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お通夜

兄上がコントラバスで、父上の好きだった水色のワルツと思い出のグリーングラスを演奏した。すごくよかった。もう少し早く知ってればわたしがピアノ伴奏したかったのに! 悔しいー。でも、わたしが撮った遺影はなかなかいいかんじでよかった。あの写真を撮った時、まさかこれが遺影になるとは思いもよらなかったけど。

今日は斎場に泊まり。父上と過ごす最後の夜だ。

法事

梅雨まっただ中とはおもえないほど爽やかに晴れた今日、祖母の四十九日の法要がおこなわれた。30年前に亡くなった祖父の隣に、寄り添うように納骨された。今年、ちょっといろんなことが起こりすぎているんだけど、おばあちゃんどうか守ってね、と祈らざるを得ない。きっと何か意味があるのだ。だから。

ところでわたしは、予定が狂うと不機嫌になる、ということに今日気づいた。予定が狂っても柔軟に対応できるように、もっと心に余裕をもちたいものである。

田んぼがいっぱい

本日、妹が入籍。

事務所のデスクには日めくりカレンダーが置いてあって、毎朝出勤して1枚めくるのが日課になっている。普段は特に気にしていない六曜や干支の書いてある欄にふと目をやると、今日6月15日は旧暦だと4月26日だということに気づいた。本人も知らなかったそうで、こんな偶然も縁だなぁとおもう。

4人のうち娘2人が立て続けに片付いちゃって、親は喜んでるというより寂しがっているのほうが強いように見受けられる。息子に嫁が来るならよかったんだろうけど、こればっかりはしゃーない。兄よ弟よ、健闘を祈るw

苗字は変わっても、遠く離れても、家族は家族だから。遠いったって新幹線とか乗るわけじゃないし、ちょいちょい帰るし。なるべくたくさんの時間を親と過ごせるようにしたい。

おでん、おめでとう。心から。結婚式すんごい楽しみ。秋が待ち遠しい。

オールドちんまり隊

ウチの母上と仲良しの今井さん(仮名)。ふたりは好きなものとか行動とか価値観とか、いろいろ似てる部分が多くてものすごくウマが合うらしく、しょっちゅう一緒に美術館や演奏会、いろんなとこに行ったりして遊んでる。ふたりともわたし並みに背が小さいので、わたしは勝手に「オールドちんまり隊」と呼んでいる。ふたりの仲良しっぷりは、見ていてたいへん微笑ましい。

昨日の演奏会ご一緒したんだけど、今井さん、イスの上に正座してた。・・・母上と同じだww 母上もよく会社のデスクで椅子の上で正座してる。コンサートホールでそれをやるのはお行儀的にどうなんだという気はするけど、なんか笑ってしまった。

昨日、母上は急用で来れなかったんだけど、わたしとおでんと今井さん夫妻という謎のメンツで決行となった。謎だけどちゃんと成立してるあたり、母上と今井さんの絆を感じるのであった。

まちかんの包丁

兄弟たちがサプライズでプレゼントしてくれたのは、町勘の包丁。いい包丁欲しかったのよ。本当にありがとう。早くこの包丁で料理したいけど、なんかもったいなくてまだ使えずにいる。新居に移ったら真新しいキッチンで筆下し、じゃなくて何て言うの?刃下し?したい。そんで切れ味が悪くなってきたら川越行ってあのステキな店主のおじさんに研いでもらうのだ。研ぐの、2ヶ月待ちとからしいけど。

それにしてもこのプレゼントは本当に嬉しかった。いやもう涙でるくらいに。3人の名前が並んだ熨斗は、大事にとっておくことにする。
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うさぎのぬいぐるみ

そして今日は告別式。棺桶に、昔妹が交通事故に遭って入院したときにかあばあちゃんが持ってきてくれたうさぎのぬいぐるみを一緒に入れる。亡くなった人が人形と一緒に病や災いをあの世に連れて行ってくれるそうだ。おばあちゃん、よろしくね。
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おばあちゃんの骨、すごい骨太だった。身体丈夫だったもんなぁ。

大船にて

おばあちゃんのお通夜。この他にもいくつかお葬式が立て続けにあって、土曜日のわたくしのプチ結婚式と葬式連発とで、我が家はここ数日、文字通り毎日が冠婚葬祭なのであった。久しぶりの親戚たちといろいろ話ができてよかったな。

ゆでたまご

かあばあちゃんは崎陽軒のシュウマイと一緒に、ゆでたまごもよく買ってきた。駅の売店とかで売っているあれだ。そのゆでたまごは塩味がして、黄身がちょっと半熟で、やけにおいしく感じられた。母上の作るゆでたまごはいつも黄身のまわりが灰色になっていて、黄身もボソボソでわたしは黄身が嫌いだったんだけど、それは単なるゆですぎだということを知ったのは大人になってからだった。うちの卵はいつも赤玉なんだけど、かあばあちゃんが買ってくるゆでたまごは殻が白くて、それもすごく新鮮に感じられた。

あと、かあばあちゃんが作ってくれた中華丼がおいしかったし、かあばあちゃんが握ってくれたお寿司もおいしかった。

・・・かあばあちゃんの思い出、食べ物のことばっかだなw

かあばあちゃん

母方の祖母が亡くなった。94歳だった。祖父が亡くなったのが30年前の5月8日だそうだ。ちょうどわたしが母上のお腹の中にできた頃だったとか。

祖母は鎌倉に住んでいたので、「鎌倉のおばあちゃん」なんだけど、兄が小さい頃「かまくらの」って言えなくて、「かあかあおばあちゃん」となり、短縮されて「かあばあちゃん」とか「かあばあ」とか呼んでいた。かあばあちゃんは昔うちに来るとき、崎陽軒のシュウマイをかならず買ってきてくれた。今日はどこかで崎陽軒のシュウマイを調達してきて食べたい。
かあばあちゃん