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秋のちんまり旅・那須編

今年7月に観に行った建築倉庫展で、とても魅力的な建物(の模型)を見つけた。石の美術館。那須にある隈研吾設計の美術館だ。米を貯蔵していた80年前の古い石蔵を再利用し、石を素材とするアートやクラフトの展示空間として再生させたのだそう。ここ、行ってみたい! 那須は他にも美術館がたくさんあるし、距離的にも遠足にちょうどいい。2023年の秋から改修工事で閉館中だったが、2024年秋にオープン予定とのこと。というわけで、秋のちんまり旅・那須編が開催される運びとなった。

11月1日(金)

前日の夜、なかなか寝付けなかった。やっと寝入ったと思ってもどうも眠りが浅く、変な夢を見ては目が覚め、あまり眠れなかった。遠足が楽しみで眠れない小学生のようだ。私は新幹線代ケチったので、がんばって早起きして5:30に家を出て、座れることを祈って大船出て上野東京ラインに乗ったが全く座れず、結局東京まで座れなかった。朝6時前から通勤の人々がたくさんいて、みんな働いているんだなぁ、えらいなぁと思うなどするニート。宇都宮で乗り換える時、電車間違えてないか3回くらい確認した。過去に何度もやらかしてますからね、私。夜寝られなかったから電車で寝ようと思ってたけど、寝過ごすのが怖くてやっぱりあんまり眠れなかった。

10:00 、那須塩原駅で無事にあゆみさんと合流。あゆみさんは新幹線で来ていたので少々お待たせしてしまった。ゴメンチャイ。そのまま予約していた駅前のレンタカー屋へ。ちんまり隊に用意された車は、赤いヴィッツだった。かわいい赤い車にテンション上がるぅ!

R0010982先ず向かったのは藤城清治美術館。光と影の芸術を追い求め、進化しつづける光の芸術人藤城清治氏の集大成である。美術館の入口では、かわいいネコがお出迎えしてくれる。庭園を散策しながら進むと、かわいいチャペルが見えてくる。中には藤城デザインのステンドグラスが煌めく。お掃除のおばちゃんにちんまり隊ツーショットをとってもらう。

R0010988そして美術館の本館。ここからは撮影禁止だったのだが、まぁ見応えのあること。光と影の世界にどっぷり。ただかわいいだけじゃなくて、ちょっと悲しげなところもあるのがまた魅力的。猫とか音楽とか、私の好きなモチーフが多いこともあって見入ってしまった。今年100歳という藤城氏、現役で制作されているそうで、すごいなぁ。ミュージアムショップで絵葉書を買ったけど、なんかもう選びきれないw あとかわいいネコのピンズをお揃いで買った。

藤城清治美術館が見応えありまくりで、あっという間に時間が過ぎる。お昼のレストランを予約していたのだが、時間に遅れそうになってしまいあわてて出発。

レストランパパシュネルに、予約時間に10分ほど遅れて到着。お店のおばちゃんに「10分遅刻ね!」と怒られた。とにかく席に着いて2人ともランチセットのハンバーグを注文をして待つ。すると、虫が窓のあたりにいるのが目についた。ちょっと、大きめの虫で、なんだろう、カメムシかな?よくわからんけど、とにかくその虫がウロウロしている横で食事したくない感じの虫。するとあゆみさん、ペーパーナフキンを手に取り、見事に捕獲してくれたのだ。ありがたや〜。

IMG_1737虫も退治したところでハンバーグ到着。これがまぁ美味しいこと。オニオンソースで正解! 付け合わせも美味しいし、何しろパンがもうすごい美味しい。自家製なのかな? 聞けばよかった。本当に美味しかった。デザートとコーヒーまでいただいて、ごちそうさまでした。満腹。ご夫婦でやられているお店なのかな、口コミにあった通り確かにおばちゃんはクセ強めだけど(笑)、また行きたいと思うレストランであった。

さてゆっくり食事したところでだいぶ時間が押してきた。本当はもう1つ美術館を回ろうと思っていたのだが、時間気にしながら忙しなくなるのもちょっとね、てことで、取りやめにしてメインイベント・石の美術館に行ってしまおうということに。明日は朝から雨のようなので、先に行ってしまうのが吉。

IMG_1743車で走っていると、それは突然現れた。天気がイマイチなのもあるのだろうけど、その場に唐突に現れる割にはあまり目立つという感じでもない。普通に走っていたら見落としてしまいそうなほどだ。

R0011002石の美術館は1 年ほど改修工事をしていて、我々が那須行きを決めて宿を取ったりした後もなかなか再開のアナウンスがこなかった。痺れを切らしてウェブから問い合わせてみたりもしたけど、返事も何もこないのでもうダメかと半ば諦めかけていた。そこへ、プレオープンのお知らせが! ウェブサイトもリニューアルされていたので、そのごたごたで問い合わせもうやむやになっていたのだろう。とにかくラッキー!

IMG_1749てなわけで、ちょうどプレオープン期間に来ることができた。が、プレオープンなだけあって、なんだかあちこち工事中である。こ、これはこういうものなのかな? これは、工事中かな? とかなんとか多少戸惑いながらもみて回る。他にも来ている人がちらほら。でもやっぱり、プレオープンなんだな、という感じ。まあとにかく来れたのでよし!空が青くてもっと明るかったらもう少し印象も違ったかもなぁと思いつつ、そこはまあ仕方ない。

R0011009石の美術館が思いの外すぐに見終わってしまって、時間が余ってしまったので近くを少し散歩することにした。美術館を出てすぐに、看板を見つける。それに向かって歩くと、古いお寺が見えてきた。揚源寺というお寺らしい。苔のむす階段をのぼろうとするところへ、おじいさんが話しかけてきた。境内に向かって左手奥に御神木があり、樹齢は600年を数えるとみられているが、一週間ほど前に突如倒れてしまったという。この揚源寺のアスナロウは那須町の天然記念物に指定されており、勝手にいじれないとかでそのままになっているそうだ。

