かけがえのない人間

かけがえのない人間この手の自己啓発本(ていうのかわからないけどそのような印象を受けた)は、わたしは好んで読まない。というか、まったく読まない。自己啓発本を見ると、「うわぁ」とおもってしまうタイプの人間である(自己啓発本が好きな方ごめんなさい。悪意はないです)。なんだけど、正月に弟と語り合った時にこの「かけがえのない人間」を激しく薦められたので借りてみた。ちなみに弟は、自己啓発本大好き人間である。大学で著者上田紀行氏の授業を受けて感化されているらしい・・・w

読み始めていきなり愛だのかけがえのない存在だのと連発されると、ちょっと引いてしまう。でもまあ読み進めていくと、結局は自ら動かなければいけない、ということ。自信がないから動けない、じゃだめなのだ。動くことで自信がついてくるのだ。最近いろいろと家族のこととかそれにつながって自分自身のことを考えることが多かったので、なんだかやけに納得してしまった。

本書の論旨からはすこしずれるけど、「お勉強」と「学問」は違う。これ大事なんだよな。「テストが上手い」子供だった著者が、大学に入ってほんとうにその学問が好きで学んでいる人たちを目の当たりにして愕然とするわけである。もし将来自分に子供ができたとき、これをうまく伝えられるだろうか、とおもったりした。

愛して問うものが学問なのですかけがえのない人間

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