国立新美術館で開催中のワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクションに行ってきた。世界有数の規模と質を誇るワシントン・ナショナル・ギャラリーの所蔵作品から、印象派とポスト印象派の作品が公開される。
まずはコローなどのバルビゾン派からはじまり、マネ、モネ、ルノワールら印象派、そしてセザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンらのポスト印象派、というきわめてシンプルな構成。今回のわたくし的ベストは、うーんベタだけどモネの「日傘の女性、モネ夫人と息子」かなぁ。風と光と、影。やっぱり印象派の作品は光の表現がすごく印象的。「太鼓橋」の水の反射がすごくきれいだった。ルノワールの「モネ夫人とその息子」もあって、この母子のモネバージョンとルノワールバージョンを見ることができるわけだ。あとはマネのモデルでよく出てくるベルト・モリゾなんかの作品も。マネの「葉のあるキュウリ」はなんだか日本画みたい。母上はこれがベストだそうだ。この展覧会でこれをベストに選ぶとは・・・。
平日夜にもかかわらず、けっこうな混雑。ひとりで来ている車椅子の女性がいて、後ろの方でウロウロしながら遠慮がちに見ていた。人が多いのであれじゃあ作品全然見えないだろうに・・・。係員さんとか、何もしないのかな。かといって自分で声をかける度胸もなく、そのまま見過ごしてしまった。