年別アーカイブ: 2010年

データでください

せっかくわたしが細部にわたって徹底的にこだわり美しく描いた図面を、他人の手で汚く改変されるのが非常に不愉快である。愛娘をどこのウマのホネともわからん下衆野郎に強姦されるに等しい。だからデータで渡したくない。

でもそういうわけにもいかない。しかたない。

バッハと向き合う

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年録音)こないだの恵比寿映像祭での作品に触発されたのか、ここんとこグールドのゴルトベルク変奏曲をよく聴いている。この曲を聴くと兄上を思い出すのはわかるんだけど(昔よく弾いてた)、なぜかピアノの先生のことも思い出す。特にひとつひとつの曲が終わるところで。ピンポイントで。ああなんか伊藤先生っぽいなぁって。なんでだろ。でもなんかそれがなつかしくてうれしい。

まあ、それで、やっぱり弾きたくなるわけで、楽譜を買った。最近あったかくなったから、ピアノ弾いてても手かじかまなくなったし(笑)。昔はあんなに避けたがっていたのに、バッハを避けてショパンとかの華やかな曲ばかり弾きたがったのに、この歳になってバッハがほんとうにしみるよ。はぁ。

バッハと向き合うのは、音楽の芯のところに真摯に向き合うようで、背筋がのびる思いがする。それがすごく心地いい。

クラフト、金魚、農業少女

まだ咳は出るものの、体調は97%くらいまで回復。病み上がりだからと約束の時間を遅めに設定してもらったのに、ずいぶん暖かいし天気もいいので出かけることにした。招待券をいただいていたので、丸ビルでおこなわれている日本クラフト展へ足を運ぶ。知った名前を発見する。いいデザインのものはいいなぁ。

池袋に移動、楽しいちんまり隊のお時間である。ジュンク堂で遊ぶなどし、夕日がきれいだというので西武百貨店の屋上へ行ってみる。が、なんか想像とちがう。壁に囲まれている。でも夕日は見えなかったが、金魚と戯れた。ずいぶん撮った。そして腹ごしらえを。「いくぶんおかゆに近い」という理由で魚介とトマトのリゾットを食す。おいしいけど、胃はまだ本調子ではないんだなぁとおもう。

そして本日のメインイベントは芸劇にて「農業少女」。悪くはないし楽しいんだけど、咳こんだりするのでそっちがどうにも気になってしまい集中できず。うーんよくわからなかった。難しく考えなくていいらしいけど。でも久しぶりに芝居が観られてよかったな。もっといろいろ観てみたい。多部未華子はむっちりしたかんじがいいかんじのお嬢さんですね。江本純子がおもしろかった。

終演後に寄った喫茶店が、店名が「巴里」なのに店内はなんだか怪しげなエスニックなんだかなんなんだかわからんけどとにかくギンギラギンなかんじでウケた。

仮面ライダー BLACK

そろそろ仮面ライダーについて書かねばなるまい。ここでいう仮面ライダーは、仮面ライダー BLACK である。なぜなら、わたしが幼少期にリアルタイムで見ていたのは仮面ライダー BLACK だからだ。

まずはオープニングテーマ。この曲は昔から大好きである。死ぬほどかっこイイ。なぜか iTunes のライブラリにもきちんと入っている。疾走感のあるイントロから始まり、「時を超えろ 空を駆けろ この星のため」である。シビれる。倉田てつをの歌唱力には度肝を抜かれるが、それはそれで味わい深い。過去にこれの ANIMETAL バージョンまで iTS で買ってしまったという実績もある。仮面ライダーがバイクに跨がり颯爽と駆け抜ける姿はあまりにも、あまりにもかっこいい。これはちょいとばかしズルいんではないか。バッタの風貌で。バッタ状のバイクで。この星のために、時を超えて空を駆けるのだ。ああ。ヒーローとはこういうものではないか。素晴らしい。

ところで、仮面ライダーはスズキ乗りだということを知った。たしかにあのバッタ状のバイクは、変態の名に相応しい。最近ではホンダが多いらしい。ふむ。

そしてエンディング、「Long long ago, 20th Century」。この歌は、仮面ライダーのいる未来の視点で、「緑なす大地 四季折々の花・・・」と、過ぎ去った20世紀を懐古するというものだ。実に切ない。哀愁漂うメロディがしみる歌なのだが、なぜか間奏(エンディングには使われていないが)だけが唐突にやたらとコミカルで、そのギャップが面白おかしく、幼いわたしは兄弟と共にゲラゲラ笑いながらそのおどけたリズムに合わせて踊っていた記憶がある。いま YouTube でその映像を見ると、前半は仮面ライダーがバイクに乗って走っているだけ、後半はバイクをおりてこちらに向かって歩いているだけ、どちらもアングル固定。というえらい手抜き感あふれる素敵な映像となっている。古くさいフォントも素敵だ。

