昭和初期に建てられたというクラシカルなビルの3階。エントランスを入り、古くからの佇まいを感じさせる階段をのぼる。美術関連の洋書があつめられた古書店、そのギャラリースペースで、彼の初の個展は催されている。
雨は、わたしも好きな被写体のひとつだ。雨の日の泣いているみたいな空気が好きなのだ。だけど彼の撮る夜の雨は、ビニール傘越しの街の光が反射してキラキラと美しい。パッと見てクールでかっこいい画面、だけど無数の雨粒の中に映り込んだちいさな反転された世界は、なんだかポップでかわいい。一貫したテーマがあって、だけどいろんな表情がみてとれる、素敵な展示だった。
帰路、雨がぱらぱらと落ちてきた。なんだか楽しい気分になった。
雨が夜の街の光を乱反射しながら路上に降りそそぎ、日常のあらゆるものを洗い流すさまが、とても美しいと思う。
ビニール傘越し・・・
もっと柔らかい発想ができるように頭を解したいものです。。
まぁそれが出来たとしてもこんな印象的に仕上げるには壁が多いけれど。
先日は個展を見に来てくれてありがとうございましたー!
あっという間に終わっちゃったけど、
ともちゃんはじめいろんな人が見に来てくれてうれしかったです。
またやりたいなー。