香り かぐわしき名宝展

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藝大美術館で開催中の香り かぐわしき名宝展に行ってきた。「香りの日本文化」「香道と香りの道具」「絵画の香り」という3つのセクションから「香り」というテーマにアプローチする展覧会。”香りを見る” なんて、なかなか興味深い。

香道というのは知らなかったんだけど、一定の作法のもとに香木を炷いて立ち上る香りを鑑賞するものだそうだ。香を「聞く」と表現するのがなんかいいなあ。そのお道具もとても素敵。昔の貴族はこんなので遊んでいたのね。少し前に家紋の本かなんかを読んだときに源氏香の図がでてきたんだけど、それがまさに展示されてておおっ、とおもった。あのパターンはなんかすごいとおもう。

絵画も、「香り」までも感じさせる作品、てことで、うん、たしかに。草木の匂いから、美しい女性の色香まで。なかなかに雰囲気のあるものだ。さらにはさきほどの源氏香の図が作中に描かれていたりして、当時それが流行っていたというのがうかがえておもしろかった。

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