北へ #005 雨ニハ負ケタ

8/16(土) 札幌 – 小樽港 – 新潟港 73.5km [Map]

4:30起床。5:00出発。起床と出発だけは予定通りに行く我々ヒラ部員軍団。早起きして昨日行けなかった札幌をまわる。

DSC_3797まずはどうでしょう軍団の本拠地 HTB。onちゃんおった。

DSC_3807そしてリンゴ人たちが銀座などに巡礼するのと同様、どうでしょう人たちは平岸高台公園へ巡礼するのだ。どうでしょうの聖地ですね。思いのほか小さな公園。朝早いこともあって人はおらず、静かなところだった。

HTB を去る頃、雨がパラつきはじめた。しかし空は明るいし、前日晴れの予報が出ていたのでだいじょうぶだろうと、カメラを懐に入れてそれとなく雨を防いでそのままの装備で走り出す。これが大きな間違いになるということに、我々はまだ気づいていなかった。

DSC_3814ここまでは若干押しながらもわりと予定通りに進んできたものの、だんだん狂い始める。がっかり名所として名高い時計台もまあいちおうおさえとくかってんで探すも、どうにも見つからない。素で通り過ぎてた。

これによりだいぶ時間が押してしまい、リンゴ屋は断念。まあこの時間は開いてないし、アップルストアなら銀座行きゃいいんだけど、その土地のリンゴマークを拝むというのは信者的に重要ですからね。今回は残念。

さてバイクは札幌市の中心部からすこしはずれたところに向かう。目指すは札幌市中央卸売市場。ここの場外市場で海産物などのお土産を買って行こうじゃないかという魂胆である。

ところがこの市場がちっともわからない。雨が降ったりやんだりのあやしい空の下、地図を片手に右往左往。地図上では単純な道のりなのだ。でも、なんだか知らないけどたどり着けない。地元の人に聞いても、どうやって説明すればいいんだろう? と、むずかしい顔をする。昨日もそうだったが、とにかく札幌は道が単純なのに難しい。

R0023870半ば諦めて小樽に向かおうと走り出したそのとき、突如目の前に中央卸売市場の看板が現れた。なんなんだいったい。

ともあれよかった。しばし市場内をウロついて、実家に毛ガニを送った。

さああとは小樽を目指すのみ。ここですでに8:30を過ぎている。時間的に、もう小樽の街をうろつくことはできないだろう。とにかくフェリーターミナルへたどり着かななければ。空は曇ってはいるものの、すぐそこの空はもう明るい。だいじょうぶだろう、雨装備する時間もないので、そのまま出発した。

ところがだんだん雲行きが怪しくなってくる。すぐやむだろう、すぐやむだろうとおもっているうちに本降りになる。すぐそこで雲が切れて青空が見えているのに雨。こんなにもどかしいことはない。ある程度濡れてしまうとなんかもうどうでもよくなり、今更カッパ着るのも時間もったいないしじき小樽着くし、というかんじで結局カッパなしで雨の中走行。30分程度の小樽港への道のりはこの旅1,2を争う辛い道のりだった。

R0023871小樽港に到着した頃には身も心もズブ濡れといった風情で、もう乗船が始まっているバイクの列に並ぶ我々だった。カメラもレンズもなんとか無事だったのがせめてもの救い。あ、すすむ氏のは若干おかしくなってたんだっけ・・・。こうして我々ヒラ部員軍団は北海道を後にしたのだった。

DSC_3839船に乗るや、これでもかというくらいの快晴。北海道でこの青空を見たかった。青空の下、走りたかった。恨むべくは我が恐るべき雨女パワー。そしてその雨女パワーは、まだまだ衰えを見せることはなかったのである。

北へ #000 前日入り
北へ #001 湯沢 – 新潟港 – 小樽港
北へ #002 小樽港 – 富良野 – 美瑛 – 旭川
北へ #003 旭川 – 糠平 – 弟子屈 – 旭川
北へ #004 旭川 – 札幌
北へ #006 新潟港 – 湯沢 – 猿ヶ京温泉 – 東京
北へ #007 エピローグ

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