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石神井公園

今日は池袋へ。お友達が写真を展示している喫茶店でランチをした後は、西武線に揺られて石神井公園へ。わたしは幼少期をこのあたりで過ごしていて、まあ幼稚園くらいまでなのでほとんど記憶はないんだけど、小さな子供連れの家族なんかを見るにつけ、こんなかんじでこの公園に来たことがあるのかなー? ないのかなー? などとおもいつつ、ちんまり隊のお散歩でありました。思いのほか大きな公園で、あっとゆーまに日が暮れちゃった。
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真冬並み

R0014517今日は池袋へ。お友達が写真を展示している喫茶店でランチをし、鬼子母神へお礼参り。樹齢 600年をこえるというイチョウの木が見事だった。件の駄菓子屋でお菓子を買ったんだけど、写真撮ろうとおもってたのに買ったその瞬間反射的に口に入れてた。それから犬の散歩中のおじさんが案内してくれて、雑司が谷旧宣教師館というところへ。ちいちゃいオルガンで盛り上がる。ぶらぶらおさんぽカメラして、ケーキと紅茶をいただき、帰ってきた。今日は寒かったね。真冬並み。

帰りがけ、バイクのチェーンオイル買おうとおもって上野に出向いたんだけど、手持ちがなさすぎて、カードも使えなくて、何も買えずに帰ってきた・・・。フトコロも寒かったね・・・。ツンドラ地帯並み・・・。

都電荒川線 途中下車の旅

かつて都内に多数存在していた都電の路線のうち、唯一の存続路線である荒川線。昭和に戻されたような、ちょっとレトロな雰囲気ただようこの路面電車、そういえば乗ったことなかったような。というわけで、今日はあゆみさんとふたりで「都電荒川線 途中下車の旅」なのでした。ふたりしてチビっ子なので、ちんまり隊と呼ぶ。

F3000373午前 11:30 、ちんまり隊は都電三ノ輪橋駅にて集合。素晴らしくいい天気である。まずは焼き鳥で軽く腹ごしらえをし、ジョイフル三ノ輪なる商店街を行く。この商店街、なかなかにナイス路地の宝庫で、あっちの路地をフラフラこっちの路地をフラフラ。壁、朽果てたバイク、ニャンコ、怪しい寺・・・被写体に事欠かないジョイフルな時を過ごした。

1日乗車券(大人 400円)を購入し、三ノ輪からいよいよ都電に乗車。チンチーン! という音が軽やかに響く。ゴトゴトと揺れながらゆったり走る路面電車は、なんだかとっても心地いい。

しばらく都電に揺られ、次に降りたのは荒川遊園地前。あらかわ遊園行っちゃおうぜ、とまあこういうわけである。電車を降りててくてく歩いて行くと、あらかわ遊園というゲート、そしてその横になんとも見る者を圧倒するモニュメントが(笑)。

R0014149いやもうね、これ発見した瞬間ふたりして爆笑ですよ。そんで「どうやって撮るか!?」「このアングルよくね!?」「逆光とかもカッコイイ!!」とまあ大ハシャギ。いやぁ、なんともパンチの効いた銅像(?)でした。

R0014158さてあらかわ遊園。ここはこぢんまりとした遊園地で、入園料大人 200円也。ところが、天皇陛下御在位 20年記念ということで、入園料が無料だったのでした。わーい。天皇陛下ばんざーい! てなわけで「いいんですか?」「おじゃましまーす」とかいったいどこの家に遊びにきたんだというかんじで入園。入園料無料といい天気もあいまって、いやもうすさまじい人大杉。わたしもっとこう、閑散としたかんじを勝手に思い描いてたんだけど、親子連れで大変な賑わいだった。

F3000378頭上を行く自転車みたいなのや、かわいい汽車ポッポみたいなの、観覧車、謎の動物の乗り物、などなど、ゆるーい乗り物がいっぱい。「どれか乗ろう」とか言いながらぶらぶら。動物広場なるところではヤギやヒツジと触れ合えるコーナーもあった。日だまりでかたまってるヤギや、隅っこで並んでるヒツジ、眠るヒツジ。ネコ助以外にあんなに動物撮りまくったのも久々だな。わたしたちの他にも一眼レフやら二眼レフやら、あとあの大人の科学のおもちゃの二眼とか、カメラぶら下げた人がけっこういて、知ってる人いたりしてねー、なんて。

はい、いたんですね。うめさんえもやんが。うめさんのお友達さんたちと来ていたようで、まあなんという偶然。ひとしきりおしゃべりした後、我々ちんまり隊は都電の旅の続きへと戻って行くのであった。ああおもろいw

