBook のエッチデーデーの空きを増やさないことには撮りまくった写真を読み込むことすらできないので、まずは掃除からだなあ。

まそんなかんじで、このままいくととりとめもなく延々くだらん雑感を書きそうなので、まあこのブログじたいがそんなかんじだけど、とにかくそういうことでまとまらないかんじで締めさせていただきます。よろしくどうぞ。

総走行距離:1225.1km [Map]
写真:80/GRD 579, D80 951 [Flickr]

北へ #000 前日入り
北へ #001 湯沢 – 新潟港 – 小樽港
北へ #002 小樽港 – 富良野 – 美瑛 – 旭川
北へ #003 旭川 – 糠平 – 弟子屈 – 旭川
北へ #004 旭川 – 札幌
北へ #005 札幌 – 小樽港 – 新潟港
北へ #006 新潟港 – 湯沢 – 猿ヶ京温泉 – 東京

北へ

というわけで、北へ出発であります。とりあえず今日は例によって湯沢へ向かい、そして明日新潟港から北海道へ渡ります。北の大地をひた走る赤いのを見かけたら、どうぞ生暖かく見守ってください。鹿には気をつけます。

無事生きて帰ってこれますように。
常に命を賭して走ります。

ではいってきます。

海の上の鍵

ツーリング出発を明日夜に控えた本日。早々に盆休みの予定を会社に伝え、2ヶ月前からフェリーと宿を予約し、ツーリングマップルをチェックし、荷造りも終えてなんとか準備完了。いよいよだな〜と思いながらふと、バイクのキーが見当たらないことに気づく。

・・・・ない。

まてよ。台湾旅行に行く妹に、バッグを貸してほしいと言われて貸した。それは街乗りのときいつも使っている赤い斜めがけのバッグだった。

まさか・・・・

妹の乗る船は昨日横浜を出航し、既に南の海の上。携帯電話すら通じない。

一瞬、目の前が真っ暗になった。血の気が引いた。この暑いのに身震いした。鼓動がだんだん速くなる。暑さとは違う汗がじわり滲む。

部屋中をひっかきまわしてキーを探す。最後にバイクに乗ったのはいつだ? 先週末か? 落ち着け、落ち着け、貸すときに中身をちゃんと出したはずだ。あるはずだ、いつものようにひょいとどこかに置いてしまっただけだ。ピアノの上。机の上。テーブルの上。玄関の靴箱の上。ジャケットのポケットの中。リュックのポケットの中。落ち着け、ちゃんと探せばあるはずだ。

ない。

海の上か・・・・?

ぬあああああああ何ヶ月も前から計画してずっとずっと楽しみにしてたのに昨夜も現地合流のメンバーも交えて楽しみだねーって Skype してたのに今日の明日でなんでこんなことにヒラ部員1号氏になんて言って詫びればいいんだばかばかばかばkばあkばbかあーーーーー

泣きそうになりながら足下に目をやると、ヘルメットが転がっている。初心者マークをつけた、シルバーのフルフェイスのヘルメット。

目の前に一筋の光が見えた気がした。祈るように、おそるおそるその中に手を突っ込む。まず触れるのはいつも入れているグローブ。そしてちゃりん、という藤やんと赤べこの鈴の音。

ああ、こんなにも鈴の音が壮大なる安堵を以て響くことを他の誰が知り得るだろう。私はキーをかたく握りしめ、ほとんど腰が抜けたようにその場に座り込んだ。そして思った。出かける前からこれじゃあこの旅も先が思いやられるなと。

それでもきっと最後には天は味方してくれるのだ、そう今回のように。芳しくない天気予報も、いい方に外れるに違いない。なんの根拠もなく、そんなことを思った。