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四国ツーリング #002 松山・四国カルスト・宇和島

5/3(日)尾道 – 松山 – 四国カルスト – 宇和島 282.8km [Map]

朝5時にホテルを出る。まだ暗い。5時って、もう5月だし明るくないか?とおもったんだけど、そうか西だから日が昇るのが遅いんだなぁなどと思う。

駐車場で荷物をバイクに積む。荷物を積むその勢いで、バイクを倒してしまう。ブレーキレバーポッキリ。なにやっとんじゃわたしは・・・。立ちゴケどころか積荷ゴケじゃんかこれ。笑うに笑えない。折れたレバーをポッケに入れ、ひとりバイクを起こし、「でもこれで1ツーリングにつき1ゴケは達成した、もうだいじょうぶだ」などとわけのわからないたかをくくる。

DSC_0267さてずっとずっと走ってみたかったしまなみ海道。2006年に全面開通した瀬戸内海の島々を結ぶこの道は、とてもとてもきもちのいい道だ。雲は多いけれど、朝の空気は清清しい。朝早いこともあって他の車もほとんどいない。展望台があるというので大浜PAに寄ってみるも、遊歩道は8:30からで入れず、しょぼん。というわけでコーヒーだけ飲んでさっさと大浜PAを後にする。走っていると「ああここ撮りたいいい」って場面がどんどん飛び込んでくるんだけど、何しろバイクなので撮れない。たまりかねて待避所で GR を取り出すも、走っているときのあのかんじにはならなくて、難しいなあとおもう。時間があったら島にひとつひとつ寄っていくような旅もしてみたいなあとおもった。

DSC_0281今治北ICで西瀬戸自動車道を下り、糸山公園に行く。島々が点在する来島海峡と来島海峡大橋を眼前に見ることができる公園だ。島に架かる大きな吊り橋、それは大自然と人工美の調和とでもいうのか、すごい風景だとおもうのだ。瀬戸内海にちょうど朝日がのぼるところでほんとうにきれい。足立ナンバーを見て驚いたおじさんが話しかけてくる。話していると、昔金町に住んでいたそうだ。じつにローカルである。

今治城をチラ見するのも忘れて(笑)、松山へと向かう。松山へは海沿いを走る R196 がメインルートになってるんだけど、あえて山の中を行くことにする。ワインディングを走りたかったからなんだけどね。

DSC_0313まずは道後温泉へ。朝7:30くらいなんだけど、浴衣着て風呂桶もってウロウロしてる人がいっぱいいた。わたしはなんとしても温泉につかりたい! というタイプの人間ではないので、坊ちゃんとか千と千尋とかもこのまちから生まれたんだねぇとかおもいつつ、その温泉街の雰囲気だけ楽しんできた。まだ朝早いのでお店とかはなにもやっていなかったけど、わりと人はたくさんいた。昼間だったらトンデモネーことになっていただろう。朝のうちにきてよかった。

DSC_0329そして松山城に移動。8:30、松山城にのぼるロープウェイとリフトがちょうど動き出す時間だった。わたしはもちろんリフトを選択。スキーを履いていないリフトは乗り降りがけっこう難しかった。べつに前にこちらをふりかえって手を振るきれいな奥さんはおらねども、一眼レフを構え撮る。こりゃ高所恐怖症にはこたえるよなあなどとおもう。w

R0030645松山城の天守は、日本の12箇所に現存する天守の一つ。やっぱり現存天守は風格が違う。ちょうど開門の儀式をやっていて、お客さんたちがみんなで門を開けるというプチイベントがあって楽しかった。かいもーん!の声とともに門が開かれ、そして入っていく。たのしい。天守の中も雰囲気があってとてもいい。例によって這いつくばって撮っていたら、また具合が悪いと思われてしまった。松山城はいいお城だった。

最初は松山あたりでお昼を、と思っていたんだけど、思いのほか予定通り以上に順調に進んでいるので、このまま四国カルストまで行ってしまってもいいかもな、ということで四国カルストへ向かって R33 を走り出す。この R33 にはネズミ捕りが多くいるというのは事前に予習済み。あせる必要もないし、制限速度キッチリ守って後ろから飛ばしてくる車に道を譲りながら走る。案の定、やってるやってる大ネズミ捕り大会。何台かバイクや車が捕まっていた。わたしはなぜかミニパトの後ろにつけた。パトカーの後ろ走ってて捕まることはないだろう、とかおもいながら悠然と走る。