さてあらかわ遊園を後にした我々は、はらへが最高潮になったので近くにあったモスでお昼ごはん。久々にファーストフード食べた。たまにはいいな。そしてふたたび都電。こんどは飛鳥山で途中下車。

F3000390飛鳥山公園を行く。祭り囃子にあわせて踊る人などを見物し、公園内を歩く。きれいに整備されたいい公園だ。木のトンネルみたくなってるんだけど、ぜんぶ桜っぽい。コリャ桜の時期にまたぜひ来たいなぁ。ここも親子連れ多く、砂場やブランコ、滑り台とひととおりそろってる。そしてちんまり隊は、雲梯に目を付ける。

なつかしい!「ともちゃん、ちょっとやってみて」とのあゆみさんのリクエストにお応えして、いざ出陣。しかし・・・腕が前に出ない。うそーん。自分の体重を支えきれないのだ。1,2本進んで、もう限界。にわかに信じられなかった。その昔、小学生の頃はそりゃもう軽々と 2段飛ばしくらいでサルのように渡ったものを。なんか悔しいので雲梯練習したいんだけど、近所に雲梯ある公園ってないや。

R0014269公園から王子駅の線路のほうに降りて行く小径がまたいいかんじ。線路沿いを歩いていると、撮り鉄の少年たちを発見。小学生〜中学生くらいかな? 貨物列車を狙っているとのこと。みんななかなかにいいカメラを持っていた。

その先に、これまた雰囲気のガラリと変わる風景。古めかしい家が立ち並ぶ。スナックとか居酒屋とか看板が出ているんだけど、人の気配のない家もある。すごく不思議な場所だった。

ふたたび都電に乗る。チンチーン! こんどは鬼子母神前。電車を降りる頃はすでに日が暮れ始めていて、もう 30分もすれば真っ暗になってしまいそうなかんじ。とりあえず鬼子母神へ急ぐ。

R0014293もう薄暗いからか、参道にも人はまばら。境内はおもっていたよりも広く、中に駄菓子屋さんがある。もう店じまいだったけど、なんかとってもいい雰囲気だった。後で、店主のおばあさんはなんと 13代目だということを知る。ニャンコもいっぱいいるみたい。また来たいな。

R0014310鬼子母神にお賽銭してお参りしたら、来る途中にみつけたかわいいコーヒー屋さんに入って休憩。そしてなんとそこで昼間あらかわ遊園で遭遇したうめさんのお友達ご一行様に再会。もうビックリさ(笑)。

さらに都電は進む。終点・早稲田である。都電全線制覇だよ。チンチーン! とはいえ、もう真っ暗。ほんとはわたしが学生時代を過ごしたこのまちをご案内、と洒落込みたかったんだけど、今日は日曜で学内に侵入はできないし、となると意外となんもないし真っ暗なのよね。とりあえず改修工事の終わった大隈講堂に行き、記念撮影。しかし、暗い。だめだコリャ。

お腹もすいたので、「まほうつかいのでし」なるお店でスパゲッティをいただく。さあこれでごはん食べたらおうち帰るのみだなーとおもいつつパスタを頬張っていると、この旅の展開を変える一言をあゆみさんが言い放ったのである。

「ともちゃんがブログで言ってた、鬼っ子、おいしそうだね」

そこで思い出す。そうだ、小藤屋は今、祭開催中だ。まてよ、たしか店舗、王子にもあったはず。ぬあああ!! さっき行ったじゃん王子!!←飛鳥山の目と鼻の先。え、今何時? 19時? 小藤屋何時まで? 20時? 間に合う? 間に合うんじゃね?

というわけで、王子駅。いやー、都電1日乗車券、万歳! 天皇陛下万歳! そしてあゆみさんは宣う。「鬼子母神・・・だね」ああ。この旅は、神がかっていたのだ。鬼子母神。そう鬼っ子の神様が、あのとき、お参りしたときに、鬼っ子を買いに行きなさい、王子にあるでしょ、とそっと耳元で囁いて下さったのだ。きっと。

R0014320王子駅からすぐのところに、小藤屋王子店はあった。祭は開催されていた。ていうか、すさまじい祭っぷりだった。我々ちんまり隊は、鬼っ子の個別包装タイプ(通常価格 500円のところセールで 380円。天皇陛下万歳。)を買い、ほくほく顔でふたたび都電へと乗り込むのであった。

