ビルの住人

最近、私が棲みついているビルのエレベータが、朝出勤する時に私の住む4階にかならずいる。 4階にはもうひとつ部屋があるけど誰も住んでいない。ということは前日に私が4階に上がってきて以来、誰一人としてエレベータを使っていないということになる。5階に老夫婦が住んでいるはずなんだけど、おかしいなあとおもっていたら、引っ越していた。おそらく10月末で引っ越したものとおもわれる。

そういえば、おばあさんとはよく顔をあわせて挨拶もしたけど最近は見かけなかったし、そのおばあさんの自転車もなくなっていたし、郵便受けに大きく名前が貼ってあったんだけど、それもなくなっていた。1ヶ月の間、それらに気づいていなかったわけじゃないとおもうけど、それで「引っ越した」という意味に結びつけることがなかったんだなあと、なんかそんなことをおもった。

すごく長いことここに住んでるわけじゃないけど、それなりに人が移ろいでいくのがおもしろくもあり、淋しくもあり。でもそれはその人たちがいなくなって淋しいというわけではないから、変わっていくことが淋しいのかなあとか。でも、いろんなことが日々変化しているし、変化しなかったらつまんないんだよなあとか。

結局何が言いたいのかよくわからんのだけど、よくわからんのでそろそろやめようとおもいますおやすみなさう。

3 thoughts on “ビルの住人

  1. by yurikamome122 at

    行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。
    よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。
    世の中にある人とすみかと、またかくの如しですな。

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  2. by m1号 at

    ふとした事で人の変化を感じた時、変わらない変われない自分を見つけたりする。自分の事はよく分かるから、変わってないとか感じる事があるけれど、そんな自分を周りの人は上手に変化しているとか言ってくれる。根っこの部分で変われない自分がいる事は、自分が一番知っている。誰かが言った、万物の中で唯一永遠なのは「変化」だけだ。昨日も今日も変わらないものなど、何一つとして存在しないのだ、と。

    ふと、心に浮かんだ事を見過ごさずに留まって考える事や文字にする事は、それはなんと言うか大切な事だとm1号は思うのだ。

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  3. by petite-tomo at

    >ゆりかもめさん
    月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。ですな。(ん?

    >m1号さん
    あー、そうですね。その意味でもこのブログはとても大事なものかもしれません。だから書き続けるのかもしれません。

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