めす豚ものがたり

めす豚ものがたりたしか堀江敏幸の書評集に載っていて、すげータイトルだなオイとかおもって買って積んでおいたものとおもわれる、マリー・ダリュセック「めす豚ものがたり」。若くてセクシーで魅力的な女性がメス豚に変身してしまう、という話。変身といえばカフカのそれがまず浮かぶわけで、あちらは朝起きたら虫になってたんだけど、こちらはだんだん豚へと変貌を遂げていくその過程と、人間と豚との行き来が描かれている。

なんていうか、だんだんブタになっていくとか、自分に重ねちゃってね・・・。あ、お前は若くてセクシーで魅力的な女性じゃねーだろってツッコミはいりませんよ。ええいりませんとも。わかってますから。ええ。でその描写がやけにリアルに感じられて、グロテスクなんだけどなんか他人事とおもえなくてガクブル。なんとも妙な体験であった。だんだんブタに・・・ああ。。。

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