デキるジジイ

先日すこし触れた、デキるジジイについてである。

わたしは先端車両の短いイスが好きで必ずそこを狙っているのだが、いつもわたしの前に並んでいるオッサンも同じイスを狙っている。このオッサン、ポジションの取り方が絶妙。人の動きをものすごくよく見ていて、わたしを含む他の人がいいポジションを取れない、かつ自分の座れる席の選択肢を増やすような位置につけ、席を立って降りる人の出口への導線をうまく確保し、するりと空いた席に座る。いやもう敵ながら見事。わたしは彼を、「デキるジジイ」と名付けた。

デキるジジイはどうやら3本くらい前から並んでいるらしく、彼より前に並ぶことはまず不可能。彼より前に並ぼうとおもったら2本くらい前の電車に乗れちゃうし、わたしは座るために乗れる電車を見送ることはバカバカしいのでしない。

というわけで、いつもデキるジジイにはやられっぱなしである。デキるジジイさえいなければ、ということはもう何度となくあった。ああ、忌々しいデキるジジイ。この3月で辞令が出て、どっか行ってくんないかな~とか密かにおもっていた。

そしたら、ほんとに最近みかけなくなった。いやー、まじで異動になったのか、はたまた定年か、転職か、ただ単に時間とか車両変えただけなのかはわからねど、とにかくいない。デキるジジイがいない! おかげでここ2週間ほど、銀様が来たとき以外はほぼ負け知らずである。ばんざい!

とは言え、いつもいる人がいなくなると、ちょっと寂しいものである。時には憎いこともあったけど、デキるジジイ、元気にしてるかな。新しい電車でも、見事なまでの席取りパフォーマンスを見せているだろうか。ちなみにわたくしはといえば、今日も銀様であったため日本橋コース。ああ、憎き銀様。どっか行け。

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