月別アーカイブ: 2011年1月

母のかかと

母上のかかとは、コチコチでかたくてひび割れていた。

ああこれはおばさんだからこうなんだな
わたしはこんなかかとにはならないよな
こんなふうになるわけないよな

そうおもっていた時期が、わたしにもありました。
小学生の頃です。

だけど、なったよね。
かなり、コチコチのひび割れになったよね。
しかも、想定よりもかなり早い段階でなったよね。
それは、いったい何を意味するんだろうね。

ああそして1月が終わりゆく。
参る。

ちんまり隊、競馬へ行く。

DSC_9330あゆみさんが「競馬に行ってみたい」と宣ったのは去年の暮れ。ちんまり隊の2011年は、競馬でスタートを切ることとなった。しかしちんまり隊は可憐な乙女2人組、競馬のけの字も知らない。三連単? なにそれおいしいの?
そこでわたしは、友人とも後輩とも役員ともつかない男(競馬好き)に助言を求めた。彼は嬉々としていろいろ教えてくれた。さらに JRA のビギナー用の解説サイト(※音注意)を熟読し、予習。そしてついに、ちんまり隊が競馬デビューをする日がやってきた。

東京競馬場。東京都府中市にある中央競馬の競馬場である。競馬場というとなんだか薄汚くて、これまた薄汚いオッサンがカップ酒片手に酔っ払ってるみたいなイメージがあったけど、まったくそんなことはなかった(笑)。とにかく広い。そしてきれい。まるでホテルのロビーのよう。なんか日本庭園まである。何ここ。若い女性や家族連れなんかも多い。だけど競馬新聞を真剣に眺めて赤いペンでチェックしているおじさんももちろんいっぱいいて、やっぱりここは競馬場だ。

パドックというのを今回はじめて知った。走行前の競走馬たちを間近で見られるのだ。そしてそれを予想に役立てるわけだ。競走馬ってすごくきれいで、しなやかで、躍動感にあふれてる。かっこいい。だけどつぶらな瞳はかわいかったりして。そんな中から自分の運を託すお馬ちゃんを選ぶ。ロジポケット、頼んだぞ!

さっそく馬券を買ってみる。単勝、複勝、枠連、などなど、馬券の種類も勉強してきた。レーシングプログラムを真剣に眺めて、いろんなパターンで買ってみる。馬券を買ったらすぐさまスタンドへ。そしてレーススタート。馬・・・速い!! ちょっと、写真どころじゃない。目の前で見るレースはすごい迫力。ゴール直前になるとスタンドも否が応でも盛り上がる。秋山〜!!←ジョッキーの名前だと知る

はじめのうちは適当に買ってたんだけど、そのうちオッズとかで人気度をみてみたり、予想をみて「かたい」とされるのをうまく絡めて買ってみたり、とするようになっていく。でもなかなか的中しなくて、う〜ん、数百円とかでいいから払い戻しを味わってみたいよねぇ、などと話す。

さて今日のメイン(?)らしきレース、第25回根岸ステークス。これで最後の賭けに出る。的中させるのが最も難しい三連単でも買ってみる。ビギナーズラック、来い!

結果、わたしは枠連で的中。320円だけだけど戻ってきた! ワーイ。あゆみさんはと言うと、あ〜だめだった〜、と言っている。まあとりあえず機械に入れてみよう、ああ、戻される馬券、哀しみの馬券。・・・あれ? なんかいっぱいお札出てきたんだけどwww えええ!?!? なんでなんで!?!?

ハイ。前のレースのだめだとおもってた馬券、当たってたんですね。荒れたレースだったらしく、300円で買っている馬券が 17000円くらい。す、スゴいw なんだかわけがわからんうちに大儲けして、ほくほく顔でちんまり隊は競馬場を後にし、新宿に出て中華で豪遊(?)いたしました。いやぁ、もう、本当にありがとうございました。

競馬なんていうとギャンブルなんて! とおもうけど、純粋にレースを楽しむだけでもおもしろいもんだ。宝くじなんかは完全なただの運任せなわけだけど、競馬は過去のデータや当日のコンディションだとかの情報を集めて徹底的に調べて、それに基づいて予想を立てるわけだから、なんだか奥が深いなぁとおもった。お昼ごはんを食べてるとき、まわりのオジサンたちはみんなテレビにくぎづけで、ああほんとに競馬が好きなんだなぁ、なんかいいなぁ、とおもった。ほんとに好きで、真剣なまなざしで競馬新聞をチェックするオジサンたちは、なんだか生き生きして見えた。

というわけではじめての競馬、ものすごく楽しかった(笑)。またいきたいなぁ。府中はちょっと遠いけど、船橋の中山競馬場も行ってみたいね。フフフ。

一輌一会

中学時代の友人のお父上が写真展をするというので、久しぶりに地元の友人達と会うがてらにお邪魔してきた。写真は鉄道写真で、一両編成の車輛や貨物列車を集めている。まあ、鉄道マニアなわけだ。

只見線、小湊鉄道、わたらせ渓谷鉄道、銚子電鉄などなど、レトロな電車がいっぱい。米坂線なんかは雪景色に赤い車輌が映えてすごくきれいだった。小湊鉄道はわたしも乗りにいったけど、他のも乗ってみたくなった。雪景色っていったら、飯田線も乗りにいきたいなぁ。雪はいいよなぁ。

写真そのものは別段特徴のあるものではないんだけど、この写真展は、自身の還暦の記念にと催されている、というところがポイントである。これまでの人生の撮り鉄の蓄積を、還暦という節目で回顧するのだ。素晴らしいじゃございませんか。わたしが60歳になったとき、こうやって発表できる何か(もちろん、写真に限らず)があるといいなぁ、とぼんやりとおもった。