IMG_1755そのおじいさんが教えてくれた遊行柳というのに行ってみることにする。近くの看板にも出ていた、この辺りでは有名な景勝地なのだろう。近くの駐車場に車を停め、歩く。なんとものどかな田舎風景だ。今回ほとんどが車移動なので、この少しの散歩がなんかよかった。やっぱ自分の足で歩くのはいい。しかしここでアクシデント発生。あゆみさん、買ったばかりの iPhone を落としてカメラに傷が!? だ、大丈夫か!?!?

iPhone は心配だが、とりあえず宿へ向かう。石の美術館に程近い、芦野温泉ホテルである。チェックインしたらまずはお部屋へ。荷物整理もそこそこに、iPhone の様子を見る。よ、よかった、本体ではなくカメラのカバーが傷ついただけのようだ。よかった。安心したところで部屋のテラスに出てみる。そう、このお部屋、テラス付きなのだ。しかし、またしてもここでさっきと同じ虫が・・・! 虫が気になって、あまりテラスを堪能できなかった、無念。

さて夕食はつけなかったので、施設内のお食事処でいただくことになるのだが、ここの営業時間が19:00ラストオーダーと少々早い。そのため、先にお風呂に入るにはちょっと時間がないし、かといってすぐにごはんを食べられるほどまだお腹が空いていない。とりあえず館内を探検。このお宿、宿泊施設と温泉施設が渡り廊下でつながっているみたいな構造になっており、慣れるまでちょっと難しい。あっちをウロウロこっちをウロウロしつつ、お土産売り場みたいなとこでアイスチェック。お風呂上がりにアイス食べたいもんね。あったあった、後で買いにこよう。

IMG_1775そうこうしているうちに、そこそこいい時間。でもやっぱりお腹空かない。かといって何も食べないわけにもいかないので、とにかくお食事処に行ってみる。ちょっとした一品料理みたいなのもたくさんあって、これならなんとかなるかも。蒸し鶏のサラダとかけそばを2人でわけっこしてちょうどいい感じであった。

食事の後は、温泉である。芦野温泉は効能豊かな湯治場だそうで、宿泊客も年配の人が多いようだ。源泉に独自配合した生薬を揉み出した「薬草の湯」は、独特の匂いがした。お湯に浸かると肌がツルツルになるのがわかる!露天風呂も気持ちいい〜。温泉久しぶりだったけど、いいね。ちんまり隊で温泉入るのは白浜以来、15年ぶりだ。

お風呂を出たら、アイスアイス。さっき見つけておいたアイスを買い、部屋に戻ってしばらくしたのち食す。ところが冷蔵庫の冷凍室があんまり冷えていなかったのか、やや溶けかかっていた。。私、溶けたアイスダメなのよね。。しかも、とってもミルキーな感じで、ああ、私の苦手なタイプ。。抹茶味にしといてよかった、バニラだったら食べられなかったかも。まあとにかく完食。風呂上がりのアイス食べられてよかった!w

明日の動きの計画を練ったり、なんやかんやしているうちに夜も更ける。ほんとはテラスで語らう予定だったんだけど(笑)、外は雨が降り始めている。虫もいるし。。早起きしたし、1日がっつり動いて疲れていたので、すぐに眠りに落ちた。

11月2日(土)

6時半頃、そろそろ起きる?という感じで起床。夜中何度も目が覚めるんだけど、外で泊まる時ってそうじゃない? とあゆみさんは言う。そう言われてみるとそうかも。。とはいえ、昨日の夜は本当に眠れなかったから、それよりは全然寝たのでオッケーオッケー。朝食の時間が8:30からとのことだったんだけど、それではあまりに出発が遅くなってしまう。ということで、やや早めに朝食会場へ行ってみる。いいですよ〜とのことだったのでよかった。

IMG_1777さあ、お宿の朝ごはん!朝からたくさん〜幸せ。タコのつみれのお鍋とっても美味しかった。厚焼き卵は甘めで。ごはんのお供がいっぱいで白飯のすすむこと。ちゃんとした朝ごはんとても久しぶりだった。ありがたや。

朝食後、すぐにチェックアウトして出発。外は本降りの雨。でもまあ車移動ですから。なんとでもなりますってなもんで。

R0011022まず向かったのは那須ステンドグラス美術館。土砂降りの雨の中、開館直後だというのに駐車場はだいぶ車で埋まっている。入口のあたりは列もできていた。英国の貴族の館をモチーフに建てられたと言う美術館には、1800年代中心のアンティークステンドグラスが配されており、パイプオルガンの生演奏もあるのだとか。礼拝堂のステンドグラスもとても立派なんだけど、雨で外が薄暗いので光がちょっと足りないのよね。天気よかったらもっときれいだっただろうなぁ。

その後、フィンランドの森というところに行ってみる。が、なんか思ってたのと違う(笑)。まあ、なんか、北欧雑貨屋さんとかパン屋さんがいくつかあるみたいな感じかな。雨だけどそこから少し歩いて、那須で超絶人気らしいカフェへ行ってみる。NASU SHOZO CAFE 、ここでお茶できたらよかったんだけど、さすがに超絶人気店、だいぶ順番待ちがあるようでちょっと無理そう。てことで、スコーンをテイクアウトしてあとで食べましょうということに。

それから那須はおいしいパン屋さんがたくさんあるようで、道の途中で気になったお店に適当に入ってみる。パン香房 ベル・フルールというお店で、後でお昼ごはんに食べようとパンをいくつか購入。

IMG_1800今度はこれまた途中で見かけたカフェに行ってみることに。Nasu Satie Cafe でお茶〜。私はプリンとコーヒー、あゆみさんはケーキと紅茶を。とってもきれいで落ち着いた店内で甘いものチャージ。