DSC_0527R440 に入り、地芳峠で県道383四国カルスト公園縦断線に入る。狭い山道が続き、突然視界が開ける。日本三大カルストに数えられるこの四国カルストは、多くの乳牛が放牧され、カルスト特有の風景をさらに牧歌的にしている。曇っており、まだ草も緑でないのがちょっと残念。秋吉台も走りたいなぁ。

ごはんを食べようとレストハウスに入ると、人でごった返している。店員はたくさんいるのに、なぜかうまく回っていない。客は行列を作って待っているのに、店員はそちらに見向きもせずに慌しく動き回っている。去年の北海道の足寄レストランメイプルを髣髴とさせる情景だ。こりゃカレーひとつに40分じゃ済まないかもしれないぞ・・・。ということでここで食事をとることを諦める。まあ走ってりゃどこかにあるだろう。

県道383 から県道48 に入る。ここからは再び狭くて急カーブの連続。走っていると、ミラーが右も左も両方くるくる回るようになってしまった。これじゃ後ろが見えない。車載工具はあるものの、シートを外すのが面倒でそのままにしていたけどさすがにこのままではいかん。ということで道が広くなったところでバイクを停めて降りる。とそこで、立ちゴケ。あーああーもうーーー。まーたやっちまったよ・・・。なんかもう立ちゴケでいちいちしょんぼりしなくなった(笑)。しかし倒しどころがよくなかったようで、ハンドルが若干土に埋まってしまい、なかなか起こせない。ひとり悪戦苦闘していると、そこへハーレーに跨がったかっちょいいオジサンがやってきた!

R0030693こけている私をみとめるなり、おじさんはバイクを停めて「大丈夫か? 起こしてあげよう」といって起こしてくれた。そこへおじさんの仲間たちもやってくる。東京から!? ひとりで!? とひとしきりビビられる。んで、ミラーがくるくるしちゃってるのまで直してくれて、ついでに先日の転倒時にまがったシフトペダルまで直してくれて、いやはやおじさんどうもありがとう。会社のおじさんが「だいじょーぶ、女の子がバイクこかしてたらまわりの連中がわーってよってたかって起こしてくれるからw」とか言ってたけど、ホントだったw とにかくおじさんありがとう!

R439 に出るとようやく走りやすい道路になる。ふう、よかった。R197、R320 で宇和島へ。予定通り・・・より若干早いくらいのかんじでホテル到着。すごい順調だ。と、そこでお昼ごはんを食べていなかったことを思い出す。ああ、やってもーた。またごはん食べるの忘れてた。しかし今日は夜はおいしいもんたらふく食べる予定なので、今へんに食べておなかいっぱいにしてしまうのはよろしくない。というわけで何も食べないままカメラだけ持って宇和島のまちへ繰り出す。

DSC_0558やってきたのは宇和島城。本日2つめの城である(笑)。小高い山みたくなっていて、軽く登山気分で上がって行く。天守はこぢんまりしていてかわいかった。地味だけどこーゆうの好きだ。天守の中に入れるのは16時までだったらしく、入れなかった。うう、無念。しばし天守の前でぼんやり。山の上からは宇和島の町が一望できるようになっていて、とても眺めが良い。

DSC_0614さて山をおりようかというところで実家が宇和島でちょうど帰省しているお友達から連絡が入る。18時にホテルに迎えに行くよーということだったので、ゆっくり町を撮りながらホテルに戻ることにする。古い町並みが写欲をそそる。

R0030735そして最大の楽しみであるところのおいしいもん(笑)。じゃこ天、こんにゃくのやつ*1、鯛のお頭、サメ*2、鯛飯、もうどれもおいしくておいしくて。ひとりじゃ食べられるのは限られてくるけど、ふたりだったからいろいろたくさん食べられてシアワセ。東京で飲むのとはまたひと味違うとても楽しい時間を過ごした。ほんとにありがとう。

R0030790んでそのまま夜撮。雨が降ってきてしまったのとわたしが翌日また朝から出かけるのとで日付変わる前くらいには撤収だったけど、宇和島のコアな部分を堪能した。それもこれもすべてフトン氏のおかげなわけで、本当にありがとうございました。楽しかったー。

四国ツーリング #001 尾道
四国ツーリング #003 足摺岬・四万十川
四国ツーリング #004 大歩危・祖谷・事故
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続編・四国ホネたんお迎えツーリング