かけがえのない人間

かけがえのない人間この手の自己啓発本(ていうのかわからないけどそのような印象を受けた)は、わたしは好んで読まない。というか、まったく読まない。自己啓発本を見ると、「うわぁ」とおもってしまうタイプの人間である(自己啓発本が好きな方ごめんなさい。悪意はないです)。なんだけど、正月に弟と語り合った時にこの「かけがえのない人間」を激しく薦められたので借りてみた。ちなみに弟は、自己啓発本大好き人間である。大学で著者上田紀行氏の授業を受けて感化されているらしい・・・w

読み始めていきなり愛だのかけがえのない存在だのと連発されると、ちょっと引いてしまう。でもまあ読み進めていくと、結局は自ら動かなければいけない、ということ。自信がないから動けない、じゃだめなのだ。動くことで自信がついてくるのだ。最近いろいろと家族のこととかそれにつながって自分自身のことを考えることが多かったので、なんだかやけに納得してしまった。

本書の論旨からはすこしずれるけど、「お勉強」と「学問」は違う。これ大事なんだよな。「テストが上手い」子供だった著者が、大学に入ってほんとうにその学問が好きで学んでいる人たちを目の当たりにして愕然とするわけである。もし将来自分に子供ができたとき、これをうまく伝えられるだろうか、とおもったりした。

愛して問うものが学問なのですかけがえのない人間

ファミマオープン

最寄りのコンビニであった am/pm がファミリーマートへとその姿を変え、3週間の工事を終えて本日めでたくリニューアルオープンした。黄緑と水色の看板はまだ見慣れていなくて、いつもの風景に幾許かの違和感をおぼえる。

・・・しかしアレだね、ファミマもなかなかいいね。おでんとかあるしね。無印とかあるしね。けっこう魅力的なおやつがいっぱいあったよね。それはつまり近寄らないほうがいいってことだね、うん。
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オンネトー

突然あたまにある単語がぽーんと浮かんで、あれなんだっけなんだっけ○○ってなんだっけぬおおおおお思い出せんなんだっけなんだっけ、って一日中悩むことがかつてはあったものだけど、今は Google 先生にお尋ねすれば一発だから、便利な世の中になったもんだなぁとおもう反面、ちょっぴり味気ないなぁとおもったりもする。

で今日あたまに浮かんだのは「オンネトー」。
なんか「オンネトーの戦い」とかそんなかんじかとおもったんだけど、じぇんじぇん違いました。

HAPPY

今年も GR BLOG 月イチトラバを自分に課すことにする。できればその月に撮ったものの中から、としたいところだが、縛りを強くすると絶対に続けられないことが目に見えているので、過去のものでも可とする。マイルール。

さて、今月のトラックバックテーマは「HAPPY」である。前回の「LOVE」で苦し紛れに TB したこれがまさに “HAPPY” なかんじで、あー失敗したなぁとおもったわけだけど、しかたない。で、この写真。
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GR BLOG TB 企画「HAPPY」

エレベーターの前でわたしを待っているのは、ネコ助さん。待っている人(といかネコ)がいるというのは幸せなことだ。←苦し紛れ

第三地区

今日も演奏会だったんだけど、インチキピアニストとインチキテノールによるステージ、みたいなかんじで、はじめちょっとおいおいって気分だったんだけども、まあ子供相手の催しということだったみたいだし、見てるうちにだんだんこれはこれでおもろいな、という気分になって、最終的には、けっこう楽しかったような気がする。

終演後、母上の連れのおばちゃんが近くでやってる浮世絵展にいくとか言い出して、それに付き合わされるかたちでみんなで行くことになり、ちいさな雑居ビルの 5F ですっごいマニアックなオバサンにものすごく解説を受けながら、ギャラリースコープで隅々まで浮世絵の展示をみた。

さらに、ホットケーキ食べにいくことになったんだけど、お店は混雑していて、いちおう座れたんだけどホットケーキ焼くのにすごい時間かかる上にいちどに3人前しか焼けないからというので結局1時間以上待たされ、それでも母上と連れのおばちゃんの息の合った謎の会議を見てるとわりとおもしろくて、さんざん待たされてやっとこさ出てきたホットケーキは、やっぱり、とってもおいしいのであった。

ところで、今日ひとつおもったのは、子供のときに刷り込まれたものってのはそうそう忘れないんだなあ、ということ。「約束」が変わってしまっていたのは想定外だったけれども。名誉にかけようぜ。

神奈川フィル定期演奏会

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久しぶりに神奈川フィルの定期演奏会@みなとみらいホール。モーツァルトのピアノ協奏曲27番とマーラーの交響曲4番というプログラム。指揮は金聖響。神奈川フィルの定期演奏会ではもうずっとマーラーで、今年もマーラー祭りは続くらしい。

そのマーラー、よかった。たしかに地味な曲ではあるけど、最後のコンバスのピアニッシモそして数秒の静寂、あれはたまらない。じゃんじゃか盛り上がって終わるのもいいけど、静かに終わる曲はあの最後の余韻が本当にゾクゾクするな。モーツァルトもよかった。音楽堂シリーズでモーツァルトをやるようなので、そっちも楽しみにさせてくれる演奏だったとおもう。ちょっとモーツァルト弾きたくなった。神奈川フィルの弦は本当に美しく響くなぁとおもう。久しぶりに見たコンマス石田さんの髪はおとなしくなっててちょっと残念であったけど(笑)。

終演後会員の親睦会(?)みたいなのがあって、会員でもないのにちゃっかりお邪魔させていただいたんだけど、金聖響さんってあんな笑いをとりにいくトークする人だったのね。知らんかった。ちょっと好きになった(笑)。