福井ツーリング #003 豊岡 – 餘部 – 投入堂 – 鳥取

5/3(月)豊岡 – 餘部 – 投入堂 – 鳥取 192.4km [Map]

R0023095福井というのはイメージよりもだいぶ東京から離れているもので、横断してしまえばもう山陰はすぐそこ。てことで鳥取まで旅程にいれてしまったわたくし、もはや「福井ツーリング」の域を超えているが、ともかく鳥取へ向かう。走る道はといえば、舞鶴から鳥取に至る国道178号。178 という数字は一部の人間にとってたいへん意味のある数字である。高校生の頃、教科書の 178 ページごとに印をつけていたとかいないとか。そんな R178 を走れる日が来るなんて・・・涙で前が見えない。酷道でもないのに、ついついおにぎり(国道の三角マーク)をカメラに収めてしまう。「も、もう 178 撮らないんだからねッ!」とか言いながら。

そんな R178 をニヤニヤしながら走っていると、それは突然姿を現した。

R00230604年前の夏、西への旅で電車を乗り間違えて [→] たまたま降り立った餘部駅。そこにはちょうど架替工事の始まる前の余部鉄橋があった。今でも鮮烈に覚えている、青い空と青い海に、赤い鉄橋が実に美しかった。あの鉄橋を、こんどは下から見られる日が来るとは。4年前に電車を間違えていて本当に良かったとおもうし(でなければここまで感動しなかっただろう)、バイクに乗り始めて本当によかったとおもった。もう、なんだか涙すら出てきそうだった。こういうことで感動できるって素晴らしいなあとおもう。余部鉄橋、現在新橋梁はほぼ完成しており、8月に開通予定だそうだ。

餘部を後にしてさらに西へ進む。そしていよいよ鳥取県に入る。

さて今回の目的地は福井としたんだけど、このツーリングの1番の楽しみと言ったらここ鳥取だったりする。というか、これのために鳥取まで足を伸ばしたと言っていいだろう。三徳山三仏寺投入堂。平安時代後期に三徳山の断崖絶壁の窪みの中に建てられたというお堂。国宝に指定されており、世界遺産登録への動きもあるとか。これはもう、死ぬまでにかならずやこの目で見ておきたいとおもっていた。

奥院である投入堂へ至る登山道は 700m 程度なのだが、とにかく険しい。まず受付で服装チェックを受け、わたしは今回コンバースで行ったのだが、これは不可。わらじに履き替える。さらに、1人での入山はできないと受付で説明されると、その話を聞いていた後ろに並んでいた広島の3人組が「一緒に行こう」と仰ってくれたので同行させてもらうことに。感謝。

R0023120わらじは、最初「げっ」とかおもったんだけど、これが思いの外よろしい。山の風が心地よく、土を足の裏から感じられる感覚がすごくいい。痛そう、とおもったけどそうでもなく、たしかに岩肌などでも滑りにくい。1個 500円也。これを作る内職とかで近隣の経済成り立ってんのかなーとかおもった。

R0023133木の根っ子を摑み、岩肌にしがみつき、鎖をよじ登り、上を目指す。遠くの方で鳴っていた鐘の音が、少しずつ近づいてくる。このサバイバル感がけっこう楽しい。連休のど真ん中ということもあってすごい人、狭い山道は渋滞してなかなか前に進まない。だけど広島の3人組と話をしながらだったし、渋滞のおかげで休み休み進んだので、そこまでしんどくなかった。まあそれにしたって進まないから時間かかってしょうがなかったけど。

R0023191途中のお堂には上がることができるようになっている。投入堂ほどではないにせよ、これらもかなりの絶壁に作られている。わたしは高いところは好きだし大丈夫なはずだけど、さすがに足が竦んだ。高所恐怖症の人にはおすすめできない。断じてできない。そんなところでお弁当食べないでください。食べ物持ち込み禁止ですよ。

DSC_63401時間ほどのハードな登山の末、ついに姿を見せた投入堂。もう何言ってもしょうがないとおもうので、何も言わないことにする。とにかくこの目でそれを見た。それで満足だ。

そしてもと来た道を戻る。やはり下りのほうが怖いんだけど、渋滞がないため(渋滞は往路の鎖場のところが1人ずつしか通れないために起こっていた)行きよりは早く下ることができた。とはいえなんだかんだで通常往復90分ほどのところ3時間近くかかってしまったが、とても楽しかった。行ってよかった。そして仲間に入れてくれた広島の3人組のみなさん、ありがとうございました。

お昼時を過ぎてしまったので、三仏寺周辺でごはんを食べる。皆成院というお寺でいろいろ食べられるようになっていたので、お蕎麦をいただく。安くて美味しかった。でも蕎麦湯は欲しかった。

さてもうこれで今日のメイン会場は終わった。あとはもう適当でいいや。ということで、適当に寄り道しながら適当に走って鳥取市内に戻る。

R0023345東郷池を周遊する道路はなかなかに気持ちがよかった。R9 沿い、展望台から伸びている遊歩道を歩いて崖に出てみたり。因幡の白兎の伝説の地でもあるようなので、白兎神社。参道にはうさぎの像があしらわれていてかわいい。白兎海岸にも出てみる(←写真)。砂だらけになる。鳥取砂丘も行こうかなとおもったんだけど、「砂丘周辺駐車場満車渋滞」と電光掲示板に出ているので、やめた。

ちょうど日の暮れる頃にホテルに到着。バイクを降りて市内をうろつき、そろそろ洋モノが食べたくなったのでイタリアンのお店に入る。鳥取産ズワイガニのパスタをいただく。ほらいちおう鳥取産だし。ウマカッタ。

福井ツーリング #000 予告編
福井ツーリング #001 東京 – 湯沢 – 福井
福井ツーリング #002 福井 – 敦賀 – 小浜 – 天橋立 – 豊岡
福井ツーリング #004 鳥取 – 津山 – 岡山 – 徳島
福井ツーリング #005 徳島 – 東京

Add Comment

メールアドレスが公開されることはありません。