以前から、ときどき覗きにいくブログがある。RSS リーダには登録していない。でもふと読みたくなるときがある。そしてブラウザのアドレスバーに URL を直打ちして読みに行く。
彼女の書く文章がとても好きだ。かなりの読書家なので、それに裏打ちされた文章力はもちろんのこと、彼女自身にとても惹かれてる。んだとおもう。一度だけお目にかかったことがあるけど、もう私のことなんか覚えていないだろうなぁ。
そのブログには写真がない。旅行などの記事を上げても、写真はほとんど載せていない。だけどそれがかえっていいような気がしていた。文章から広がるから。
今日なんとなく過去ログを眺めていたら、少しだけど写真があった。それから彼女は昔、いつも一眼レフをぶらさげて写真を撮っていたということを知った。そして撮らなくなった経緯を知り、なんだかとっても納得すると同時に、彼女の撮る写真をもっと見てみたいとおもった。彼女はどんなふうにファインダー越しの世界を切り取っただろう。どんな景色を見て、どんな人を見て、シャッターを切ったんだろう。
でも、それはおそらく見ることはできない。彼女は言葉で記憶する。わたしは・・・いろんなもので記憶することにする。今までとおなじ。