ツーリングマップルがない

こないだからどこ行ってもツーリングマップル置いてない
もう 2009年版出てるはずなのにいったいどういうことだ
ただでさえしょんぼりなのによけいに気が滅入るわ
ツーリングマップルが手に入らない苛立ちからまたしても甘いの食べてしもた
どうしてくれるんだ バカ

金魚の赤ワイン煮、イモト

2,3日前に、金魚の赤ワイン煮の夢を見た。リッパなリュウキンがまるごとゴロゴロ入ってる、イメージとしてはすっごくおいしそうなビーフシチューのビーフの部分が金魚。おいしいのよー と 微妙な知り合いのその女性ははもりもり金魚を食べていた。すごいリアルで気持ち悪かった。

今日はイモトの夢を見た。わたしテレビ見なさ過ぎてイモトのことをつい先日友人宅で知ったんだけど、てっきりきりきり男が女装してるのかと思ってました普通に女性なんですね。私はイモトと一緒に温泉に行ってイモトも当然のように女湯に来るんだけど、えーいいのかなあ、まあいいのかなあ、とおもいつつ脱衣所に入ると、その脱衣所はごっついオバサンだらけでした。みたいな夢でした。ふとイモトのコカンに目をやると男性についてるべきものがついてなくて、ええええええイモトって普通に女なのかあと思ったところで夢は終わり、朝起きてググってみたらば あ、ほんとに女だ・・・なのでした。

恵比寿映像祭に行ってきた

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東京都写真美術館で今日まで開催されていた恵比寿映像祭。国内外のアーティストが展示・上映・ライブを行い、映像の自由なあり方を問う10日間。展示だけなら入場無料ってんで、なんだかよくわからんけどおもしろそうなので行ってきた。

いろんな映像作品があって、なんだかよくわかんないながらもなんとなくぼんやり観ていた。アンディ・ウォーホルの「スクリーンテスト」は、カメラの前でなんとなく落ち着かない人、目をそらしている人、じっとカメラを見て微動だにしない人、その人の個性がよく出ていて面白い。あとオペラハウスの階段で人影だけが行き来するのもなんか目を引いた。宇川直宏のインスタレーションは和室に古いポータブルテレビが何十台も置いてあって、昭和天皇崩御の前後の放送を流してるんだけど、なんか玉音放送を聞いて地面に伏せている人々の映像を連想した。

しかし映像作品の展示って難しいね。はじめ美術館に入ってさあ観ようとしたとき、なんかどうやって観て回っていいか、ちょっと困ってしまった。始まりも終わりもない延々続くような作品もあるだろうけど、たいていは始まりと終わりがあって、そしてこのような場ではたいていは始まりでも終わりでもないところから見始めて始まりでも終わりでもないところで、あるいは終わったのかな、というところでその場を離れる。時間の流れのある映像作品で、それはちょいといただけないよなぁ、なんてことを思った。まあこのようなイベントでそれは仕方のないことではあるけどね。上映やライブも観てみればよかったかな。

おもしろいんだけど、もうひとつ楽しみきれなかった感があるかなぁ。まあこれはわたし自身の問題でもあるんだけど。でもいろんな映像作品に触れられてよかった。

ほんものの雪

雪が降った
東京の雪は水気が多くてぼってりと大きい
そんな重たい雪を牡丹の花に見立てたのはとても美しいとおもう
朝のうちは雨に霙がまじるかんじで
昼前に霙が雪に変わった
会社の人が「おお、ほんものの雪になった」と言った
「ほんものの雪」ってなんかかわいいなとおもった
霙はにせものの雪なんかな
雪は再び雨に変わる
明日は晴れるかな

そうじなど

HDD の空きがまたしてもやばくなってきたので、またしても iPhoto の掃除などしている。iPhoto 立ち上がってると常に虹渦グルグル HDD ガリガリ。ストレスたまりまくりんぐるぐる。Safari 4 を入れるのもなんとなく躊躇。でも会社のウィンドウズマシンには入れてみた。サクサク動くしとてもよいかんじだけど、あともう一歩かゆいとこに手が届かないかんじなので、デフォルトブラウザにするまではいかなんだ。

街の音

AOKI takamasa が自身のブログで自分の家から友人の家までの道のりを録音したものを公開してて、おもしろそうなのでわたしも昨日、自分の家からシアターコクーンまでの道のりを GRD で撮ってみた。やーおもしろい。街ってほんとにいろんな音であふれてる。