*1 ふくめん
*2 鱶の湯ざらし

四国ツーリング #001 尾道

5/1(金)東京 – 厚木 – 浜松 267.5km [Map]

R003053
荷物をまとめ、革ジャンを着込みながらも、家を出るのを躊躇っていた。今回の四国ツーリングはひとり。自ら望んでソロツーリングを選び、あえて友達を誘わなかったのだが、先日の転倒もあり、わたしはこの四国で死ぬんじゃないかとそんな気がしてならなかった。天気予報も芳しくなく、何度か「やめようか」という考えが頭を掠めていた。しかし「行きたい」という気持ちのほうが大きく、宿も全て押さえているのでやっぱり行くしかないと結論はでていた。でていたけれど、仕事を終えて帰宅していながらもぐずぐずしているうちに19時近くなってしまった。

「いい加減出なきゃな・・・」家を出て、姿の見えないネコに「行ってくるよ」と声をかけ、駐車場へ向かう。なんとなくドキドキしている。エンジンをかける。ホーネットの調子はよろしい。「いよいよだな・・・」不安感に苛まれながら走り出す。

ETC 割引のいろんな兼ね合いで、20時以降に厚木ICから東名にのることにしていた。R246 は若干混みながらも、20:30 くらいに厚木IC。東名の流れはまずまず。足柄SAで夜ごはんを食べ、再び東名。このあたりから渋滞し始める。すり抜けながらもやはり時間はかかる。浜松西ICを下りるのは日付を超えるか超えないかくらいになりそうだったので、それなら日付を超えてしまえば休日特別割引で1000円だ。ということで直前のPAでブログの更新がてら5分ほど休憩し、0時を5分ほどまわったところで浜松西ICをおりた。「割引 軽二輪 ¥1,000-」の文字にニヤリとする。

ホテルはインターをおりて5分ほどのところ。無事にたどり着いたことに安堵する。チェックインしてシャワーを浴び、すぐに寝る。明日は史上最大ともいわれる大渋滞に挑むことになる。

5/2(土)浜松 – 尾道 514.4km [Map]

R0030565移動日。一日中高速である。朝7時にホテルを出発、浜松西ICから東名にのる。すでに渋滞しはじめている。ところどころ流れたり、再び渋滞したりの繰り返し。バイクも多く、流れるとブチ抜かれ渋滞すると追いつく(ホーネットは小さくて小回りきくからね)の繰り返しでずーっと一緒に走っているライダーも何人かいた。少しずつばらばらになっていき、神戸あたりでずっと一緒だったライダーと離れ、またひとりになった。

ひとりで走っていると「休憩」ということを忘れてしまうわたくし、伊勢湾岸自動車道の刈谷PAでガソリンを入れて以降、吉備SAまで延々走っていた。吉備ですこし遅めのお昼ごはん。きつね蕎麦を食す。イマイチ。

お手洗いで鏡に映った自分の顔を見て驚愕。口元から下あたりが真っ黒に汚れているのだ。何事かとおもったら、そうか排気ガスだ。フルフェイスのヘルメットをしているとはいえ、したからは排気ガスが入ってくるので顔が汚れたのだ。これじゃ地球も汚れるわけだよな、などと思う。おもうけど、バイクにはのるんだけどね・・・。

渋滞はしているものの、わりと順調に予定通りなかんじで来ていたので、尾道に宿をとっているんだけど一歩手前福山でおりて福山城に行ってみることにする。事前の城マニアへのリサーチでは福山城は伏見櫓らしい。よくわからんがとりあえずいく。駅のすぐ後ろにお城。お城の敷地内に駅があるのだ。でもなんかバイクを止める場所がないのかなんなのかよくわからず、城の周りを5周くらいくるくる回って、結局カメラすら出さずに終わった・・・。さらば福山・・・。

DSC_0174あきらめて尾道へ向かう。ホテルにチェックインした後は夕方の尾道を撮りにでかける。こないだも来たばっかだけど、やっぱり尾道はいい町。駅近くのラーメン屋で尾道ラーメンを食し、ホテルに戻ることにする。

ホテルの前の居酒屋の店先にネコ発見。撮ろうと思って近寄ると、ものすっごい擦り寄ってくる。ネコ助さんのにおいがするからなのかなんなのか・・・擦り寄りすぎちゃって撮れない。尾道は、地域猫っていうのかな、町全体で猫を世話しているってかんじで、ネコも人間に対してあまり警戒しないのかもしれない。