あゆみさんが途中下車、そしてわたしも 20時過ぎ、終点三ノ輪橋で下車。昼間賑わっていたジョイフル三ノ輪は、もう眠っていた。そしてわたしは歩き出す。こうしてちんまり隊の「都電荒川線 途中下車の旅」は終点を迎えたのだった。

F3000368以前お友達の従妹さん(つまり赤の他人)が都電荒川線のことを書いていて、おもしろそうだなーと思いつつなかなか機会がなかったんだけど、今回突然実現したこの「都電荒川線 途中下車の旅」。いろんなサプライズや神がかり的できごともあり、もう大充実の1日でありました。まだまだ行ってみたいところはあるし、今回豪快にすっ飛ばしたところにもよさげなところがきっとあるに違いない。都電荒川線サイコロの旅とかどお? 出たサイコロの目の数分進んで途中下車して散歩すんの(笑)。ま、とにかくまた第2弾、第3弾と行ってみたいなとおもいました。

紀伊半島ツーリング #003 – 白浜

9/21(月)熊野 – 白浜 185.2km [Map]

6時起床、7時出発。今日もいい天気。目指すは白浜。

ホテルを出て R42 を走り出すと、すぐに七里御浜が目に入る。朝ごはんも食べたいし、道の駅にバイクを止める。しかし、お店はまだ開いていなかった・・・。

R0011982コーヒーだけ飲んで、浜辺のほうにいってみる。朝から砂浜でお弁当を広げている人、ワンコと走り回る人。そしてどこまでもつづく海岸線。朝の光をあびて、とてもきれい。

ツーリングマップル関西の巻頭に、いちまいの心惹かれる写真があった。燈明崎というところへいく途中の道、原生林の中を走る。こーゆうの好きなのよね。てことで寄ってみることにする。

R0011989おおお、まさにあの写真の場所! 燈明崎そのものはマイナーな岬なのかな? 人もおらず、でもいいかんじだった。景色もよろしい。古式捕鯨の見張り台とかがあった。ついでなので梶取崎にも寄ってみる。きれいな広場になっていて、南国ちっくだった。

R0012025お次は本州最南端・潮岬を目指す。なんか岬大好きっ子みたいだけど、旅人は端っこを目指すのでね。駐車場にはバイクも多い。灯台にも上ってみる。よく晴れていて、太平洋はどこまでもつづくかのようだ。

灯台の上から見下ろすと、崖のほうに人がいる。え、行けるの? 行きたい。でも遊歩道とかの案内がぜんぜんない。なんでなんで。行きたいのに。しかたなくまわりをウロウロ。灯台の裏に神社があるので行ってみる。更に奥に石段があって、そちらのほうも見てみる。ここまで来る観光客は少ないようで、灯台のすぐ裏なのにえらい閑散としている。だがそれがいい。

ふと、神社の裏につづく道のようなものを発見。おやおや? とおもい、行ってみる。たしかに道になっている。人が通った形跡もある。だけど看板などは出ていない。きっと秘密の小径なんだ。すごい嬉しくなって、わくわくしながらその道を進む。

R0012033そこはべつに秘密の道でもなんでもなく、釣り人のための道だった。さっき灯台の上から見た崖のところにいる人たちは、釣り人だったのだ。だんだん道が険しくなり、「木を抜かないでください。道が崩れます」の表示。うおおお。ところどころ、崩壊しているところがあったりしてビビる。でも、崖のほうに出たい一心で進む。そして視界が開ける。階段のような、断崖絶壁のような、とにかく岩にロープがくくりつけられていて、そこからおりるようだ。もう気分は 3000メートル級の登山。

R0012032そこの景色は素晴らしかった。崖のむこうのほうに、釣り人がいた。さすがに山歩きもしない素人が何の装備もなくあそこまで行って、落っこちて死んだらシャレんならんので、ロープにしがみつきながら写真を撮った。こんなすごいところがあって、観光客は誰もいなくて、地元の釣り人がいて、わたしはその景色を独り占めしてる。なんかもうものすごい満足感だった。

潮岬を必要以上に堪能し、R42 に戻る。途中、串本大橋という橋があって、なんかかっこいいので渡ってみた。そのまま走り続ければまた岬に着くんだろうけど、今日岬行きすぎだし、もういいや、と途中で引き返す。白浜でお友達が待ってるもの。

この連休、ちょうど白浜に旅行にきている友達がいて、日程もばっちり合うし、じゃあじゃあ一緒に1泊しようよ! という運びとなり実現されたこの企画(笑)。彼女とは宿で待ち合わせてたんだけど、微妙に迷ったりしつつ、なんとか到着。宿の玄関を入ると、見慣れた顔がちょこんと座ってる。そしてお互い爆笑。旅先でいつもの友達に会うとか、ホントおもろいわー。

