第三舞台の「深呼吸する惑星」を観てきた。鴻上尚史のエッセイやなんかは読んでるんだけど、舞台を観るのはこれがはじめて。今回第三舞台が封印解除と同時に解散ということで、これは是が非でも観に行かねばとおもい、死ぬ気でチケット争奪戦を勝ち抜き、わたしにとって最初で最後になる第三舞台の公演に行ってきた。
舞台は遠い未来のとある惑星。その星は地球の支配下にあり、地球からの独立をしようとする運動家と地球支配下うまくやっていこうとする首相、地球から派遣された軍人や研究者といった人々によって物語は展開していく。
鴻上尚史の舞台をはじめて観たけど、舞台っぽいセリフ回しやダジャレあり、軽快に場面転換して突然大音量で音楽が流れて踊りだしたり、とエンターテイメント性も高くてすごく楽しかった。ストーリーの中に散りばめられた現在の日本が直面している問題についても考えさせられる。
役者陣について詳しい知識はないんだけど、みんなすごくいい演技をするなぁとおもう。あと、筧利夫って思ったより小さいんだなと(笑)。そんであんなに動ける人だったとは知らなかった。長野里美は軍人の役なんだけど、その身のこなしが板についててかっこよかった。ああいう立ち居振る舞いができるといいなぁ。わたしははじめてなのでわからないんだけど、着ぐるみとか、お決まりのネタなんだろうな。客席から、昔からのファンが本当に多いんだなというのをひしひしと感じた。
そして音楽がまたよくてね。導入でいきなり nonSectRadicals カバーの Behind the Mask とかズルすぎるわー。その他にもスピッツの 恋する凡人 とか斉藤和義の ずっと好きだった とかがつかわれててすごいテンション上がった。
第三舞台はもう観られないけど、またいろいろ観てみたくなった。