さあぼちぼち帰りの時間が近づいてまいりました。お土産探したいね、てことで、ちょいちょい見かけて気になったNASUのラスク屋さんへ。ここ、試食コーナーにコーヒーやお茶のサービスがッ!! なんというサービス精神。素晴らしい(笑)。試食もいただきつつ、家族のお土産にラスクをいくつかとパンも買った。

道の駅があったのでこちらにも寄りましょう。道の駅 那須友愛の森。だいぶ大きな道の駅。野菜買いたかったけど、この後横浜まで電車に4時間揺られることを考えると買えなかったわ・・・w 工芸館もあって、そちらも見てみたり。道の駅には道の駅の楽しさがあるよね。

IMG_1792那須塩原駅周辺ではこの日、お祭りのような催しをやっており、駅周辺の道路が規制されているため混雑状況がどんな感じになるかわからないので、少し早めに駅に戻ってレンタカーを返却することに。指定されたガソリンスタンドでガソリンを入れ、レンタカー屋に戻る。規制されているのでスムーズにはいかず、ここはちゃんと地図を見て回り道。あ、ここだここだ、と車を入れると、係の人が出てきて怪訝そうな顔で「どちらのレンタカーですか?」という。「ワンズレンタカーです」というとお兄さん、「ここはトヨタレンタカーです」と宣う。ギャース、間違えたーw なんか、この屋根のあるところに入れてくださいねーって言われた場所がなんか似てたのよ・・・。ははは。ちょっと行った先にちゃんとありましたよワンズレンタカー。那須にあって謎の船橋ナンバー。本社が千葉だそうです。2日間お世話になりました。赤いヴィッツちゃん、ありがとうね。

車を返して那須塩原駅へ。あゆみさんは帰りも新幹線指定をとっているので時間がまだたっぷり。私は予定より1本早い電車に乗れそうだ。あゆみさんは自分だけ新幹線取ったことをやけに気にしていたけれど(笑)、んなこたーどーでもいーのです。懐事情をとるか、時間事情をとるか、ですよねw

帰りの電車に揺られながら、小腹が空いたのでさっき買ったパンを食べる。あ、おいしい〜。行きはだいぶ座れなかったけど、帰りは座れて、宇都宮から湘南新宿ラインも始発なので座れて、横浜で乗り換えた方が早いんだけどそこはまた大船まで出て始発で座れて、4時間フルで座ってやったぜ。長旅だったけど、久しぶりに電車にたくさん乗って、景色が変わっていく感じ、どんどん田舎になっていく感じ、見慣れた街に戻っていく感じ、とても楽しかった。たまにはいいね。最寄り駅まで車で迎えにきてくれた夫に、帰りくらいあなたも新幹線乗ればよかったのに・・・と言われたけどw

そんなこんなで2日間、とても楽しく過ごした。あゆみさん、ありがとうございました。ちんまり旅、また行けるといいな。次はどこに行こうかな?

北海道旅行 #007 札幌 – 苫小牧 – 大洗 – 横浜

8/16(水) 札幌 – 苫小牧

さすがに少し寝坊気味で 6時起床。またまたラジオ体操に繰り出す。朝のラジオ体操きもちいい。さて今日は苫小牧からフェリーにのるのみ。夕方苫小牧に着けばいいので、わりとゆっくりできる。

P1050775朝ごはんを食べて一息ついたら、太郎を連れて近所の公園にいく。ラジオ体操をやっている公園だ。大きな公園なので、太郎も知らない子と一緒に思い切り遊べたようだ。遊びに夢中でトイレを忘れ、しっこ申告があってトイレに駆け込むもタッチの差で間に合わず。珍しくおもらししてしまった。でもまあすぐ家に帰れば済むのでよかった。

軽くお昼ごはんを食べて、少し早めだけど出発。前回同様、支笏湖を回って苫小牧へ向かうことにする。トーチャンカーチャン本当にお世話になりました。

船の時間よりかなり早く苫小牧に到着するも、ちょっと拾いものがうまくいかず港周辺をウロウロしていたためいい時間になる。フェリーターミナルのお土産屋でお土産を物色。ところが我が家のイチオシ北海道土産である蔵生がなーい! まじかー。しかたないのでトーチャンたちに札幌行った時に買ってきてくれと頼む。なんなんだかもう。その他のお土産は揃った。太郎はくまちゃんのぬいぐるみを離さなかったので買い与えた。

出航までまだ少し時間があるので展望デッキに出る。太郎はそこで知らない子と走り回ってはしゃいでいた。

P1050893そして乗船。帰りの船は新造船だ。はじめて乗ったけどすごいねホテルみたいだ。行きの船より1500円ほど高いんだけど、それ以上の価値がある。太郎はまたしても走り回ってはしゃいでいた。

P1050844乗船してすぐにレストランで夕食。開店前から並んでいたため窓際の席ゲット。出航の風景を眺めながらしこたま食べた。バイキングのメニューは行きと全く同じだった。

またしても食べ過ぎ、そしてまたしても船酔い。。さっさと風呂に入ってさっさと寝る。

8/17(木) 大洗 – 横浜

朝目が覚めて、船酔いの具合は・・・まあ昨日よりはマシか。帰りは朝食を船のレストランでとることにしたので、朝から調子が悪いと困る。朝昼兼用にしたいので、ゆっくりめの時間にレストランへ。すると、大行列。しばらく待ってようやくごはんにありつける。あーこれ、昼ごはんより朝ごはんのほうが絶対いいね。うん、絶対いい。今日も朝からしこたま食べた。

食べ過ぎて苦しいのもあってか、なんか船酔いしそうな気配を感じる・・・。というわけで、寝る。もうひたすら寝る。せっかくの新造船なのに、ただただ寝ていた。

IMG_0816そしてあっというまに下船。14時半くらいに大洗を出て、北関東道 → 常磐道 → 首都高と走って19時前に帰宅。わたしはだいたい寝てた。北海道で少しは運転しようかとおもってたけど、結局一度もせず。約 1300km 、運転手さんお疲れさまでした。

