四国ツーリング #005 高松・帰京

5/6(水)高松 – 東京

前日、早い時間に寝てしまったこともありずいぶん早くに目が覚めるものの、何も予定のない休日の朝のように、ベッドの中でごろごろしていた。7時過ぎにのっそり起き出し、ホテルのロビーで飛行機や新幹線の時間を調べてみる。高松空港から羽田への便はほとんど満席で、なんとか空席があるのが19時とかそんな便。はやいとこ帰りたかったので、新幹線で帰ることに決める。

当初の予定では、朝早めにホテルを出て鳴門海峡に寄り、そして徳島港からフェリーで東京に向かうはずだった。でも新幹線なので、とりあえず時間には余裕がある。せっかくだし、昨日気力がなくて行けなかった、ホテルから歩いて15分ほどのところにある栗林公園に行ってみることにする。

DSC_1146栗林公園は池と築山を配した大名庭園で、国の特別名勝に指定されている。朝早いこともあって、人もまばら。雨あがりだったので、しっとりとしたいい雰囲気だった。緑がとてもきれいで、思いのほかたくさんシャッターを切った。

DSC_1024ネコ助さんみたいな配色のニャンコ発見。すかさずカメラを構えるも、逃げてしまう。地元の人らしきカメラマンのおじさん曰く、人間が怖いらしい。でも彼にはとてもよくなついていた。

広い公園なので、ざっと公園内をうろつくだけでもけっこうな時間がかかった。お腹もすいたしそろそろ高松駅に向かうかな、と公園を出る頃にはもう10時近くなっていた。

さてここで重要なことを思い出す。高松だというのにうどんを食べていない。うどんを食べなければ!! ということでうどん屋を探す。駅のほうに行けばあるかなーと中央通りとよばれる国道を歩いていたんだけど、繁華街っぽくなっている丸亀町商店街のほうに行ったほうがあるだろうな、と、道を一本外れる。商店街に和菓子屋を発見したので、恒例みそあん柏餅リサーチ。高松にみそあんはなかった・・・。

DSC_1175そしてあったあったうどん屋さん。適当なお店に入ると、セルフのお店のようだ。システムがよくわからないんだけど、まあカウンタでもらえばいいのかな? ってかんじで並ぶ。そして噂の「かまたま」を頼んでみた。釜からあげた熱々のうどんに卵をからめて、半熟状態になったところに生醤油をたらしていただくというもの。このかまたまの発祥とされる、どうでしょう班も絶賛していた山越うどんに行きたかったんだけど、事故して断念せざるをえなかったのだ。まあそれはまた次の機会にリベンジすることにして、かまたまである。これがもうほんとにんまーいのなんのって。コシのあるうどんに半熟のとろとろ卵、いわばうどん版カルボナーラ。かなりお手軽にできそうだし、おうちでも作ってみようとおもった。写真は小なんだけど、これで280円という驚愕の安さ! いやもう讃岐うどん最高です。

DSC_1179うどんも食べたし、そろそろ帰ろうということで高松駅へ。みどりの窓口で岡山から新幹線の指定は取れるか聞いてみる。しかし大型連休最終日、やはりどれも満席。グリーン車にちらほらないこともないけど、14時台とかそれ以降とかだし、高いし、どこまで交通費が出るかもわからないので贅沢するのはやめておく。諦めて自由席で帰ることにした。

DSC_1189駅の売店で会社へのお土産などを買い込んだら、まずは岡山へ向かう快速マリンライナー。乗り始めて気づいたんだけど、これ瀬戸大橋渡るんじゃん! とちょっとテンション上がる。でも席がよくなくてあんまり撮れなかった・・・。座らなきゃよかったな。しょぼん。

岡山駅で新幹線に乗り換える。自由席、やはり座れない。まあでも新大阪くらいまで行けば座れるだろうと楽観。結局次の新神戸で座れたのでほっとする。しばらくすると、母から「今どこ?」とメールが入る。「もう東京向かってるよ。いま京都くらい」と返すと「早いね」と言うので「うん、新幹線だから」と事故したことを報告。帰ったら詳しいこと話すから、と返信しておいた。新幹線の中で、いろんなことに思いを巡らせてはすこし泣いたりした。寝るでもなく、フェリーで読もうとおもって持ってきていた本を読んだり、ぼんやり外を眺めたりしているうちに東京駅にたどりつく。新幹線は速いなぁ。

東京は、雨だった。土砂降りの雨だった。最後の最後まで雨なのか。傘もないし、あまりにも疲れていたので、普段は乗らないタクシーで家に帰る。とりあえず命だけは持ち帰った。ベッドに倒れこみ、ぼんやりする。ネコはいない。しょぼん。親に電話をする。事故したこと、身体は無事だということ、家に帰ってきたということ。親は怒るでもなく、怪我が大したことなくてよかったと、それだけ言っていた。電話の後ろで妹が「ともちゃーん ともちゃーん」とぴーぴー言っているのが聞こえた。心底、死ななくてよかったとおもった。
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そんなわけで、事故により中断を余儀なくされた四国ツーリング。事故はしたんだけど、でも四国そのものは本当に楽しかった。バイクが直ったらまたとりにいかなきゃいけないわけで、そのとき今回落とした部分をしっかり回ってこようとおもっている。実は今からとりにいくのが楽しみだったりしている。

事故後、電車と徒歩で旅行を続けた。そこでライダーたちを見るにつけ、ああああわたしもバイクだったのに。バイク乗りたい乗りたいいいいいと切なさともどかしさとなんかもういろんな感情がごちゃまぜになって押し寄せてきた。バイクに乗り始めてまだ日は浅いけど、もうわたしにとってなくてはならないものになっているのだ。事故によってバイクに乗れなくなることが何より怖い。だから、今後はもっともっと気をつけなきゃなとおもう。自分の存在を大事に思ってくれる家族や友達が悲しむようなことにならないように、そしてずっとバイクに乗っていられるように。

総走行距離:1500km くらい [Map]
写真:GRD 33/384, D80 65/973 [Flickr]

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続編・四国ホネたんお迎えツーリング

四国ツーリング #005 高松・帰京」への2件のフィードバック

  1. by musik_hibi at

    車をぶつければ、もう乗るものかと思い、
    酒で失敗すれば、もう飲むものか…
    でも結局乗るし飲む。^^;)
    バイクはそれ以上に
    人を惹きつけてやまないものがあるんでしょうね。
    いろいろと忘れられない旅になったのでは?
    しっくり入ってくるのは文章のせい?
    短編小説を読んでいるようだなあ。

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  2. by klavierchen at

    読んでてもうハラハラ。事故の大きさを思う。
    でもほんとうに、良かった。
    事故の後もいい人ばっかりで良かったし、
    なにより無事で良かったです。
    家族のためにも生きなくっちゃ。
    またそっち行った時にちゃんと無事を再確認したいです。

    返信

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