腹ごしらえもしたところで、白浜を歩く。しかし意外と何もない(笑)。とりあえず白浜といえば「円月島」という岩らしいので行ってみる。うん、でも、どうしよう、やっぱりヒマだw 時間をもてあまし、波を撮りまくる二人。だんだんハマってきて、あの岩のところにバッシャーン!ってなるといい、だの、波の動きが読めるようになってきた、だの、音で次の波の規模がわかるんだ、だの、とにかく波を極めていた。波。波のほかには、岩。あの岩をいかにきもちわるく撮るか対決開催。あと砂浜と、テトラポットと、人々と。こんなゆるゆるな時間を一緒に過ごせる人はなかなかいないとおもう、ありがたいね。なんだかんだでぶらぶらしているうちに、日没。残念ながら夕日は拝めず。でも、一瞬だけ、太陽のおしりがみえた。真っ赤に染まったところも見てみたかったなぁ。

白浜
日没後、とりあえず温泉だね。てことで宿近くの白良湯という外湯に行ってみる。いやぁ温泉はいいねぇ。窓を開けると、そこは白良浜。白浜の夜景もきれい。浜辺では花火をしている人がいる。花火! やりたいね花火! てことで温泉出て意気揚々と線香花火一束とライターを買い、浜辺へ。夏の終わりの線香花火。風があったのでどうしてもボトボト落ちてしまうんだけど、最後の1本は手が焦げるほどに花火の柄の部分をどんどん侵食し、通常の3倍速・・じゃなくて3倍くらい輝いた。ような気がする。

花火の後は、ごはんごはん。おばさんがひとりで切り盛りしているお店だったんだけど、この店主のおばさんがなかなかおもしろキャラだった。んで宿に戻るとすぐに眠くなっちゃって眠る態勢に入ったんだけど、暑さと乾燥で眠れないもんで窓を開け、涼しくなったと思ったら今度は蚊が入ってしまい、深夜に蚊と格闘。しかしスプレーなどもなく為す術なし。が、部屋の片隅にベープマット発見!! このときのふたりの喜びようといったら。これでようやく安眠することができたのだった。

なんとも楽しい白浜の夜でありました。あゆみさんありがとう。

紀伊半島ツーリング #001 – 伊勢
紀伊半島ツーリング #002 – 熊野
紀伊半島ツーリング #004 – 高野山・大阪
紀伊半島ツーリング #005 – 帰京

暗室はじめました


秋風が肌に心地よい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さてわたくしぷちとも、このたび念願でありましたところの暗室をはじめさせていただきました。自宅の狭いユニットバス、窓がないので遮光は簡単、浴槽に板を渡して薬品のバット並べて・・・ではなく。

昨年末と今年6月に、PGR の愉快な仲間たちと写真展をやらせていただいたギャラリー ART SPACE MOTOR は、2階がラボになっていて、暗室レンタルすることができるようになっています。暗室作業をやったことのない初心者でもできるようにサポートコースも用意されていて、今回お友達と一緒に初めての暗室としゃれこんだとまあこういうわけであります。フィルム現像コースとプリントコースがあるんだけど、今回はプリントをやってみた。

いやーーー、暗室、やばいですねこれ。もう楽しくて楽しくて。はじめのうちは手順覚えられるかしらってかんじだったんだけど、やってるうちにもう楽しくなっちゃって。あの、露光して、んで液に浸すとだんだん画像がうかんでくるかんじ。感動もんですわ。フィルタでコントラストを調整してみたり、露光時間で濃度を調整してみたり、白く飛んでるところは焼き込んでみたり、まだまださわりだけだけど、自分の表現したいようにかなり調整できるんだなーと実感。デジタルでは Photoshop とかでやる作業をここでやってるんだねぇ。

いちばん難しいのが、フィルムをセットするところだった・・・(笑)。どうにもうまくできんくて。あと間違って露光しちゃったままにして感光して真っ黒になっちゃったりね。失敗も多かったけど、ほんと楽しかったなぁ。3時間ってなってたけど、4時間たっぷり夢中で作業してしまった。おじさんもとってもいい人でね。いいの撮れたらまたぜったいやりにいきたい。

そういえば、ラボに来ている他のお客さんが「こんど写真集だすんですー」とか「どこそこで写真展やってー」とか、なんかそんな人たちばっかですごかった(笑)。