というわけで、車で北海道でした。まーやっぱりバイクで走りたくなるけど・・・太郎が小さいうちはしかたないね。車じゃなきゃプリンも運べなかったし。でも太郎が大きくなったら、またバイクで北海道を走りたいなぁ。

北海道旅行 #006 美唄

8/15(火) 美唄

今日はそんなに朝早く起きる必要もないんだけど、普段5時起きで定着しているのでどうしても目が覚める。車に乗ってばかりで運動不足なので、朝の散歩に出かける。

IMG_0797近くの公園に行くと、何やら子供から老人までたくさんの人が集まっている。しばらくすると、スピーカーから聞き覚えのある音楽が。ラジオ体操である。おお、ちょっとわたしもやっていこう。というわけで超絶部外者だけど飛び入り参加。ラジオ体操本気でやるとけっこうな運動になって気持ちいいのよね。たぶん自分の家の近所でもやってるんだろうし参加したいけど、朝6時半って朝ごはんの準備とかでめちゃくちゃ忙しい時間帯なのよね・・・。

いい具合に身体を動かして家に戻ると、トーチャンカーチャンも起きていた。みんなで朝ごはんを食べて一息ついたら、今日はトーチャンカーチャンも一緒に美唄の親戚の家へ行く。

まずはお寺に行ってお墓参り。お盆なので大盛況。近くのレストランでお昼ごはんを食べたら親戚の家へ。

この親戚の家は農家である。メインはお米だけどサブでいろいろ作っていて、そのひとつにとうもろこしがある。採れたてのとうもろこしについて、過去に何度もころすけから話を聞いていてどうしても食べてみたい。前回来た時はまだ時期が早すぎてありつけなかったのだが、今回はどうだろうか。

P1050643採れたて野菜やら果物やらお菓子やらアイスやらで宴の様相。そしてその中に、ありましたよとうもろこし! 北海道風に言うなら「とうきび」。しかし残念ながらやはり時期が悪く、あと数日でおいしいのができるそうで。。ううう、無念。おじさんも「味が悪い」とか言ってたけど、じゅうぶん甘くておいしいんですけどー。これで味悪いならいいのはどんななの・・・。要リベンジだな。

P1050654家の周りをウロウロして畑や田んぼを見学したり、ブルーベリーを収穫してみたり、導入したばかりという新型のトラクターにのせてもらったり、食べたり、食べたり、食べたりしているとあっという間に時間は過ぎる。またぜひ遊びに来させてくださいな。

帰りは月形温泉に寄って、温泉につかってから帰ることにする。トーチャンカーチャンは先に家に戻っているとのこと。時間的にそんなにのんびりもしていられないけど、温泉きもちよかった。

家に帰ると、だいぶ前に帰ったはずのトーチャンカーチャンがいま帰ったばかりだという。なんでも道を間違えたんだかなんだかで、だいぶ遅くなったらしい。ごはんを用意することもできないので買ってきたもので済ませる。北海道の甘納豆のお赤飯が食べられて嬉しい。そして食後にアムプリンの続き。5人で食べたので 2日で終了。あー、また食べたい。

いよいよ札幌最後の夜。風呂はもう入ったので歯磨いて寝る。

北海道旅行 #005 札幌 – 積丹 – 札幌

8/14(月) 札幌 – 積丹 – 札幌

朝5時起床。勝手に朝ごはんを用意して適当に食べて7時出発。今日は積丹へドライブ。道が混んでいるかも、と早めに出たけれど順調にいった。

P1050498途中、共和町の神仙沼自然休養林というところでトイレ休憩。展望台があるというのでちょこっと歩いて行ってみた。なかなか見晴らしがいい。

IMG_0784さて本日のメイン会場、神威岬へ。順調にいったので11時半過ぎに着いた。ここから岬の先端まで歩く。770m ほどだけど、多少アップダウンもあり人もけっこう多いのでそんなに早くは歩けない。写欲のわく景色に、久しぶりにシャッターバシバシやった。楽しい。

P1050563天気がイマイチだったのが残念だったけど、これでかんかん照りみたいな天気だったら歩くの相当辛かったとおもう。雲の切れ間から少しだけ拝めた積丹ブルー。いいね。

そして元来た道を戻る。帰りはやはり早く感じる。太郎もかなりがんばって、7〜8割方自力で歩いた。えらいえらい。他の家族連れが太郎を見て「ほら、あんな小さい子もちゃんと歩いてるよ」とか言ってた。わたしの普段からの教育の賜物であろう。

神威岬の往復でけっこう時間をくってしまったので、時間に余裕があったのがそうでもなくなってきた。しかしとりあえずごはんである。岬からすぐのところに、昨日の飲みで話の出た食堂うしおがあった。少し並んでいるようだけど回転よさそうだし、入ることにする。

P1050591積丹なので目玉はウニ。メニューを見ても、2000〜3000円くらいの価格帯が多い。しかしわたしはウニイクラ嫌いなので浜丼というもの。エビとかホタテとかの卵とじ丼。やっぱ魚介類は火が通ってるもののほうが好きなんだなぁ。大盛りにして太郎と半分こ。店で一番(しかもダントツに)安いメニューだけどw、おいしかった。ころすけは潮丼スペシャル(写真)。ウニイクラはもちろん、エビも甘くておいしかったとのこと。

P1050596さて少し車を走らせ島武意海岸へ。ここも天気が良ければ素晴らしい積丹ブルーが拝めるんだろうけど、まあ天気がイマイチなので。それでもトンネルを抜けた先に広がる景色は素晴らしいものだった。

P1050608なんだかんだでいい時間なので札幌に戻りましょう。途中、小樽を通りかかるのでちょっとだけ車をおりてパチパチっと写真を撮るなど。小樽っていつもフェリーの乗り降りで小樽港には行くんだけど運河のところは歩いたことがない。今日もそんなに時間ないし土砂降りの雨だしで本当に 200m くらいを歩いただけだけど、なんとなく雰囲気は味わえて満足w またいつかゆっくり来られるといいな。