わたしの家付近は下町で、人通りも少ない道を歩いているのでカツカツというわたしのヒールの音が延々響くんだけど、時々車が通ったり、ワンコが吠えたり、大通りで信号待ちになるとたくさんの車の音がしたり。駅に近づくと次第に音が多くなっていって、駅や電車の中はアナウンスや発車のベルで絶えず音が鳴っている。

メモリがいっぱいになっちゃうので浜松町で一旦切って、渋谷に着くところから再び撮りはじめる。渋谷はうるさい街だ。喧噪というのがぴったり。人の波の音、どこかのスピーカーから流れてくる雑多な音楽、誰かの話し声、車の音、しゃべる信号、白バイのサイレン。109 あたりを過ぎ、文化村に近づくにつれてすこし静かになってくる。渋谷って、道一本違うだけでチャラチャラした若者の街になったり、ラブホ街になったり、アート的になったり、閑静な高級住宅街になったり、くるくる表情を変えるんだけど、そーゆうのも音に見て取れるから、おもしろいなーとおもった。

NODA・MAP「パイパー」

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NODA・MAP「パイパー」を観にシアターコクーンにやってきた。
開演 3時間前だけど、既に当日券を求める人々の列ができとります。
楽しみ。

* * *

舞台は地球人が火星に移り住みはじめてから 900年後の火星。地球からの支援が途絶え食料は乏しく、荒廃の一途をたどっている。そこに住むフォボス・ダイモス姉妹(宮沢りえ・松たか子)とその父ワタナベ(橋爪功)。ワタナベのもとへやってきた若い女マトリョーシカ(佐藤江梨子)と彼女の 8歳の息子キム(大倉孝二)を交え、「死者のおはじき」と呼ばれる記憶装置で火星の過去を掘り起こしながら舞台は進んでいく。900年前、地球人が火星に移り住み始めた時は、人間を幸福にするための存在だった「パイパー」と呼ばれる生物?機械?人間?。パイパー値なるもので人々の幸福は数値化され、その数値の変動に一喜一憂する。

人の幸福なんて数値で測れるのか?
暴力・争いがなければそれで幸せか?
何を食べていいのかいけないのか?
極限状態で人が人である境界はあるのか?
滅亡していく世界で子孫を残す意味はあるのか?
伝えたいことだけ伝えるー歴史の改竄?
いろんなことを問いかけてくる。

過去をたどりながら、ついには妹ダイモスが知らなかった姉フォボスと母の過去を見ることになる。クライマックスで母と4歳のフォボスが荒廃した火星を放浪する情景、この松たか子と宮沢りえの掛け合いは鬼気迫るものがあった。おもわず涙が滲む。劇中に何度も繰り返された「希望も絶望も絵空事」。ラストには希望が現実のものとなりながらも、滅びゆく世界の中で再び繰り返されていく運命。

相変わらずの言葉遊びが重要な意味を帯びてくるかんじはたまらん。宮沢りえは妊娠 6ヶ月っておいおい大丈夫かいな、とおもわず心配してしまうほど迫力の演技。終始圧倒的な存在感を放っていた。今までもってた印象とえらい違った。松たか子は終盤母親役に切り替わってからがよかったなあ。強さ・逞しさが伝わってきた。個人的に橋爪功がなんかいいかんじだった。基本チャランポランなおっちゃんなんだけど、ここぞというとき醸し出す空気感はさすが。パイパーを演じるコンドルズもよかった。バレエでもコールド観るにはは2階席がいいのと同様、今回も2階席でよかったのかも、とかおもった。
音楽は主にクラシックの超有名曲を使っていた。あの場面でラフマニノフのピアノ協奏曲 2番とか、まあベタな気もするけど、でもやっぱ鳥肌いくら立てても足りないかんじ。

そういえばこの舞台に出てくる 3人の女性のうち 2人が妊娠したけど、唯一妊娠しなかった宮沢りえがいま妊娠 6ヶ月だってのもまたスゴい演出だなあとかおもった(笑)。あと、パイパーの腕が裂けちゃってる人もいたんだけど、あれはあーゆうもんなのか、それとも 2ヶ月の舞台で壊れてきちゃったのか、若干気になるところ(笑)。

素晴らしい舞台だった。もっかい観たいなぁ。