月別アーカイブ: 2010年6月

新品交換

TriPort IE(って今はいわないの?)が断線した。修理というか新品交換になるんだけど、保証期間はとっくに過ぎていて 4200円かかる。音は気に入ってるからこれはこれで持っておきたいんだけど、先っちょがとれないタイプも欲しくて(先っちょなくすからw)、どうしよーとかおもってたんだけど、あ、そういえば iPhone 買うんだから Apple 純正のがついてくるじゃん。てことで、交換。調べてみたら(ブログって便利)、3年以上使ってた。3年断線しなかったんだから、がんばったよね。

ところでこの現行モデルはコードが白×黒になってんだね。なんかこれ変に目立ってやだなぁ。黒がよかった。あとやけにリッパなケースがついてきたんだけど、初代 GRD がぴったりおさまるサイズだった。GRD3 だとちょっとぱつんぱつん。惜しい。
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Bose in-ear headphones

iPhone 4 予約顛末

R0025063状況はわかっていた。17時の時点ですでにアップルストア銀座には長蛇の列が出来ており、その列はすごい勢いで伸びている。18時頃に事務所を出た時点で、秋葉原ヨドバシではもう今日の分の予約は終了したことを承知していたし(それでもいちおう見に行った)、銀座もじきに打ち切られるだろうとおもっていた。しかし、24日に祝杯をあげるためにも、とりあえず現地に行ってみよう。様子だけ見て帰って来てもいい。とにかく銀座に行こう。私は自転車を駆った。

銀座についたのは 18:30 頃だっただろうか。わたしが到着した時、列の最後尾はちょうどシャネルの前あたりだった。いちおう、と自転車をおいて最後尾につけて、協定中のくもさんと連絡を取り合うなどしているうちに、行列は後ろにどんどん伸びて行く。並んだはいいが、果たして今日きちんと予約ができるのだろうか。列は微動だにしない。そう、一向に前に進まないのだ。くもさんと何度か電話をしていたのだが、その間全く進まない。どういうことなんだ? これではどう考えても今日中にこの人数の予約を完了させるのは無理なんじゃないか。しかしアップルからは予約を打ち切るなどのアナウンスはない。なんとなく期待を捨てきれないままそこに立ち尽くしていた。周りの人もきっと同じ心境にちがいない。

そこへ、雨が降って来てしまった。はじめはパラパラだったが、無情にも雨脚はどんどん強まっていく。周りの人たちも傘を差し始める。わたしはといえば、なんとカッパは持って来ているのに傘を持っていない。なんというアホというかバイク乗りの性というか(バイクを降りた時のことを失念しているのだ)。いよいよ本降りになってきて、ああもうだめだ、帰ろう。はじめから挫けるつもりだったじゃないか。もういい、濡れ雑巾みたいになってリンゴ屋に入るのはあまりにも惨めだ。もう惨めな思いをするのはたくさんだ。帰ろう。

列を離れようとしたときだった。アップルのブルーのTシャツを着たお兄さんが、前方に並んでいる人たちに何か渡している。傘だ。リンゴマークの入った傘を、傘を差さずに並んでいる人たちに配っているのだ。わたしはこのリンゴマークの傘が与えられた時、ああ今日かならずここで予約して行こう。かならず 24日に手に入れよう。そう心に決めたのであった。並ぶ前から挫けそうというかむしろ挫けようとおもっていたというのに、このリンゴの傘を得て、もう挫けることはないと確信した。リンゴの傘に心から謝意を表したい。そして、傘は本数が限られているからとわたしとシェアすることになった男性、ずっと持っててくれて本当にありがとうございましたっていうかスミマセンでした(代わりますと申し出たんだけど、あまりにも身長差がありすぎたのもあってまさかアンタに持たせるわけにはw ってかんじだった)。

傘が配られてじきに、とたんに前に進むようになった。さっきまでの微動だにしないのは一体何だったのか。後になって知ったのだが、ソフトバンクのサーバが落ちたんだかなんだかでまったく繋がらず、予約が一向に進まなかったため、ソフトバンクは切り離してアップルだけのシステムで予約を進めていったそうだ。周囲から「これだからソフトバンクは・・・」みたいな声が漏れる。そして、さらに列に並ぼうとする人たちがやってくると、本日の予約は終了しました、とのアナウンス。ということは、今並んでいる人たちはきっと大丈夫なはずだ。

進み出してからは早い。列がどんどん進むから、すごくがんばれる気持ちになる。そして、ようやく店内に。予約じたいは Apple ID を入力するくらいのもんで、ものの 5分で終わった。あまりにもあっさりしていて拍子抜け。当日の受け取り時間を指定するんだけど、もうほとんど選択の余地はなくなっている。まあ仕方あるまい。とにかくこれで、24日に手に入ることが確実となった。

iPad をすこしばかり触り、そして店を出る時、もう行列は終わっていた。雨はまだ降っていた。それでもカッパを着てふたたび自転車に跨がり、雨に打たれながら家路につく私は、きっとニヤけていたに違いない。梅雨のはじまりのこの雨ですら、なんだか気持ちよく感じられるくらいだったから。