家に帰るとカーチャンが晩ごはんを用意してくれている。ああ、ありがたや。カーチャンごはん最高です。

P1050624食後はいよいよ待ちに待ったアムプリンの登場。なんか写真の撮りようがなくてこんな写真になっちゃったけど・・・。スプーンですくうと、けっこうかたい。かっちり系のプリンである。すごく濃厚で、上の方の層がまたなんとも言えない食感ですごくおいしい。カラメルは生地に混ぜ込んであるとのことで、ほんのりカラメルの風味がする。いやー、おいしいわこれ。太郎はプリンデビューだったけど、たいそうお気に召したようで。そらそうだわなぁ。成分調整していない生の牛乳を使っているため夏と冬とで脂肪分が変わるらしく、冬のほうがより濃厚に、夏はさっぱりめになるそう。うーん、こりゃ冬バージョンも食べたいぞ。今から予約すれば・・・再来年に食べられるなw

今日もいろいろおいしいもの食べられて幸せです。風呂入って寝る。

北海道旅行 #004 札幌

8/13(日) 札幌

今日は積丹へドライブの予定だったけど、天気が明日のほうがよさそうなので札幌の街中をうろつくなどする。朝はゆっくり起きて、適当にでかける。

IMG_0748車を駐車場にとめて歩く。少し雨がぱらついたりもしたが、なんとか大丈夫そう。車をおりてすぐのところにあったお寺にちょいと寄り道。黄色っぽい鳥のようなものを手に入れる。それからがっかり名所と名高い時計台へ。時計台、前に来た時は早朝だったので人っ子一人いなかったけど、今日は大盛況。がっかり言うけど、そんな言うほどがっかりでもなくね? かわいいレトロな建物だし。まあたしかに後ろに見えるビルとかは興醒めではあるんだけど。

札幌駅にもちょいと寄りつつ、大通公園をぶらぶらしつつ、お昼ごはんを食べに行く。札幌といえばスープカレー! てことで、ラマイ札幌中央店へ。お店に着くと、もう14時を回っているというのに行列が。でももうここまで来ちゃったし、他のお店探すのも面倒なのでがんばって待つことにする。

P1050458待つこと20分ほど、ようやく席につく。太郎の分は取り分けるので大盛りにしたんだけど、登場したカレーを見てビックリ、さすがにごはん多すぎたw でもとってもおいしい! 待ったかいがあった〜。太郎はなにげにカレー初めてだったけど、たいそう気に入ったご様子。よかったよかった。

P1050454お店を出て、太郎を路面電車に乗せてあげたいというころすけと、腹ごなしに歩きたいわたしということで、別行動。駐車場までたいしてかからないけど、ちょうどいい具合に両者到着。そして車で家に戻る。

しばし休憩した後、近所に住むじいちゃんと親しくしていたというご夫婦も交えて飲みに出かける。前回は年齢的に3世代だったけど、今回は太郎もいるので4世代である。普通の居酒屋だけど、子供(赤子含む)もけっこういた。お昼遅かった上にすごい量食べたのでそんなにお腹空いてなかったけど、結局やっぱりしこたま食べた。

家に戻って昨日富良野で買ってきたアムプリンを・・・食べられるはずもなく、またまた明日に持ち越し。賞味期限は数日あるので大丈夫。風呂入って寝る。

北海道旅行 #003 帯広 – 富良野 – 札幌

8/12(土) 帯広 – 富良野 – 札幌

朝起きて、まずは冷蔵庫をチェック。ホテルの部屋に備え付けの小さな冷蔵庫の小さな冷凍室に突っ込んだ大量の保冷剤がきちんと凍結しているかの確認である。うん、冷凍室を区切っている金属板部分に直接触れているところはしっかり固まっている。まだ柔らかい部分も残ってるけど、これだけ固まっていればなんとかなるだろう。

いつもどおり5時に目が覚めるので、大浴場へ。昨夜は太郎連れてなのでゆっくり入れなかったからね。朝からゆっくり温泉につかって気持ちいい。ころすけ太郎を叩き起こして7時くらいに朝食。朝食バイキングも種類豊富でとてもおいしい。しっかり腹ごしらえしつつ、でもちょっと余力を残しておく。

P1050364ホテルの目の前に六花亭の本店がある。ここでマルセイアイスサンドを食べる。帯広と札幌の本店でしか食べられないこのアイスを、数年前にお目見えしてからずっと食べてみたかったのだ。9時開店なのでその前に少しホテルの周りを散歩して腹ごなしし、いざ六花亭。アイスサンドと前回食べられなかったサクサクパイを買って、店内でちょっとした食べられるスペースがあるので(コーヒーのサービスまで!)、そこでさっそくいただく。うん、おいしい! できたてだからか、お土産で食べるバターサンドのビスケットよりもサクサクしていた。サクサクパイもおいしいけど、まあ普通かな? ころすけはさらに限定のお菓子を何やら追加購入して食べていた。チーズ的な何かだったのでわたしはスルー。

甘いのも食べたことだし、そろそろ出発。今日の目的地は富良野。今回の北海道の最大の目的、プリンを買いにいくの巻である。また甘いの。

P1050381富良野に近づくにつれ、だんだんと北海道的景色が広がる。途中少し車を止めて撮影など。コロコロ(グラスロール)は北海道に来たら1度は撮りたい(笑)。ワラのかたまりの上に青いビニールのようなものがかぶさっているのはなんだろう?