しばらくネコと遊んでいると、その居酒屋から小さな女の子が出てきた。居酒屋の店主のお子さんのようだ。わたしがネコを撮りたがっているのをみて、そのネコを押さえていてくれる(笑)。なんだか妙にネコにもこどもにもなつかれて、しばらく一緒に遊んでいた。女の子はしきりに「うちでごはん食べなよ」と言ってくれたんだけど、ラーメン食べちゃったしな・・・ってかんじで困っていると、お店からお父さんらしき人が出てきて、「(遊んでくれて)ありがとうございます」と言って、女の子を連れて去って行った。また尾道にいくことがあれば、そのお店で飲みたいなとおもった。

明日はかなり早いので21時くらいには寝てしまう。

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二輪用ETC

天気がいいのにバイクがなくて、とてもかなしい。弟が来るので部屋を掃除して、洗濯をまわして、やるべき作業を終わらせて。ひさしぶりにゆっくりすごした休日だった。

ところでこのニュース
二輪用ETC、設置「1年待ち」メーカー1社のみ

自分の ETC は幸運にも早い段階でついたので、ETC 関連の情報収集はしなくなっていたんだけど、相変わらずなんだね。しかも1年待ちて。わたしが3月につけようとおもってバイク屋に連絡とったら、5月くらいになるみたく言われたんだけどその時より悪化してるってことか。こないだの事故で ETC の機械が壊れていないことを心から祈ってる。1枚だけ撮った事故後の写真を見ると、ステーが曲がってるくらいで本体は無事っぽいんだけど。バイク屋に聞いてみればよかったな。

事故のこと

えと、まずはご心配おかけしましたことお詫び申し上げます。みなさまお察しの通り、ツーリング中に事故しました。気になる方もいらっしゃるかとおもいますので(え、どうでもいいって?w)、放浪記はいつものようにたぶん書くかと思いますが、先にいちおう事故について軽く書いておきます。

場所は徳島県三好市の国道32号。高松に向かって周りの流れに乗って 50km/h くらいで走っていて、その国道沿い左側にレストラン。その駐車場から右折で出てこようとしている車との右直事故。わたしは急ブレーキをかけ後輪ロック、スリップして左側に転倒しながら車の右側面に突っ込んでいったらしい。

救急車で運ばれて、レントゲンなどの結果骨には異常なし。バイクがめちゃくちゃなわりに、青アザと擦り傷くらいで奇跡的に軽傷。相手は鉄の箱に守られてるから当然無傷。車はドアがべっこりいったみたいだけど、わたしは見てない。相手の人はわりとちゃんとした人なのでよかったな。うどんおごってくれたし。笑

しかしまー保険屋とのやりとりのめんどくさいことめんどくさいこと。普段電話なんて微動だにしないのに、この日以来ひっきりなしに電話が鳴ってますわ。電話ってちゃんと使ってるとけっこう充電減るんだねw とにかくなんかもうはじめてのことだらけでわけわからんくて大変。会社の人とかにもあれこれ聞きつつ、人生経験だなあとかおもいつつ、連休明けで仕事もたんまりあるのになんだか慌ただしい1日だった。

今回の件で何よりおもったのが、たくさんの友人や仲間が支えてくれてるんだなってこと。最初親にもだまっとくつもりで言ってなかったから、事故当日の夜にブログあっぷしたあと友達からメールや電話がいっぱいきて、声を聞くとすごく安心した。やっぱひとりで心細かったんだなぁ。こことかフリッカとかツイッタとか、とにかくみんないっぱいありがと。新幹線の中でいろいろ思いを巡らせてはちょっと泣いてた。ほんと、気をつけないとね。命あってこそだもの。

最後にもうひとつだけ。バイクは降りません。

上発知などツーリング

おもえばトラブルにはじまり、トラブルにおわったツーリングだった。ここにその記録を残しておこうと思う。写真はまだない。

  • ETC のバーが開くタイミングがつかめずドキドキ(でもちょう楽ちん!)
  • 1号氏のタンクからガソリン漏れる→引き返しタンク取り替え
  • 待ってる間にパンを買ったはいいがクリームチーズで食べられず
  • 上発知の枝垂れ桜で邪魔だと怒られる(後に勘違いだったと判明)
  • 土合駅の階段に大いにヤられる
  • 三国峠の寒さに大いにヤられる
  • おっさんにぶつかりそうになり怒られる
  • 砂利で滑って華麗に転倒
  • 伊香保のおかし屋さんで商品撮るなと怒られる
  • こんどは1号氏も砂利で滑る(転倒は免れる)
  • 関越渋滞
  • 帰り来ればネコ助が近所の黒猫にいじめられていた

