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北陸珍道中 #004 旅の終わり

5/6(火) 湯沢 – 沼田 – 東京

さて最終日。妄想作戦会議中に、某迷走部員氏が「ボードしたい」と宣ったことにより実現した今回の春スキー。実は今回の旅は、「新潟に置いてきてしまったスキー板を取りに行く」これがわたくしの主たる目的であって、能登だの金沢だのってのはもののついでなのだ。ホントホント。とにかく板はあるので問題なく、ウェアは持って行けないけどバイクにつんでるカッパでも着ときゃいいし、グローブはバイクのがあるし、おとなりガーラ湯沢がまだ営業している。というわけで行ってきた。バイクでスキー、ちょっと実現した。

R0021799よく晴れた5月の空は青くまぶしく、暑いくらいの気温でTシャツで滑走してる人も。わたしはカッパだけど。前日の夜の豪雨もあって、雪はいっきになくなってしまった模様。当然ながらジャバジャバ雪で、ブッシュで、土まみれで、2コースしかなくて、グダグダだったけど、シーズン最後の最後に滑った! という満足感。7年ぶりに滑ったという某迷走部員氏はお疲れのご様子。来シーズンは雪山部を発足させ、ぜひとも華麗なジャンプをみせていただきたいものだ。マシンガンな連写で撮るぜ。

コースもないし雪の状態もどうしようもなくなってきたし、なによりオジサンがお疲れなので(笑)、お昼頃に引き上げ、いったん部屋に戻る。そして作戦会議。まだ時間も早いし、帰りは高速だし、今日の夜に東京の家で眠れればいいから、吹割の滝に寄ってかね? てことで、寄ってくことに。どんだけ欲張りなんだ。

17号を走り、120号に入り、ものの2時間くらいで吹割の滝到着。

DSC_1023天然記念物に指定されているこの滝は、東洋のナイアガラとすらいわれている。滝への入り口付近では終始転落しないように注意を促すアナウンスが流れていた。いやでもこりゃ転落もするわ。巨大な岩が織りなす景観は圧巻。写真を撮ろうにもどうやって撮っていいものか。わたしのヘボ写真ではなかなか伝わらないが、とにかくすごかった。

20080516-1滝の付近は遊歩道があるので、そこを通って周辺を散策。その後ひっそりと営業していたお蕎麦屋さんでまた蕎麦を食べる。なんか麺ばっか食べていた気がするなあ。もう店じまいをしようとしていたとこだったが、快く通してくれた。なかなか雰囲気のいいお店で、なんかのドラマの撮影にも使われたそう。昔ながらの帳場がいいかんじ。お蕎麦もおいしかった。

R0021869そんなこんなで吹割の滝を後にする。すこし走って沼田ICから関越に乗り、赤城高原SAで会社のお土産を買う(でかでかと「赤城山」と書かれたお菓子w)。赤城高原での夕日がきれいだった。

そのまま高速をひた走り、21時ちょうどに東京の自宅に帰還。無事生きて帰って来れた。

今回の旅、いきあたりばったりの無計画すぎて失敗も多く、でもだからこそ楽しかったり。某ヒラ部員1号氏には死ぬほど世話になり、彼がいなかったらわたくしいまごろまだ千里浜で砂に埋もれていることでしょう。いや、滋賀県あたりで路頭に迷ってるかもしれません。本当にありがとうございました。そして、すでに次の旅(への妄想)ははじまっている。旅は終わるけど終わらない。まだ見ぬ土地を目指し、わたしは風を切るのだ。
20080516-2
おしまい。

総走行距離:約1230km [Map]
写真:Hokuriku Trip May2008 – a set on Flickr

北陸珍道中 #000 東京 – 湯沢
北陸珍道中 #001 湯沢 – 能登
北陸珍道中 #002 輪島 – 金沢
北陸珍道中 #003 金沢 – 湯沢

風を切る手段

R0019780どーもこんばんはぷちっこともたんです趣味は雪山スクワットです好きな航空機メーカーは中島飛行機ですどうぞよろしく。

えーと三連休と聞いて黙っていられないわけで人大杉承知の上で突撃してまいりました新潟。いやーホント多かった。ここどこの行列のできる法律相談所? ってかんじですよ奥さん。人ごみ大嫌いなわたくしですが、スキー場の経営状態を気にするあまり「ああ、人いっぱいきてよかったね、平日も学生がテスト終わってヒマになったからか若干増えてきてたけどやっぱ連休はスゴいね、ここで儲けなきゃね、毎週3連休ならいいのにね」なんてことを考えつつ「おひとり様優先ゲート」を通過しました。