P1050409帯広から車を走らせること3時間ほど、ナビがなければ辿り着けなかったであろう場所にその小さな工場はあった。工場というか、見た目は小屋(笑)。外にはかわいらしいディスプレイ。看板には「エゾアムプリン製造所」とある。

アムプリンは時々テレビで紹介されるらしく、その直後は注文が殺到する。完全手作りで1日に18個しかできないため、現在北海道外への発送分は1年以上待ちという有様である。以前から気になっていて、一度プリン好きの友人にプレゼントしたことはあったんだけど、自分では食べたことがなかった。北海道行きが決まってすぐに、工場直売分を予約した。工場直売分ならわりとすぐに買える。ただ、あそこまで買いにいくのは道内に住んでいてもなかなか難しいだろう。。

P1050421さて工場内へ。中では、若い夫婦が二人でせっせとプリンを作っていた。プリンの箱はけっこう大きくて、持参した保冷バッグに入るかきわどいところだったけどなんとか入った。保冷剤も大量に詰め込んで、これで札幌までもつかな。車で運ぶのに崩れないといいけど。

そして札幌へ向かう。途中お昼ごはんといきたいところだけど、朝ごはんがっつりだった上に甘いのまで食べているのでまるでお腹が空いていない。でも太郎には食べさせないといけないので、セイコーマートでちょこっと買って軽く食べて終了。三笠からは高速にのる。

札幌のじいちゃんちに着いたのはもう夕方。トーチャンとカーチャンが出迎えてくれる。この家は昔の戸塚のおばあちゃんちに雰囲気が似ていて本当に好きだ。カーチャンが晩ごはんを用意してくれて、ああ実家ごはん最高だ。食後に買ってきたプリンを食べたいところだが、できた当日よりも1日寝かせたほうがおいしくなるとのことで、明日までお預け。楽しみだ。

北海道旅行 #002 苫小牧 – 帯広

8/11(金) 苫小牧 – 帯広

不穏な空気とともに目が覚める。なんか、気持ち悪い気がする・・・。顔を洗ったりしているうちにいよいよ本格的に気持ち悪くなってきた。船酔いである。昨日は大丈夫だったのに何故。起きたのに再び寝る。ひたすら寝る。持ってきていたパンを少し食べる。

P1050316寝てるだけで昼になった。わたしが寝ている間、太郎はキッズルームで遊んでいたらしい。わたしも若干復活したっぽいので、お昼ごはんは再びレストラン。バイキングというか、お昼はカレー3種おかわり自由ってかんじ。スープカレーがなかなかおいしかった。

ごはんを食べたら下船準備。太郎さんざん騒いでたけど、同室のおばさんがすごくよくしてくれて本当に助かった。下りるときロビーで再会できたので記念撮影。帰りの船も一緒になったり・・・て、さすがにないか。

P105034714時過ぎ、下船。北海道、やっぱり安定の雨模様。船を下りるときにぱーっと青空が広がってたこと1度もないわ。ま、今回は車なのでさほど気にせず走り出す。目指すは帯広。

苫小牧を出発し、時間短縮のため高速で帯広に向かう。ところがまさかの渋滞。北海道で渋滞にはまるとは思わなかった。事故かなんかとおもいきや、どうやら自然渋滞だったみたい。

そんなことで、予想よりかなり時間がかかってしまった。帯広では豚丼を食べたくて、前にも行ったぱんちょうに行こうとおもってたけどどうも時間的に厳しそう。で、たまたま見つけたお店がインターおりてすぐのところにあり、時間も余裕、駐車場もあり、ということでそこでごはんを食べてからホテルに向かうことにする。

P1050353やってきたのは 十勝豚丼 いっぴん 帯広本店。このお店は地元の人がひっきりなしにやってくるかんじで、何組か並んでいたけど回転も早くすぐに席につけた。子連れにも優しいし、もちろん豚丼もたいへんおいしい。太郎はお子様セットデビュー。後でみたら札幌にも何店舗かあったw

そしてホテルへ。前回と同じドーミイン帯広。駐車場が満車なので少し離れたところに止めてチェックイン。大浴場は温泉、アメニティも充実、夜鳴きそばおいしい、朝食バイキングも大満足。すっかりお気に入りホテル、次また来るときもドーミーインに泊まるだろう。

つづく。

北海道旅行 #001 横浜 – 大洗

忘れた頃に連載開始。もはや記憶もおぼろげな北海道。札幌のじいちゃんちを売るという話が出ているし、太郎も交通費がかからないのも今のうち。ということでだいぶ前から今夏の北海道行きは決めていた。当初は飛行機のつもりだったが、レンタカー借りるのもけっこうかかるし、車で行っちゃったほうが何かと楽じゃね? てことで、6月にフェリーを予約。今年ころすけの夏休みは 8/11(山の日)からだったけど、有給とって1日早くスタートである。

8/10(木) 横浜 – 大洗

午前中は太郎の幼稚園の未就園児クラス。帰ってきてすぐに準備してお昼頃に出発。首都高から常磐道にのる。車内でおにぎりをほおばる。ウマし。途中、守谷 SA で休憩。太郎、昼間はおむつが取れているのでこまめにトイレ休憩必須。守谷までもつかちょっと不安だったけど、無事に到着。よかったよかった。北関東道に入り、大洗へ。

IMG_0698大洗からのフェリーに乗るのは初めてだ。フェリーターミナルには艦これっていうアニメの何かがいろいろあった。その名前だけはネットで見たことあったけど、大洗が舞台なのかな。

P1050302ウロウロしているうちに乗船の時間。本来は車で乗船するのは運転者だけで、同乗者は徒歩で乗船になるんだけど、許可をもらって車で乗船した。

大洗便の船はさんふらわあさっぽろ。スタンダードだけど、ベッドは1段で天井が高いのですごく広い感じがする。枕元に電源があるのも嬉しい。乗船してすぐにレストランで夕食。バイキングはどうしても食べすぎてしまう。超満腹でベッドに戻り、一息ついてからお風呂。時間はまだ早いけど、特にすることもないのでさっさと寝る。冷房ききすぎてて寒い。

つづく。

大井川鐵道と寸又峡 [後編]

8/17(水)

台風が近づいているらしく、天気を少し心配していたのだが、この日もいい天気。このあたりは台風の影響はほどんどないようだ。朝はいつもどおり5時に起きたので、もういちど温泉に入る。男湯女湯が入れ替わっていて、昨日より広くなっててよかった。露天風呂気持ちいい。

