瀧波ユカリ「臨死!! 江古田ちゃん」。友人とも後輩とも同僚とも役員ともつかない男が「主人公の女がくにちゃんっぽくてマジおもしろいから読んでみ」というので買ってきた。しかしなんだね、あの男はわたしをいったい何だとおもってるんだろうね。うん、まさにわたしじゃないのこれ。
ただ残念なのが、わたしは江古田ちゃんのように美人でもなく、江古田ちゃんのように男にモテず(江古田ちゃんもモテるというよりは、セックスアピールがあってわりと誰彼かまわず寝るというだけなんだろうけど)、江古田ちゃんのように髪が多くないあたり、救いようがないのですが。あと、わたしは全裸じゃなくて錦糸町スタイルです。ヌードモデルのバイトもフィリピンパブのバイトもしてません(できません)。廃棄のドーナツも盗みません。だけど泣けるほどに共感してしまう。江古田ちゃん、あなたはわたしですか?
毒あり笑あり涙あり、女の真実ここにあり。まず万人受けはしないとおもうけど、わたしはかなりツボった。泣かないスネない干渉しない、江古田ちゃん系イイ女。打倒猛禽! ジーク・ジオン!(ガンダムの素養はありません)
廃棄のドーナツを盗むかどうかはとりあえず置いてといて、起承転結のテンポが、たまゆらに似てる。