まあそんなかんじで、トラブルまみれだったけど楽しかった。この時期ホントあったかくて気持ちいいね。夜は寒いけど。

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バイクに ETC つけた

二輪用ETC車載器↑ 二輪用 ETC 車載器 アンテナ一体型 JRM-12@ホーネット

ちょっと前に某所でぶつくさ言っていたところの例の ETC 祭り。半ば諦めていたところ、バイク屋から「一体型なら1台確保できた」との連絡。さっそく曲がったまま放置していたブレーキレバー直しがてら行ってきた。ほんとは分離型にするつもりでいたんだけど、いつ納品されるかまったくわからない状況らしく、一体型のがぜんぜん安いし、見た目は若干ゴテっとしちゃうけどこんくらいならまあいっか、ということでそれで取り付けることにした。

で、今日やっとこさセットアップ上がったので取りに行ってきた。ついでにオイル交換もして、ホネたんすこぶる調子いい。オイル交換直後のあのなにもかもがスムーズな感覚はたまらんち。とにかくこれでもう料金所で後続の四輪に煽られることもないわー。休日はぴゅーって走りに行っちゃうので、遠くのお友達のみんな、よろぴこw

解体中の製鉄所に行ってみた

いやはや、二日連続で解体現場について書くことになろうとは。どうもこんばんは、作業着が汚いことで有名なぷちともです。

さて昨日のエントリにコメントいただきましてですね、千葉のとある製鉄所が絶賛解体中ってんで巷で(っていうかごく一部で?)話題になってることを知りましてですね、ちょうど天気よくてバイク乗りたいなーとおもってたとこでしてね、コリャもう行くしかないわけですよ。というワケで行ってきましたよ。

慢性的な渋滞に悩まされる千葉街道をひた走ること1時間ほど、蘇我駅西側交差点を右折するとその風景は目に飛び込んでくる。
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やばい、かなりアツい。

「関係者以外立ち入り禁止」となってるところでバイクを止める。巷で(っていうかごく一部で?)話題になっててどこかのブログでは「週末のレジャーにいかが?」なんて書かれちゃってるもんだからかどうかはわからねど、先客もいた。その人たちは撮り終えてちょうど帰っていくところだった。外人さんだったんだけど、車の中からすごい笑顔で手を振ってくれた(笑)。「工場萌え」は、日本の文化だろうか? その後は人の姿はなく、わたしひとりで観賞。

どうよこれ。グロテスクにすら感じられるほどのディテール。圧倒的な迫力。こんなもんが見られるなんて。ああ。ユンボの配置がまたよろしい。
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露になった高炉。ハァハァ。一昨年の夏に行った、足尾銅山の製鉄所を思い出した。
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せっかくなので我がシュトックハウゼン2号とからめてみる。エンジンとの対比にしたかったんだけど、今ひとつ成功してない。
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ひとしきり堪能した後、蘇我駅前あたりに移動。人もまばらな田舎町と、廃墟と化した工場の取り合わせ。ステキすぎる。
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で、せっかく千葉くんだりまでやってきたしおやじのお墓参りに行こうかなあとおもい、でも地図を持ってなかったので交番で地図見せてもらおうとおもったら広域の地図って置いてないらしく、しかたなく本屋の場所だけ聞いて立ち去ろうとしたら、おまわりさんに「いいカメラもってるねー! 何か撮りにきたの?」とか聞かれちゃって、「解体中の工場を撮りにきた」と答えるのもアレだしナニなので、ニッコリ笑って「ええ、ちょっと」と返事しておいた。たぶん正しい判断だったとおもう。w

いや本当に素晴らしいものを見させていただいた。こてつさんありがとう。製鉄所が完全に取り壊されるまでの期間限定のこの風景。工場萌えな方もそうでない方も、一見の価値ありです。

白い VFR

白バイさんがいるとドキっとする。別に恋ではない。わたし変な違反してないよねしてないよねドキドキ、ておもいながら走る。なにしろ次捕まったら以下略である。事態は深刻なのだ。

