愉快な仲間たちが定宿にしている野沢温泉の宿(3月にスキーでも行った)に行くツーリング。参加者総勢21名、バイク20台。よって、いくつかのグループに分かれて目的地野沢温泉を目指すことになる。ルートは3つ提示されたのだが、ひとつは高速多めで物足りない(高速嫌い)、ひとつは女子供はすっこんでろなので参戦不可、ひとつは奥志賀・志賀草津は帰りのルートにしようとおもってるので避けたい。うーむ、こりゃチームぷちとも結成するしかないなぁ。
てなわけで、地図を眺めてわたしが食べたいものを食べるルートを勝手に決定。言っとくけど、しっぽりなんかこれっぽっちもしてないんでそこんとこよろしく。チームぷちともナメんなよ。デコボコ団の呼称を賜り、粛々と当日の朝を迎える。
10/29(土)東京 – 奥利根 – 越後湯沢 – 野沢温泉 340.9km [Map]
7:20 関越道・嵐山PA 集合。例によって前日に実家入りしていたため、余裕の 6:30 出発。予定通り 7:10 に到着すると、集まり始めたメンバーたちは朝食をとるなどしていた。最初で最後の集合写真などを撮り、予定より20分ほど遅れて 7:50 頃嵐山を出発。他のチームが上信越道で長野方面へ向かうのをよそに、我々はそのまま関越を走り、沼田IC でおりる。
r64 で片品へ向かう。途中、すこし道を逸れて宇条田峠というところを通ると R120 へのショートカットになるんだけど、ものすごく細い道なのでこりゃ~見落とすだろうなぁ~とおもっていたが、前を行く CBR がまるで知った道を行くかのように見事な先導をしてくれた。褒めてつかわそう。しかしその次の R401 から r63 へ入る分岐は通り過ぎた。褒めてつかわさない。
すぐに気づいてUターンし、r63 に入る。奥利根ゆけむり街道という名前がついているとおり、道すがら温泉地が多い。渓流沿いを走る道は気持ちよく、照葉峡は関東の奥入瀬とも呼ばれるそうで、紅葉もとてもきれい。ついついバイクをとめて撮りたくなる。大人数だとこれができないから少人数で動きたかったのだ。
いちおうダムでも押さえとくか。てことで、奈良俣ダムに寄ってみる。日本最大級のロックフィルダムだとか。なんかピラミッドみたい。r63 はこちら側は車は少なかったが、対向車線には尾瀬に向かうらしき車が多かった。あちこちで工事をしていて、やたらと片側交互通行が多かった。
そのまま r63 を走り、水上に出る。ここでわたしが食べたいもの第1弾。小荒井製菓で妙ちくりんを、である。小荒井製菓といえば生どらなわけだけど、わたくしの愛してやまない伊勢崎の妙ちくりんと提携しているらしく、ちょっと種類は少なめだけどここでも妙ちくりんが買えるのだ。というわけでお昼はもうちょっと先まで行ってからなので、ここでおやつタイム。妙ちくりんと、生どらも半分こして食べた。妙ちくりんは言わずもがな、どら焼きもフワッフワでおいしかった。
小腹を満たし、再び走る。r270 で猿ヶ京へ抜けて R17 に出る。三国峠を越えて、目指すは越後湯沢である。
ここでわたしが食べたいもの第2弾。中野屋でへぎそばを、である。いつもスキーの時にすごい混雑で食べられなくて、スキーシーズンを外して食べに行こうとおもっていたのだ。お店に到着したのは13時頃。店の前には10人ほどの行列ができていたけど、せっかくなので並ぶ。20分ほど待って店内へ。中へぎそばと、夜ごはんが大量なことがわかっているので迷ったけど、やっぱり舞茸の天ぷらも外せない。へぎそばも舞茸もウマし!
見慣れた越後湯沢の街を通りぬけ、湯沢の基地を素通りして R353 へ。R117 に入ると退屈な道がしばらく続き、途中の道の駅で休憩しつつ、r502 で野沢温泉へ。先の地震でできたらしきヒビがあったり、舗装をはがして工事していたりという箇所が多く、ちょっと走りにくい。だけどちょうど日が傾いてくる時間で、山の上から野沢の街を見下ろしての夕日は素晴らしかった。
なんだかんだで宿に着いたのは16時半過ぎ。既に到着している2チーム10台に続いてバイクを停めるべく、ゴソゴソやっているところへ最後のチームも到着。そして各々の部屋へ散っていく。夕食の前にとりあえず温泉。外湯めぐりをしたいとこだけど、あまり時間がないのでとりあえず宿の内湯でひとっ風呂浴びる。
で、宴。あいかわらず凄まじい量の食事である。お造り舟盛り、天ぷら、カニ、餃子鍋、うなぎ蒲焼、ポークステーキ、などなど、って、もはや過食レベル。さらに手作りケーキまで登場して、満腹をはるかに超越している。でも不思議なもので、2次会という名の部屋飲みでも気づいたら飲むだけじゃなくてつまみ食べてるんだよね・・・。胃袋恐るべし。ていうか、ヤバし。
過食ヤバしなので、温泉街へ散歩に出る。悪あがきというか、無駄な抵抗というか、気休めというか、なんというか。でもまあ夜の温泉街もまたよい雰囲気であった。宿を出てからお風呂の用意をしてくるべきだったことに気づいたが、時既に遅し。外湯めぐりはまたの機会に。
野沢温泉ツーリング [後編]