APA アワード 2009 の招待券をいただいたので、写美に行ってきた。広告作品部門と写真作品部門があって、どちらもすごかった。広告写真は広告写真だから、やっぱうわーすげーこんなん撮ってみていーてかここ行ってみたいーみたいな。写真作品部門は「作品」だね。なんか PGR でまた写真展やるとかいってるんだけど、なんかとってもお勉強になった。テーマをどう表現してるのかとか、写真の組み方とか、いろいろと。私はまだまだ「作品」にはできてないなーって。なにかを表現できるところまで技術なりセンスなりもってけるといいなあとおもった、わけでした。
で、せっかくの写美。これだけで帰るのもモッタイナイ。ロビーで案内を見ると、1F のホールで ゼラチンシルバー LOVE(音注意)という映画が上映されてる。実はこれ、先々週かな、写美に来た時予告編が流れてたんだけど、ちょうどパイパーを観た後だったこともあって、宮沢りえのあまりの美しさにくぎづけになったのだ。なので普段映画をまったく観ないわたくし、たまにはいいなとおもってそれを観ていくことにした。
シアターで映画を観るなんていつぶりだろう。よかったわー。なんだろな、ストーリー的には微妙なんだけど(笑)、映像としての美しさかな。全編に漂う怪しげな雰囲気もなんか好き。トレーラーにもあるけど、宮沢りえがゆで卵を食べるシーンは、エロティックで、残酷さすら感じさせ、そしてとにかく美しい。
監督は操上和美さんという人で、この方写真家なのね。だからなのかなー、映画の中で静止画としてもすごくいい瞬間が何度もあった。構図とか、物や人の切り取り方とか、写真を撮る目線っていうのかなあ。なんかそう感じた。あーここ撮りたい! みたいなシーンも多くて、なんか自分がおさんぽカメラしてるのをスクリーン通して観てるような感覚で、すごい面白かった。主人公の永瀬正敏が劇中で使っているライカがとってもステキング。いまマニュアルなカメラ欲しくなっちゃってて、よけいに欲しくなっちゃた。で暗室作業のシーンとか・・・うひー、やってみたい! なんかツボなとこがいっぱいな映画でした。こんど 500ml の水で 12分30秒きっかりのゆで卵作ってみようっと。
予告映像でしか見てないから何とも言えないけど
やっぱ写真家の撮る映画って
空気感というか
色というか
画の切り取り方というか、
その人のスタイルが映像に思いっきり出るんだよね。
自分もゼラチンシルバー LOVE見にいきたいっすね。
(操上和美の暗室ってすごく整理整頓されててカッコいいんだよね。)
これ、よろしそうですな( ̄□ ̄;)