でも、わたしは白バイをみるのがわりと好きでもある。ドキっとしつつ、おぉぅ、白バイだぁ、と、ちょっと嬉しくなる。きれいなおねーちゃんを見かけておおっ、と目で追ってしまうのと同じだ。

白バイさんは、変な青の制服を着ている。ドキッとする青だ。白いバイクに変な青というコントラストもたまらない。夏でも冬でもあの青い制服だけど、あれ、寒くないのかな。

白い車体にちょこっと赤が差し色になってるのもとてもステキだとおもう。赤はサイレンだから、スケルトンになってて、そこがまたよろしい。

しかも白バイの人はバイクうまい。ちょううまい。あのデカいバイクを我が身のようにひらりひらりと操る。スゴい。

いちど白バイ乗ってみたい。大型二輪免許はあるし。でもたぶん足とどかないけど。

走り納め南房総ツーリング

スキーは年明けに行くことにしたため、なんとなくぽっかり空いた週末。とにかく走りにいきたい! ということでふらりと出かける。山の方は路面が凍結したりしてバイクでは危険きわまりないため、冬のツーリングと言えば比較的暖かい伊豆か房総。伊豆方面も行きたかったけど、伊豆は日帰りするのはちょっとキツい。てことで房総を目指すことに。

朝、最初は 7時くらいに出ようかと思ってたんだけど、あまりの寒さに8時でよくね? となり、朝ベッドから出られずさらに遅れ8:30を過ぎた。しかしすばらしくいいお天気! シャツにセーターにフリース2枚、革ジャンの上にダウンジャケットというミシュランマンばりの着ぶくれっぷりで南を目指す。

蔵前橋通りから千葉街道に入り、東京湾沿いにくるっとまわっていく。日が高くなるにつれ寒さはやわらいできた。ひとりで走っているとどうも休憩という考えが浮かばず、黙々と走り続けてしまう。船橋辺りでいったん給油。ガソリン安すぎワロタ。95円て。夏の北海道の半額じゃんか。いつもガソリンはカードで入れてるんだけど、この日たまたま持っていなくて、しかたなく現金で入れることに。と言っても所持金1000円。いちおう念のために100円だけ残しておこうかな・・・ってかんじで9リットルほど入れたらこれでちょうど満タン。よかったよかった。

袖ヶ浦を過ぎ、木更津あたりで国道410号に入る。久留里という町があるんだけど、くるりとは関係あるのかな、などと思いつつ、久留里城というのがあるというので寄ってみようと思う。ところが、なんだか城の入り口を見落としたようで、通過(笑)。仕方ないのでそのまま走り続ける。やはり休憩は、なし。

R0027619久留里街道とされている410号をそのまま下っていく。本当はそのまま410号を行くはずだったんだけど、気付けばそのまま久留里街道という名の県道24号を南下していた。おかしいおかしいとおもいつつ走り続け、鴨川有料道路に来てしまう。うっ。有料道路は困る! だって所持金100円だもの! てことで、Uターン(笑)。お金さえあればそのまま鴨川行ってもよかったんだけどね・・・。

大幅な遠回りをしつつ、若干迷いつつ、ようやく410号の分岐に戻ってくる。その分岐はまるで市道への分岐のようであった・・・。わかんねーよこれ・・・。そして市道のようなせまーーーい道をうねうね走る。ここはどこだ・・・。

DSC_7357鴨川方面へ出ずに410号を南下したかったのは、ここがちょっとワインディングが楽しめる道だという情報があったから。なんでツーリングに出るかってアナタ、クネクネしたいからですよねー。つーわけでクネクネ。まあまあ楽しめたぞ。前に車がいるときは停止して待機(笑)。直線ではスピードを落として前の車と距離を置き、コーナーは攻める。あーたのしぃーw ま、そんな攻めないけどね。ヘッポコライダーだもの。また立ちゴケしたんですよね。しかも交差点で。あー恥ずかしい・・・。助けてくれたオジサンありがとうございました。はあ。

そんなかんじで走りつつ、410号は 128号へぶつかる。ここで館山方面へ抜ける。海だぁー! ジャカジャン。とりあえず旅人は先っちょを目指すので、洲崎灯台へ行ってみる。ここの駐車場がなんと有料。まじか。100円とっといてよかった・・・。いや、200円て書いてある。むむむ、二輪だからまけてもらおう、ホントにお金ないんだもん、交渉するぞ! フンフン! と意気込んでみたら、「バイクは100円ねー」とおっちゃん。よかった。。。

