7月19日(日)高山 – 岐阜 174.3km [Map]
いよいよ岐阜の中の岐阜、岐阜へ向かう。いやあそこは岐阜市ではないのか。まあいいやなんでも。とにかく岐阜だ。憧れの岐阜。ぎふぎふぎふ。ヒョギフ大統領の貴重な産卵シーン。とにかく岐阜。
朝、ホテルの窓から外の様子を伺う。曇っている。でも雨は降っていない。よかった。テレビをつけると予報は見事に雨。しかしとりあえず今は降っていない。出発時に降っているととても萎えるので、降っていないだけ非常にありがたい。チェックアウトして荷物を積んで7時半くらいに出発。
コンサートは 13:30 開演。お昼ごはんを考えると、お昼ちょっと前くらいには着いていたいところ。高山から岐阜市内まではいくつかルートがあるんだけど、だいたい140kmほど。山道もあるけどまあ4時間もあれば余裕だろう、でもいちおう時間がやばそうになったら高速にのれるようにと東海北陸自動車道の下を走る R158-R156 というルートで向かうことにする。ちょっと雨がぱらついたり、またやんだり。ああこれ以上降らないでね・・と思いつつ走る。道は交通量も少なくゆるいカーブで実に走りやすい快走路。雨がなければさぞや気持ちよかっただろうなぁ。
しばらく走ると、何もない田舎道に突如現れる立体交差! なにこれかっこいい!!(おそらくここ)つーわけでバイクを止めてしばし撮る。ちょうど雲の切れ間から朝の日差しが差し込んで、すごくきれいだった。
しかしだんだん雨脚が強くなってくる。覚悟はしていたので最初からカッパは着込んでいたんだけど、やはりへこむ。土砂降りの中、靴もグローブもぐしゃぐしゃ。ああ、コンサトだってのに、ずぶ濡れでご登場になってしまう・・・申し訳ない・・・。やんでくれ・・・頼むから・・・。
願いが通じたのが、やんだ。そりゃもう見事なまでに。あんだけ降る降るって言っていた美濃、そして岐阜。晴れ渡っていた。暑い。あまりにも暑い。革ジャンの上にカッパといういでたちなので、それはさながらサウナのよう。ずぶ濡れは回避できそうだけど、汗だくでご登場になってしまう。申し訳ない。絶えかねてカッパを脱ぐ。走っているうちに靴も乾いてくれて、いや本当によかった。
目的地のホールはなんともわかりにくいところにあった。地図で調べてるときからそんな雰囲気は読み取れたわけだけど、やっぱわかりにくかった。でもまあとにかく見つけたのでこれで安心、なんか無性にラーメン食べたいラーメン。てことでラーメン屋探すも、ない。なんか知らんが薬局だらけ。事前に聞いとけばよかったなぁ。時間もだんだんなくなってきたし、しかたないので適当なお店に入りそうめんを食べた。暑かったのでちょうどよかった。
そしてホールに戻ってきた。開演15分前くらいだったんだけど、すでに会場内はほとんど埋まってる。わたしはやはり、演奏者の手の見える左側の席がいい。いちばん後ろの席になっちゃったけど、人の隙間から鍵盤はよく見える。そして 13:30、開演。ウェディングドレスを思わせる白いドレスに身を包んだくらゔぃあしゃんはいつもながらとても美しい。初めて聴く彼女のピアノ。あったかいかんじのホールが心地いい音楽で満たされる。ああいいなー。わたしもやりたいなーってすごくおもった。
休憩時間に手持ち無沙汰に GR いじくってると、くらゔぃあしゃんの保護観察処分下にある人(Qの大尉と言ったほうが通りがいいでしょうかねw)に声をかけられる。で、しばし D90 ええなーだの、E-P1 が欲しいだの、いやわたしはいらないだの、コンサトとはまったくもって関係ない話をしておりました。
くらゔぃあしゃんの相方さんは歌をうたうんだけど、後半はその伴奏も彼女が担当。おふたりは中学の同級生だそうだけど、こうやって地元で一緒に音楽ができる仲間がいるって羨ましいな。写真はいつぞやのグロトリアンで今回のコンサトとは関係ありません(笑)。
この日は岐阜泊。夜ごはんをご一緒することになってるんだけど、くらゔぃあしゃんは終演後でいろいろと忙しそう。ホール近辺はなにやら古臭くていいかんじだし、木曽川とか流れてるし、適当にぶらぶらすることにする。
あ、でもその前に、電話が充電切れちゃったんだ。夜のためにも音信不通は困る。ので、ドコモ屋さんない? と大尉に聞く。すかさず iPhone で探してくれる。いいなぁ iPhone・・・。わりと近くに発見したので、バイクでサクッと行く。ちょっと充電してもらった後、犬山のほうに行きたい衝動に駆られたんだけど、雨がパラパラと降ってきたりして不安なのでやめて、やっぱりホール近辺や木曽川を歩いてぶらぶらすることにした。木曽川いいなぁ。隅田川とはわけがちがうぜ。川を越えると隣の県、っていうあのちょっと非日常なかんじがなんか好きだ。
けっこうな時間ひとりでのんびりぶらぶらして、ようやくホールに戻る。楽屋にお邪魔すると、本日の出演者のおふたりと伴奏の方がぐだぐだしておりました(笑)。乱入してええのんかとかおもったけど、なんか妙に馴染んで非常に居心地のいい空間でありました。しばし談笑した後、お三方と大尉も加わって5人で飲みに出かける。いやー楽しかったネ! みなさんそれぞれいいキャラで・・・w コンサートの打ち上げだと言うのに謎の旅人を乱入させてくださって、ほんとに感謝感謝です。その上宿まで提供していただいちゃってるのに・・・もう・・・ほんとすみません、ありがとうございます。岐阜大好きダ!
で、ふたたびホールの楽屋で飲む。友達の家で飲んでるみたいなかんじでぐだぐだくだらん話をしながら岐阜の夜は更けていったのであった。で、くらゔぃあしゃんの計らいで、わたしはこの日ここに泊めていただいたのでした。ああありがたや。というのもこのホール、相方さんの持ちホールだそうで。すぎょイなおい。わたしもマイホームならぬマイホール欲しいナ!
岐阜ツーリング #001 東京 – 松本 – 高山
岐阜ツーリング #003 岐阜 – 東京