光琳アート

光琳アート
紅白梅図屏風と燕子花図屏風が同時に展示とか、盆と正月がいっぺんに来たような贅沢なわけで、こんな機会そうそうない。こりゃ行かねばなるまい。熱海はすこし遠いけど、ドライブにはちょうどいいんじゃない。てことで、MOA 美術館で開催中の燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術展に行ってきた。

展示室入って、いきなり来ました2大国宝。これらが向かい合わせで展示してあるとかどんだけ贅沢。どちらも過去にも見てるけど、何度見てもやっぱりすごい。江戸時代に描かれたとはおもえないデザインなんだよなぁ。紅白梅図は寄って、燕子花図は引いて見てる人が多かった。

今回の展示は光琳の傑作たちだけでなくその影響を受けている現代美術もたくさんあって、こちらもとてもよかった。特に杉本博司の月下紅白梅図。展示室は照明をかなり落としてあって、本当に月の光でぼんやり浮かんでるみたい。白と黒の階調表現が素晴らしくて、ただモノクロームになったってだけじゃない不思議な存在感があった。すごいなぁ。個人蔵になってたけど、これ持ってる人いいなぁw あと面白かったのが会田誠の群娘図 ’97 。都会の女子高生と修学旅行で東京に来ている女子高生の対比。光琳の箔押しみたいなキティちゃんとケロッピ。1997 年の作品だから、微妙な古さと自分の高校時代ど真ん中であることもあってなんか見入ってしまった。あとスゴかったのが高田安規子・政子という姉妹のユニット?による切手を切り抜いたアート。すんごい精緻な切り抜き。ちょっと他の作品も見てみたくなった。

燕子花と紅白梅だけでもすごいんだけど、全体的に楽しめて大満足であった。いいお天気で美術館からの眺めもとてもきれいだった。平日の午前中だってのにすごい人で、これが週末だったらとおもうとゾッとするわ。道の混雑もあるからと有休とって車出してくれた配偶者の人、そして観覧中おとなしくしててくれた太郎にも感謝。

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