いやはや巷ではひとりカラオケが市民権を得ているそうですがひとりスキーはまだまだのようで、リフトで乗り合わせた若者は「ええええええ!?!?!?!? 東京から!?!?!?!? ひとりで!?!?!?!? スキーをしたいがために!?!?!?!?」とまあ驚天動地の大騒ぎですよ。「ええ、まあ」と答えるしかありませんでしたけどね。一緒にスキーいく友達のひとりもいないんだなかわいそうにという哀れみの眼差しをひしひしと感じながら、夜のゲレンデを颯爽と駆け抜けていくわたくしでありました。

まあ世間一般にはウィンタースポーツって競技でやる以外は仲間で連れ立ってワイワイやるための手段なんでしょうね。AT車じゃなかったカラオケみたいなもんなんでしょうね。わたしにとっちゃ風を切る手段なんですけどね。まあどうでもいいんですけどね。

さて前置きが 4段落にまで達しましたが本日の主題、12月に買ったばかりの板、ビンディングがぶっこわれた。といっても滑り止め? の突起物(正式名称不明)が折れただけで滑走には何ら問題ないので放置してますが。

そのときわたしはややボコってる急斜面をきもちよくカッ飛んでたわけですが、不意に現れたボコボコに足をとられて華麗に転倒したんですね。どんくらい華麗かっていうと、空中一回転。バク宙。ジャニーさんもビックリ。あーゆうときってホントにそれまでの人生が走馬灯のようにじゃないけどスローモーションなんだよねぇ不思議。で、板は外れてわたしは転がる。んで外れた板を取りにいったら傍になんか落っこちてるんですよね、小さなスティック状の物体が。写真がそれです。一緒に写ってるのはバイクのポキッです。さて次は何が折れるんでしょーかというところですね。私の骨ですかね。それは困りますね。

ま、そんなワケでスキーはじめておそらく 20年ほど経つとおもうんだけど、ようやく人間らしい滑りができるようになってきた・・・ような気がしないでもない・・・かな? どうかな? というところであります。ボコンボコンのモーグルバーンを華麗に滑れるようになるにはあと 300年くらいかかりそうですね。残念でした。

それにしてもゲレンデにはあんなにいっぱい人がいるのに、どうしてわたしのまわりはウィンタースポーツやる人が劇的に少ないんだろう。正月につきあってくれた運転手は「また行くの? 元気だねぇ」と半ば呆れ顔です。むーん。

ま、そんなワケで(本日 2度目)、今シーズンあと 1回は行きたいなっていうか板置いてきてるから行かざるを得ないんだけど。

緑の新幹線に乗って向かうは

まあ、東京なんですけどね。

* * *

昨日は雪がさらさらのパウダースノーで最高にきもちよかった。長年石打に通ってるけどあんなコンディションで滑れるのはなかなかない。北海道のスキー場とかだとあんなかんじなのかなー。いいなー。いつかスキーしにカナダとかスイスとか行ってみたいな。

前回から2週間程度だったのでかなり滑れたという印象。あいかわらず激筋肉痛ではありますが。2月も精力的に雪山に繰り出す所存でございます。
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リフトの上で考える

スキー場のリフトって、1日稼動すると電気代いくらくらいかかるんだろう。スキー場っていっぱい人が働いてるから、人件費もはんぱないだろうなあ。21時までナイターやって、朝8時半からリフト動いて、それより早い時間にゲレンデ整備してるんだもんなあ。今日はわりと人多いけど、コンスタントにこんくらい人入ってればいいんだろうけど平日とかはここまで人来ないよな。だとするとスキー場の経営ってけっこうカツカツなんだろうなあ。雪の状態にも左右されるし、大変だよなあ。温暖化の影響もあるだろうしなあ。

リフトに乗っていると、考え事をしてしまう。スキー場の経営状態からはじまり、地球温暖化についてとか、8年前にゴアが勝っていたらまた歴史は違っていたのかもとか、これからわたしはどうやって生きていこうかとか、世の中うまくいかないことばっかだよなあとか、ブルータスお前もかとか、わりと深刻なことをね、悶々と。で、リフト降りてカッ飛んでそーゆうの吹っ切るの。悩むのが趣味な人はスキー場に行ってみるといいかもよ。オススメです。

まーそんなかんじで、今日はおうち帰るつもりでいたんだけど、実家が居心地よすぎてまだぐだぐだしてる・・・。ネコごめんよ、明日は必ず帰る。

帰路

というワケで、マンションの駐車券忘れたり買ったばかりの板がなくなったり置いてあった調味料が賞味期限3年くらい切れてたりETCに突っ込んだりとまあいろいろあったけど、3日間よく滑ったー。足腰鍛えないとなぁと痛感した。

で、上里SAでごはん。無性にカツ丼が食べたくなったんだけど、カツ丼がなかったのでソースカツ丼。ソースが甘しょっぱかった。やっぱトンカツには醤油だな。