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弟と語らう

実家で弟とたくさん話をした。
弟といろんなことをしゃべるのは楽しい。
わりと深刻なこともじっくりしゃべる。
友達とはあまりしないような話も多い。
家族のことであったり、自分自身のことであったり。
いろいろと考えるところの多い正月であった。
物事がよい方向に動くといいなあ。

3時間で辞めるタイプ

兄とは思春期以来仲が悪くて、いやもう仲が悪いとかそーゆう次元を超越してるんだけど、とにかくうまくいかない。だからなるべく顔を合わせないようにしている。たまに顔を合わせても、お互いのことを話したりとか皆無。でもやっぱり家族だから、最近どうしてんだろ、とか気になるじゃん。

先日久しぶりに実家で一緒になって、兄の MacBook Air から Twitterrific のピヨピヨーって音がするから、あ、こやつ twitter やってんな、とおもって、執念でアカウント探し当ててやったんだけど(いやわりとあっさり見つかったんだが)、彼の tweet 見ているといろいろ思うところ多くて、なんだか泣けてきた。いつも家では殿様のような(悪い意味でね)兄だけど、ちゃんと自分のことわかってるし、まあいろいろ考えてはいるんだろうよね。もう30だし。

ピアノの先生は言った。「ぷちとも兄君はサラリーマンなんかになったら3時間で辞めるタイプ。3日じゃないの、3時間。」週1回のレッスンでよくもまあ彼の人間性を理解しているもんだと感心したものだけど、現在我が兄は社会不適合者(って自分で言ってた)ながらもなんとかやっているようだ。いろいろ大変みたいだけど。

音楽と旅をして生きていきたい、って、わかるぞ、わかる。すごくわかる。それを実現するのは本当に難しいということも、よくわかる。なんつーか、やっぱり似てるところがあるんだよな。だからこそおもうのだ、がんばれ、兄。 いろいろがんばれ。心底憎んでやまない妹にそんなこと言われようもんなら、あなたはまた烈火の如く憤慨するんだろうけど。

おでんケーキ

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といってもケーキの中にフルーツのかわりにこんにゃくとかちくわとかのおでんの具が練り込んであるようなものではなく(笑)、妹が作ったケーキ。今日はアップルパイとベイクドチーズケーキとバナナのパウンドケーキ。これから紅茶入れていただくのだ。うーん、太るな!

父上おめでとう。もうじいさんだなぁ。。

墓参り

朝7時墓場集合。相変わらずわたしは時間を読むのが下手で、30分近く早くついてしまう。ひとりではりきっているみたいだ。暇なのでつぶやくなど。

6:55 の時点で誰も来る気配がなかったが、その2分後に実家からの車組、さらに5分後くらいに弟の NSR 、ずっと遅れていちばん近所である兄の車が到着。家族総出で墓参り2ヶ所と祖母のいる施設を訪問するツアー(車×2 バイク×2 総勢6名)である。

墓石を掃除し、花をいけ、線香をたいてビールをお供えし、手を合わせる。父上は「家内安全・商売繁盛!」と唱えていた。母上はそれに対して「そんな自分のことばっかり」とのツッコミを入れていたが、家内安全も商売繁盛も家族を思ってのことではなかろうか。世界平和も家庭内平和からはじまるんだ、きっと。

祖母のいる老人施設に行くとおもうことはいつもかわらず。だけど祖母はもうほとんど奇声を発するくらいしかしなくなっているのだけど、時折、一瞬だけ、まともに会話をすることがあって、こうやってみんなで顔を見せに行くのはいいことだなとおもった。以前もうすこし認知症の症状が軽い頃は、よく「もう死んじまえばいいんだよ」とか言っていたのだが、いまはそんなことも忘れ、ただただ人が来てくれていることを無邪気に喜んでいる。いまのほうが、幸せそうにみえた。

ツアー後は家族で昼食をとり早々に解散、それぞれの家に帰る。これで夏休みはおしまい。あっという間だ。

そういえば実家で大量につくっている自家製梅シロップ(梅酒でなく梅シロップなのね)をわけてもらったんだけど、その材料になっている梅が、おばあちゃんちの庭の梅の木から収穫した梅だと知ってなんだかすごくうれしくなった。

おじいちゃんの扇子

既に他界している父方の祖父は、囲碁がちょっと強い人だった。だからなのかはよくわからないけど、囲碁の扇子をたくさんもっていたらしく、大量にでてきた。棋士が片手にもって次の一手を考えているときにリズムをとったり(?)、相手が考え込んでるときに余裕綽々で扇いでいたり(?)、誰かエラい人の書で「石心」とか書いてあったりする、あれだ。

今さら形見分けでもないけど、家族がそれぞれ気に入ったのを持っていってるので、わたしもひとつもらってきた。暑くて扇ぐたぐいのものではないのかもしれないけど、江戸扇子みたいな小粋なものでもないけど、まあいい。子供や孫たちが自分の扇子を持って行くなんて、おじいちゃんきっとよろこんでいるにちがいない。

ちなみにわたしがこの扇子をえらんだのは、サイン(?)のところに「本田」って書いてあるようにみえたからなんだけど(本田△でなく HONDA です)、よく考えたら本田じゃなくて「本因坊」だなこれ。
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おばあちゃんの味

昨日近所のスーパーに食材買出しにいったら、普段みかけない(てかお菓子コーナーに行かないから目に入らなかっただけかもだけど)ギンビスアスパラガス(ちゃんとしたフルサイズのやつ)が98円で山積みになっており狂喜したところだったんだが、今日も暇を持て余してインターネットの大海原をふらふらとさまよっていたら、たまたまたどりついたとあるブログにもこのギンビスアスパラガスがご登場なさっていた。そこで「小さい頃によくおばあちゃんから貰った大好きなお菓子」と紹介されていて、なんだかとてもうれしくなった。

そうなのだ、アスパラガスはおばあちゃんの味なのだ。その味は素朴ですこし塩がきいていて、こんな素晴らしいビスケットをもらえる私は、きっと特別な存在なのだと感じました。

今では、私がおばあちゃん。孫にあげるのはもちろんギンビスアスパラガス。なぜなら、彼もまた、特別な存在だからです。