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池田亮司展@MOT


いきたいいきたいとおもいつつタイミングを逃していた池田亮司展 +/− [the infinite between 0 and 1] 今日を逃すともう行けない。というわけで行ってきました東京都現代美術館。

音と数字のインスタレーション。やたらかっこいい膨大な数字とノイズが延々と続く。この人の脳みそん中はいったいどうなってるんだろう、とかおもった。なんだか異空間に放り込まれた気分。なんとなくブラックジャックの U-18 思い出した。巨大な機械というか、神経回路というか、そんなものの中にいる気分。解説みたいなものもなくてなんだかよくわからんのだけど(笑)、でもとにかくかっこいい。無限に続く数字の美しさみたいなものも感じてけっこう楽しめたかな。でもぼーっと長いこと見入ってたりするんだけど、ひとつひとつの展示がすごい大きくて数は少ないからわりとすぐに見終わってしまって、あれ、これでおわりか、って感じがしたのは否めない。もうちょっといろんなの観てみたかったな。まあでも、おもしろかった、ような気がします。

ルーヴル展など

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くらもちばあちゃん*1 が出品している公募展を観に、国立新美術館へ。

ついでなのでルーヴル美術館展ものぞいてみる(ついでなのか)。西洋美術館でもやっててとんでもない混雑模様みたいだけど、こちらは「美の宮殿の子どもたち」ってことで子供をテーマに作品を集めたもの。正直あんまり期待はしてなかったけど、ところどころ目を引くものがいくつかあったかな、というかんじ。ルーヴル展ていつもこんなかんじなんだよね、ルーヴルの名前で客集めてるってかんじで。ま、いいんだけど。子供のミイラはちょっとスゴかった。

公募展のほうは、趣味で描いてる人たちの作品がどわーって並んでるだけだけど、なんかあれはあれでおもしろいね。なんか人それぞれで。絵を描きたくなった。

*1 くらもちばあちゃんが何者なのかについては、ここでは触れないことにする。

妙心寺展

今日は朝から東京国立博物館で開催中の妙心寺展へ。仏像! 仏像! と期待してたんだけど、なんと仏像は一体もなかった。なんか今すごい仏像観たい気分だったのでかなり残念だった。

で展示はというと、妙心寺の歴史を時代の僧の肖像や書で追うもの。瑠璃天蓋や山水楼閣人物図螺鈿引戸など、ところどころぱっと目を引くものもあるんだけど、基本坊さんと書ばっかでぶっちゃけだんだん飽きてくる(笑)。まーこういうのって先行知識がないとどうにもね。

でも後半はわりとおもしろくなってきて、特に白隠の達磨像は迫力。一筆で大胆に描かれた衣の輪郭や鋭い達磨の目に圧倒される。そしてなんといってもこの展覧会のハイライトは最終章の障屏画。花卉図屏風、山水図屏風、雲龍図襖などなど、どれも見応えのある作品。狩野山雪「老梅図襖」は圧巻。遠近感が不思議なかんじで、老梅の太い幹は垂直を描くように折れ曲がり、生命力にあふれるその姿は龍を思わせる。NY メトロポリタン美術館蔵っていうのに妙に納得した。龍虎図屏風は展示替えで観られなかった。残念。この障屏画たちのためだけにでも足を運ぶ価値はあるかと。てか京都行きたい! んもう!

でそのあと本郷までぶらぶらおさんぽして、金魚坂というとこでお茶したり写真撮ったりして遊んできた。充実の休日でありました。

ピカソ展

今日はピカソ展@サントリー美術館行ってきた。

やっぱ「ピエロに扮するパウロ」はカワイイねー。ピカソは道化を自分の分身として投影していたらしいけど、自分の分身ともいえる息子に道化の格好をさせてそれを描くというのは、ものすごく深い意味での自己表現なんだろうね。

あと素描がけっこうおもしろい。ピカソってピカソですからピカソなわけだけど、素描見てるとああこの人は本当に絵がうまくてうますぎてああなっちゃったんだな、とかおもう。

ハンマースホイ展

今日はフェルメール展を観に東京都美術館へ。ところがフェルメール、人多すぎでどうしょもない。しかたなく西洋美術館に移動。ハンマースホイ展を観ることに。

ヴィルヘルム・ハンマースホイという人は知らない画家だったけど、静謐で物悲しい作風はなんとなく今の気分に合ってた。
この人は室内の絵をたくさん描いてるんだけど、それらをもとに部屋の間取りを再現した CG なんかもあった。

今日はいい天気だった。上野公園は銀杏で黄色くなってた。Tix で青い空と黄色を撮った。ゴキゲンな色が出るといいな。

MOT

昨日は卒検の後、東京都現代美術館へ。「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」と「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展」をみてきた。ブラジルのノリがオモシロかった。なんか変なマントかぶって、音楽聴いて、さあ踊れ、はいアートですよ、だものw

いろんな作品があったけど、いちばんグッときたのは金糸のインスタレーション。暗い部屋の天井から床に糸が張られてる。緻密に、繊細に。観る角度によって光の当たり方が変わって表情を変えていく。糸が交差するところは思わず息をのむ。緊張感のある美しさだった。

写真展は森山大道がブラジルを撮って、ミゲル・リオ=ブランコさんて方が東京を撮るというもの。なんだかこってりコテコテでお腹いっぱい。いろいろとお勉強になりました。

ところで今日紀ノ国屋行ったらもやしが 90円もした。許せん。

大琳派展

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チケット売場並んでたら通りすがりの人が招待券くれた。ワーイ!
どうでもいいけど上野はバイクで来るよりチャリのが早いな。。

* * *

なんだかんだで最終の週末になってしまった大琳派展。近すぎる+会期長いと余裕かましてていつもこうなっちゃう。会場内は・・・人大杉。満員電車ですかここは、ていう。もう展示とか全然見えないの。チラ見。チラリズム。体調が優れないのと腹痛と貧血と人の波で気持ち悪くなる始末。作品をじっくり見る余裕もなく、すさまじく不完全燃焼。あーほんと早いとこ行っときゃよかったよ・・・。

コロー展

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国立西洋美術館で開催中の、コロー展にやってきた。

それにしても今日は涼しいね。
肌寒いくらいだ。

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けっこうよかった。写真撮るからなんか風景画は参考になるというか。絵みてると絵描きたくなるんだよねー。写真よりももっと自分の表現したいことを自由に表現できるもんね。油もっかいやりたいなあ。アトリエとかほしーw

わたしにとって写真は絵の代替なのかもしれないな。

薬師寺展

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薬師寺展@東京国立博物館。1時間待ちて・・・みんなそんなに仏像見たいんかい。わたしは見たい。京都奈良行きたい。

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とにかく人大杉。尋常じゃない。東塔水煙、模造(芸大がつくったらしい)だけどこーゆうの間近で見られるのはおもしろいね。聖観音、日光・月光菩薩はやはり圧巻。会場装飾のデザインが凝っててクール。ホトケは寺で見るもんだよなーとかおもってたけど、別の見方ができてかなりよかった。かっこいいよー。仏像はかなりよかったけどその他はぶっちゃけつまんなかった(笑)。でも満足ー。人が少なかったらもっとよかったのになあ。しょうがないけど。