7時から朝食。朝食はバイキングなので、例によってしこたま食べる。その後今日の動きを考える。昨日はトーマス号が走っていたが、今日はジェームス号の日。せっかくだから、ジェームスも見ていこうか。で、元来た道を戻るのもなんなので、ちょいと奥の方まで行って長島ダムと井川ダムを見てみよう。

IMG_6587ジェームスが千頭駅に到着するのは昨日のトーマスと同じ 11:54 。10時に出てもまだ早いくらいなので、チェックアウトまでのんびりする。わたしはちょいと宿周辺を散歩など。写真のベンチに座って何かを回したりしていた。

そして10時に出発。昨日はヘタクソベンツがいたので、それよりも早く千頭駅に到着。しかし、駐車場は満車。少し離れた臨時駐車場に案内される。

臨時駐車場からは5分ほど歩く。少し歩いたところで、配偶者の人が「車の鍵かけ忘れたかも」と言い出す。まあかかってるだろうけど、気になりだしたら戻るしかないわな。わたしは太郎を抱えて先に歩いていく。すると、戻ったところで駅の駐車場が空いたらしく、そちらに車を移動できたらしい。戻ってよかったね! まだ時間がかなりあるので駅に隣接している道の駅をちょろっと見る。そして昨日の橋のところへ。

P1020103今日は昨日の失敗を繰り返さないよう、余裕を持ってスタンバイ。またまた写真を撮るか迷って、動画を撮った。お陰様で、落ち着いて撮影することができた。汽笛をならしてくれなかったのが残念。

再び千頭駅に戻る。昨日と同じタイミングなら、転車台の上のジェームスが見られるはず。転車台なら入場券を購入しなくても駅の外から狙うことができる。むしろ日陰がある分こちらのほうがいい。

まだ少し時間がありそうだし、10mm のレンズを車の中においてきてしまったので取りに戻る。ついでに駅の売店で少々買い物。小さな子供をつれたお母さんがウェットティッシュ売ってないか聞いていて、ないと言われてすごすご退散していたので、持っていた新品のウェットティッシュをあげた。あとで考えてみると、あのウェットティッシュかなり前に買ったものだった。未開封とはいえ、干からびてなければいいけど・・・。

P1020118転車台の前に戻ると、人だかりができている。じきにジェームスが動き出し、転車台にのった。そしてびっくり。なんと転車台、人力なのだ。6人くらいでえっちらおっちら回してる。回り出してしまえばそんなに力はいらないのかもしれないけど、いやぁ、ご苦労様です。。観客たちのために、2周くらいしてくれた。

ジェームス回ってるのも見たことだし、そろそろ出発。まずは長島ダムへ。こちらは千頭駅からそんなに離れていない。配偶者の人は昔バイクで来たことがあるそうだ。

DSC_4618車を降りてダムに向かう。急な階段を下りていくと、ダムにかなり近寄れるのでものすごい迫力。10mm 持ってきてよかった。なんか広場? があるようなんだけど、どのくらい歩くのかわからず、炎天下で疲れもあって断念。

IMG_6601お次は井川ダム。こちらはさらに奥まったところにある。道はさらに狭い。こちらもいいダムじゃないの。エメラルドグリーンの湖面がきれいだった。

このダムから新東名に出るまでの r27 がかなり狭く、それでもそこそこ交通量があるのですれ違いが恐ろしい。地元のトラックが先導してくれる形で走っていたのだが、途中でハザードを出して止まった。前を走っていた車がトラックを抜いていったので、我々も続く。その時、トラックのドライバーは窓から手を出して行け行けというような仕草をしていた。ように見えたが、実はこれは行くなという合図だったようだ。対向から大型バスが来ていたのだ。

バックしてトラックの後ろに戻る。前に出てしまった車はヘタクソなようで、うまくすれ違えない。結局トラックがバックして、なんとかかんとかすれ違った。ウチの車は軽なので、いくぶんマシとはいえそれでもギリッギリ。ヒヤヒヤしたわ・・・。ここに来る前、田舎道の練習でもしようかとか言っていたのだが、とてもわたしが運転できるような道ではなかった。今回わたしは 1秒もハンドルを握っていない。

IMG_6604ようやく1.5車線が終わり、まともな道に出る。ああ、中央線の喜び。四国を思い出す。新静岡 IC に着いたのは、15時半になっていた。途中、清水PA に寄ってお土産などを買う。NEOPASA 清水、最近の PA らしくとてもきれい。クシタニとかもあった。そういえば以前友人がバイクのイベントをここでやってたっけ。。

行きが全く渋滞していなかったので油断していたが、帰りはあちこちで渋滞している。いつもの大和トンネルを先頭にした渋滞が 25km に延びていたので、大井松田で下りて一般道で帰ることに。ガソリンも心許なくなってきていたので、精神的にもそのほうが安心。しかし西湘も事故があったりしてちょっと渋滞してた。それでもその頃には東名の渋滞は 30km に延びていたので、下りてしまって正解だっただろう。

結局帰宅したのは20時を回っていた。太郎は車内で寝てしまい、そのまま寝ちゃうかと思いきや起きた。その後ごはんやらお風呂やら済んでもまったく寝る気配がなく、大人たちの方が先に寝落ちしていた模様。お疲れ様でした。

太郎を連れての旅行はスキー以外では初めてだったけど、太郎も(たぶん)楽しんでくれたようでよかった。トーマスを口実にしていたけど、大人の方が楽しんでたりして。またどこか行きたいな。

総走行距離:500km くらい
写真:Oigawa Trip Aug 2016 | Flickr

大井川鐵道と寸又峡 [前編]

大井川鐵道と寸又峡 [前編]

太郎、トーマスの絵本がお気に入りである。大井川鐵道ではこの時期トーマスが走るらしいので、近くの寸又峡温泉に宿をとって行ってみることにした。

8/16(火)