DSC_7163バイクを置いて少し歩く。高台にひっそりと佇む白い灯台は、とても地味なかんじだけど、景色がよくて、天気がいいため富士山がとてもきれいに見えた。わたしはここで昼食をいただく。館山じゃ海産物とかよりどりみどりだろうけど、ハイ、本日わたくしおにぎり持参です(笑)。貧乏ですから。いやでも大変おいしゅうございましたよ。外で食べるおにぎりは格別です。

しばしぼんやりし、洲崎を後にする。そして房総半島最南端、野島崎へ向かう。

途中、房総フラワーラインを走る。ツーリングマップルには房総ツーリングのハイライトってなってるんだけど、何せ時分は12月末。花のないフラワーラインはただの直線だった・・・。いや、なんかキレイにしてあることはわかるんだけど。バイクを止めて写真を撮る気にもならず(笑)。わたしは直線よりもコーナーに喜びを感じる。

DSC_7190つーわけでなんとなく野島崎に到着。ここで駐車料金とられたらどうしようと本気でビクビクしてたんだけど、だいじょぶだった。ふう。バイクを止めて付近を散策。岩場なんかもいいかんじ。ぶらぶら歩いていると、何やらいいかんじの場所が。漁師さんの詰め所?みたいなとこだった。漁師さん2人がいた。D80をぶら下げて歩いていたので、「新聞記者かい?」などといわれ、いやいや、ただのしがない設備屋の雑用です、と答え、まあ漁師でも撮ってくれよ、といってくださったので撮らせていただいた。町を見渡せる展望台があるよー、とか、灯台にのぼれるんだよー、とか教えてもらった。

R0027644とりあえず灯台に行ってみる。野島崎灯台は日本最古の8灯台のひとつだそうです。でここからの眺めがすごくいいらしいんだけど、200円。これで灯台にはのぼれないことが決定。ちきしょうーとふてくされてたら、ニャンコがおった! 灯台で飼われているようで、えらい人懐っこい。けど、私のことは無視! 後から来た男の子にじゃれついてた。アリャメスネコだな。

DSC_7324ニャンコ撮りを堪能したところで、浜の方へ歩いて行く。ヤシの木みたいなのが生えてて南国ちっく。岩場みたいなとこもあっていいかんじ。残していたおにぎりをほおばり、傾いてきた日が沈んでいくのをぼんやり眺めていた。

日が沈むととたんに寒くなる。昼間はあたたかいくらいだった南房総が牙をむいた。帰りは高速に乗るつもりで、実際のったんだけど、すさまじく寒い。もうね、わたしゃ凍死するかとおもったよ、ホントに。館山自動車道ははじめ片道一車線、真っ暗で何も見えず、手は凍る。一車線で 70km/h 制限なのに後ろからは車がガンガンかっ飛ばしてくる。寒すぎてスピードを出せない私は後続車が来ると道を譲るのに必死。やたら神経使って疲れた。

なんか鬼のように寒いのに途中少し眠くなって、ああ私死ぬのかな、とか本気で思った。バイク乗ってて眠くなる輩はバイクに乗る資格ない、ってウチのヒゲが言っててわたしもそれに賛同してたけど、いやほんとちょっと眠くなって怖かった。怖いので「寒いよおおおおおおかあちゃあああああん」などと叫びながら走り続けた。京葉道路に入って渋滞し始め、心の底から安堵した。渋滞が嬉しいなんて!

「すきやきするから帰ってこい」とのお達しを受けたので、そのまま首都高に入り実家へ帰る。首都高恐るるに足らず。もう怖くないゾ。けっこうコーナーがあって楽しいしw 夜の首都高は、東京の空中を走っているような感覚でとても気持ちがいい。渋滞がなければいいんだけどね。

20時に無事実家到着。死ななくてよかった・・・。帰り来ればお風呂に直行、冷えきった身体をあたためるのだった。いやーしかし館山は遠いわ・・・。よく考えると湯沢くらいあるじゃん。しかし走りまくって満足。写真はほとんど野島崎でしか撮らなかったw
DSC_7271.jpg
来年もバイクに乗ってアチコチ行こう。冬はどうしてもスキーにいきがちだけど、春になったらまたいっぱい走りたい。

総走行距離:380km [Map]
写真:Chiba Trip Dec2008 – a set on Flickr