踏切を渡っていたら、よたよたと歩くじいさんとすれ違った。あまりにも危なっかしい足取りなので、このじいさん大丈夫か?と思って踏切渡り切った後で振り返って様子を見ていた。すると、警報音と共に遮断桿が降りてくる。ああああ、やばい。じいさん見ると、まだ踏切の真ん中を過ぎたあたり。あの足取りじゃ到底間に合わない。やばい、行かなきゃ、と足を一歩踏み出したところで、私の後ろから若いにいちゃんがサッと駆け寄ってじいさんが持ってた買い物カートごと抱き上げて踏切の外に出し、自分は反対側に走って戻ってきた。ああ、よかった。にいちゃんの咄嗟の行動に拍手。私じゃじいさん抱き上げられなかっただろうな。こういう時は緊急停止ボタンが正解なんだろうけど、咄嗟だととにかくじいさん外に!って考えちゃったな。とにかく無事でよかった。