銀座にて

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状況わかってたけど、いちおうきてみましたよ。。アップルへの忠誠心を示すためとでもいいますか・・・。あぁ雨が・・・これは涙雨かしら・・・アハハ・・・

まぁいちおう来たし、もう帰ろうかな。。。24日の祝杯は危ういかもなぁ。。

Further

時空の彼方へ-スペシャル・エディションようやっとケミカルブラザーズ(「ケミカル」と略すか「ケミブラ」と略すかは、年代による・地域による、など諸説あるようですが、一定の法則を得なかったので、とりあえず「人それぞれ」ということでしょうか。あなたはどう略しますか、ケミカルブラザーズ。)の新譜が届いたので、聴いてる。

先日 BBF ご一緒した友人とも話していたが、やはり彼らの構成力は素晴らしいなと。ダンスフロアにおいて、ただ盛り上げりゃいいってもんじゃない。そんな DJ も往々にしている中で、やはり流石というか。なんてクラブミュージック詳しくないわたしがエラソーに言うのもなんだけど(笑)。

ミニマルに刻まれるビートと、その中での変化がたいへん気持ちイイ。聴いてるとどうしても自然と身体が動いてしまう。ああ、あの砂浜での夜が思い起こされる。また爆音に身を委ねたい。

The Chemical Brothers – Further
The Chemical Brothers – Further

ちんまり隊がゆく 〜 渡良瀬遊水地

梅雨入り前の最後のあがきとでも言わんばかりに、真夏のような太陽の日差しが容赦なく肌に突き刺さる。今回の我々ちんまり隊の遠足は、過去に類を見ないほどに過酷なものとなった。

DSC_7490東武日光線板倉東洋大前駅からレンタサイクルを借りて、渡良瀬遊水地を自転車でめぐる。はじめのうちは緑の中を軽快に走り、広大な敷地も自転車ならば余裕で巡れるのではないかという気がした。

DSC_7564しかし、真夏のような暑さにくわえ木陰などがほとんどなく、想像以上に体力を奪われる。朝浅草駅で買ったペットボトルの中身はあっという間に減っていく。

R0024867やっとの思いで木陰を見つけ、ただの道端であるそこにレジャーシートを広げ、早起きして作ったおにぎりを頬張る。せっかく竹の皮に包んでみたものの、なんだか画的にハマらず写真も上手く撮れなかった。だけど外で食べるおにぎりはひときわおいしく感じる。木陰は涼しく風も気持ちいい。桑の実を採る人々が時折通る。

昼食をすませ、このままでは干涸びてしまうと判断し、ぐるっと回って県道に出て道の駅を目指すことにする。そこでならきっと休めるはずだ。残り少なくなったペットボトルのお茶はあまりにも心許ない。しかし自販機もまったくみあたらず、命の水を少しずつ大切に飲みながら道の駅を目指すのであった。県道に出ると交通量が多く、車が我々を抜いて行くのがとても怖い。道の駅までの道のりは、本当に過酷なものだった。最後の坂を上りきった時、二人はもうとうに限界を超えていた。

道の駅きたかわべ。渡良瀬遊水地は栃木県・群馬県・埼玉県・茨木県の県境に位置し、今日も何度もこれらを行き来したものだが、ここは埼玉県になる。ここのフードコーナーのようなところに冷水機が置いてあり、それを発見するなり何杯もがぶがぶ飲んだ。身体の底から水分を欲していた。全身に染み渡るかのような、こんなにおいしい水がかつてあっただろうか。そしてシャビイを買う。これもまた、水分補給なのである。このシャビイもまた、大いに染み渡った。ありがとう、と、シャビイに感謝するほどに。

R0024921結局そのまま道の駅でぐだぐだ過ごし(ふたつめのアイスまで食べ)、レンタサイクルを返却する時間になってしまったのでそこで返却。その後は徒歩での移動になる。日が傾き始め、だんだん涼しくなっていったので、少しずつ体力が回復してきた。夕日を拝み、そして日没。「またきてね」の看板に苦笑いしつつ、渡良瀬遊水地を後にするのであった。

とにかくあまりにも広大すぎ、また晴れを狙って来たとはいえその日差しが厳しすぎた本日。かなり過酷ではあったものの、これもまた思い出深い遠足の1日となったのであった。夏はもうちょっとごめんというかんじではあるが、冬や早朝なんかにはまた来てみたいなとおもった。