朝7時過ぎ、出発。お盆のピークは過ぎているとおもうので、高速もそんなに渋滞しないんじゃないかと読んでいたのだが、そのとおりだった。2時間ちょっとで静岡 SA に到着。早いので少しお土産など見て回ると、あっという間に10時近くなっていた。

新金谷駅を出発したトーマス号が千頭駅に到着するのは 11:54 。途中の川根温泉で走っているトーマスも見られそうなので、寄ることにする。道の駅に着いたのは 10:45 頃。トーマスが通るまでまだ30分ほどあるので時間をつぶす。日差しがすさまじく、ものすごく暑い。日傘を持ってきていてよかった・・・。

P1010955煙が見えた。汽笛が聞こえる。トーマスが来る! 迷ったけど、写真は配偶者の人に任せてわたしは iPhone で動画を撮った。けっこう編成が長い。客車からは、乗客たちがこちらに手をふっていた。

道の駅を少し見た後、千頭駅へ。ここも道の駅と隣接しているんだけど、さすがに観光客いっぱいで駐車場は満車・・・かと思われたのだが、ものすごくいいタイミングで空いたようで入れることができた。ラッキー。

トーマスフェアの入場券を買って駅構内へ。パーシーとヒロもいる。トーマスはちょうど転車台の上で回っていた。あともうちょっと早く着いていればちゃんと見られたのに、惜しい。

一旦千頭駅を出て、歩いて近くの大井川第四橋梁へ。この日は普通の SL かわね路1号も走るので、それが走っているところを見たいのだ。途中まで歩いて、太郎のごはんを車においてきてしまったことに気づく。朝も早かったし、そろそろお腹が空いてしまう頃だろう。時間的には間に合いそうだったので、わたし一人で車に戻って取りに行く。が、道を勘違いしておりものすごく遠回りするはめに。結果、時間ギリギリになってしまった。でもなんとか間に合った、よかった。

P1010970汽笛が聞こえる。踏切の音が聞こえる。でもまだ時間まで3分くらいある、と思っていた。配偶者の人が「もう来るよ」と言っているのも聞かず、太郎にごはんを与えはじめる。そこへ SL やってきた。えええええ。慌てて動画のボタンを押す。

黒い SL はすごく素敵で、トーマスよりこっちのがいいや。汽笛を鳴らし、煙を上げ、そして SL は去って行った。さっそく今撮ったものを見るべく iPhone をチェック。・・・撮れてなかった・・・orz 汗でうまく押せなくてめっちゃ焦ったんだけど、でもなんとか押せたとおもったのに・・・。ごはん忘れていなければ、とか、道を間違えていなければ、とか、ごはん与えるのなんて後にしておけば、とか、配偶者の人の言うことちゃんと聞いていれば、とか、もういろいろだけど時既に遅し。しかも明日は SL は走らない日。絶望。

IMG_6551しょんぼりしつつ、千頭駅に戻る。SL のことは忘れて、トーマスフェアを楽しもうではないか。トーマスバックに写真撮ってみたり、ヒロの中に入ってみたり、ひとしきり遊ぶ。

P1020002SL もホームに戻ってきたのでそちらに行ってみる。眺めていると、「写真撮っていいですよ」と。なんと、機関室に入れてくれたのだ。驚愕。太郎、運転席に座って写真撮らせてもらった。すぎょイ。SL 撮れなかったことなんか吹っ飛んだ。機関室はものすごい熱気だった。

思いがけず貴重な経験をさせてもらい、千頭駅を出る。いいかげん大人もお腹すいた。駅近くの食堂で蕎麦を食べた。スーパーで売ってる安い乾麺ゆでましたみたいなものすごく普通の蕎麦だった。

千頭駅を後にして、宿へ向かう。寸又峡に向かう r77 は狭く、前を走るベンツがものすごくヘタクソなので見ているこっちがハラハラする。15:30 頃、本日の宿に到着。チェックインしてまだ時間も早いし、せっかくなので寸又峡も見てみたい。歩いて30分ほどのところに夢の吊橋というのがあるらしいので、行ってみることにした。

P1020028吊橋じたいはわりと普通なかんじだけど、大間ダムの湖面のでエメラルドグリーンと木々の緑がきれい。吊橋は定員10名とのこと(だけど明らかに10人以上のってた)で、渡るまでに少し行列ができている。10分ほど待って、我々が渡る番が来た。

DSC_4594一歩踏み出すと、けっこう揺れる。歩きながら動画を少し撮ってみたんだけど、iPhone 落っことしそうで怖いので数秒でやめた。足元はスカスカで心許ないかんじなので、高所恐怖症の人は無理かもね。なかなかスリリングで楽しかった。

渡りきると、304段の階段が待っている。304段といっても、1段1段が高くて、かなり辛かった。しかもわたし、10kg の大事な荷物(←太郎)抱えてるし・・・。一方通行になっているため引き返すこともできないので、覚悟を決めて橋を渡り、階段を上るべし。宿に戻って温泉に浸かることを夢見ながら、ひたすら上った。苦行であった。

P1020074宿に戻ると、もうじきに夕食の時間。できればごはんの前に温泉で汗を流したかったが、ちょっと時間がなさそうなので一息ついたらそのまま食事処へ。ごはんは岩魚(たぶん)の塩焼きや天ぷら、豚しゃぶなど。太郎はわたしから取り分けで、モリモリ食べてた。

食後はお風呂。トーマスで炎天下で汗だくになり、夢の吊橋の往復で汗だくになっていたので、温泉本当に気持ち良かった。売店にチョコモナカジャンボがあったので、風呂上がりに買って食べた。まあ予想はしていたけど、しなしなであった。しなしなのチョコモナカジャンボ食べても、チョコモナカジャンボ食べた気がしないな・・・。無念。

配偶者の人はテレビをつけてオリンピックのバドミントン(女子ダブルス)を見ていた。わたしが見ると負けるからさっさと寝た。後に知ったことだが、彼女らは金メダルをとったそうだ。

大井川鐵道と寸又峡 [後編]