それから、倉田てつを変身集なる動画で倉田てつをのイケメンっぷりに腹を抱えて笑う。サラサラヘアーがまぶしすぎる。まるで初恋のサッカー少年のようではないか。そしてまだあどけなさすら残している少年のような顔つきと、ドスのきいた(ふうにみせかけようとしてるけどきいてない)わざとらしい低い声がどうにも結びつかず、妙にちぐはぐな印象を与えて滑稽である。いや、失礼、かっこいい。こうたろうさん!こうたろう△!!「へん・しんっ!」。声に出して読みたい日本語である。倉田てつをがイケメンすぎるので、今どんなオッサンになっているのだろうかとググってみたところ、これまたクソカッコイイオッサンに成長しており、期待を裏切らないイケメンっぷりにただただ脱帽した次第である。

・・・えーっと、仮面ライダーを我がヒーローと崇める皆様、えらいすんませんw いやでも、わたしがバイクに乗りたいとおもったのは、函館の YH で同室になったライダーのオネーちゃんがめちゃんこかっこよかったからだったとおもうんだけど、もしかしたら幼少期の仮面ライダーが脳みその片隅に刷り込まれていたのもひとつの要因だったのかもしれないなぁ。なんておもったりおもわなかったり。

そういえば仮面ライダーは1人で戦うわけだから、いわゆる「戦隊」モノではないんだよなぁ。そうなんだよなぁ。なんて、どうでもいいことだけど・・・ね。

母の手

風邪をひくと思い出すのは、母上の気配と手の温かさ。布団にくるまってげほげほと息苦しいんだけど、あれがあるだけですいぶん安心感があった。

今日は会社休んでひたすら寝て、とりあえず熱が下がったのでよかった。体調が悪いと気分まで鬱々としてくるからいけない。週末までには回復したい。

セキュリティシール

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最近おもうんだが、輸入盤の CD のセキュリティシール(と言うらしい)が以前に比べて格段にはがしやすくなった。このはがし方を知ったときはそりゃもう目からウロコ、以来セキュリティシール(と言うらしい)のついた CD は必ずこのはがし方ではがしているが、それでもシールそのものの粘着力が異常なまでに強くて、ノリみたいのが残っちゃうことも多かった。だけど最近のは簡単にスルーっとはがれてくれる。失敗することは皆無。非常に気持ちイイ。

いい例

昨日のエントリを要約すると、「テニスもしないで漫画を読んで髪を切りに行った」ってだけの話ですどうもこんばんは。

Google calendar に数日にわたる予定を書き込もうとおもったら、「例:北海道へツーリング」と出てくることに気づいてちょっと心が弾んだ。一瞬、これはわたしの過去の予定から判断してこんな気の利いた例を提示してくれてるのかしらんとかおもったけど、さすがにそれはないか。きっと Google calendar を日本語化した人はバイク乗りなんだろうなぁ、などと思いを馳せる。
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帰ったら、セネガル国歌を歌ってやる。

つぶれてたらどうする? なんて言って笑っていたのに、早稲田にあるその古びた屋内テニスコートは思いの外繁盛しているようだった。ごくたまに打ちたくなるとふらりと行ったりするのだが、今日は雨がふっていることで屋内施設はかえって人が集中してしまい、順番待ちの人であふれている。読みかけの文庫本を持ってこなかったことをひどく後悔した。仕方なくその待合室に置いてあった「寄生獣」を手に取るとこれがまたえらいおもしろく、結局ふたりしてそれを読みふけって終わってしまい、ラケットも着替えもタオルも、ただ荷物になるだけで何の意味もなさなかった。

友人は飲み会があるからと笹塚へ向かい、わたしは早稲田から江古田へ向かって新目白通りを歩く。昔よく自転車で通った道だ。大した距離ではないが、こんな冷たい雨が何の遠慮もなくざあざあと降っているといささか挫けそうになる。妹からのお下がり(というか、「お上がり」か?)のジーンズは少しサイズが大きく、今日はヒールも低いので、裾を盛大に引きずっている。雨が染みてじっとりと重たい。

美容院の予約を入れた時刻にはまだだいぶ早い時間に江古田にたどり着く。時間を潰すためにブックオフで適当に100円の文庫本を2冊買い、ミスタードーナツで延々コーヒーをおかわりしながら読む。1冊はタイトル負けというか、大して面白くもなく読み終わり、2冊目は鴻上尚史のエッセイで、こちらはまあまあ。まあまあというのは、この人のエッセイは他にもっと面白いのがあったとおもうから、ということで。

2冊目を1/3ほど読んだところでいい時間になったので、美容院へ。今日はどうしても髪を切りたかった。バッサリ切って気分転換したい衝動にも駆られたが、せっかく伸ばした長い髪を切る勇気が出ず、かといってゆるふわパーマ(笑)をかける経済力もなく、結局毛先を揃える程度に留まった。それでも傷んだ毛先を切り揃えるのは、自分の中に混沌と渦巻く薄汚いものだとかモヤモヤしたものだとかを落としていくようで、とても気分がすっきりする。前髪を作ろうかともおもったが、そうするとこまめに美容院に通わなくてはならないのでやめておいた。美容師さんも、そのへんをよく察していてくれている。さすが長年付き合った松本さん(仮名)である。

大江戸線で帰ってこようかともおもったが、池袋に出てごはんを食べてから帰宅することにした。西武線はかつての黄色の面影を消し、車両も駅のサインなども、すべて青基調にシフトしていた。そういえば西武百貨店などは青だもんなぁ、などと考えてひとり合点するなどした。