仙台

仙台行き、ピアノの先生のおうち行って牛タン食べて帰ってきただけなんで、旅行記書くまでもないなとおもったんだけど、やっぱ書くことにした。自分用記録。
仙台


親子2代にわたって長年レッスンを受けていたピアノの先生*1が、仙台に引っ越したのは6年ほど前。遊びに行く行くと言っていて延び延びになっていたのだが、わたしや妹が結婚し、父上が死に、我が家もずいぶん状況が変化したので、近況報告もかねて妹と2人で遊びに行くことにした。

10月27日(土)、7:45 に新宿を出る。今回もまた、経費削減のため高速バスでの旅である。出発地点のバスターミナルは、なんか自動発券機とかあるし空港のロビーみたいにちゃんとしていて、深夜バスのイメージを覆された。あ、今回は行きは夜行じゃないけど。定刻にバスは出発したものの、この日東北道が事故渋滞で、予定より1時間遅れて14時前に仙台駅到着。とにかくお腹が空いてしまったので、とりあえず駅の中でごはんを食べることにする。夜は牛タンと決まっているので、昼は適当にお蕎麦を食べた。そのまま仙台駅の地下でお土産を買い漁る。牛タン買って帰りたかったけど、持ち歩きの時間がシビアで、帰りもバスなので断念した。

さて、なんだかんだで時間が過ぎてしまっているのでお嬢さん先生宅を目指す。普通はバスとかに乗るんだろうけど、そこはわたし、もちろん歩く。大した距離じゃないし、定禅寺通りのケヤキ並木は気持ちいい。先ほど買っておいた喜久福もいいかんじに解凍されたので、それを頬張りつつ。これやっぱウマい。せんだいメディアテークは以前にも来たので今回はスルー。そして大きなマンションの前に到着。

インターホンを押すと、昔と変わらぬ「はーい」という声。そしてマンションの最上階に上がる。お嬢さん先生、変わってないわー。40歳? 見えない見えない。てか、なんつーか、セレブだわーw おうちもそれはそれは素敵で、いやもう、セレブだわーw ご主人お医者様ですからね、さすがというかなんというか。でも小学生のお嬢さんがいるくらいなので、生活感にも溢れてて嫌味がない。「生活とはこういうものだって見せようと思ってね、片付けてなくてそのままよー」とか言って笑ってた。

手土産には、仙台に店舗ないものでそれなりに日持ちして、洋風なおうちだからやっぱ洋菓子かなーって考えてベタにバウムクーヘンを買って行った。そしたら「クラブハリエじゃない! 仙台にないのよね~嬉しい! ウチみんなバウムクーヘン大好きで!」とかなり喜んでくれてよかった。仙台、ぱっと見大都会なのに意外と普通にあるものがないらしい。アンリシャルパンティエがないってのには驚愕。どこにでもあるのに。そんなわけで、思いの外えらい喜んでもらえてよかったw

紅茶を入れてくれて、用意してくれたずんだロールをいただく。ちゃんとずんだの味がしてしっとりおいしかった。お茶しながら、わたしの結婚式のときの写真を見た。大量のデータを USB メモリに突っ込んで持っていったので、パソコンを借りて。みんなあんま変わってないけど、英二くんはだいぶ大人になったように見えるようだった。昔の家族写真もあったので、小さい頃のお兄ちゃん見て「こんな天使みたいな子だったの!?」とか言っててウケた。

お互いの家族たちの近況報告をしつつ、いろいろしゃべっているうちに日が暮れる。さあ、夜は牛タン! 電話で予約を試みるも、さすがに土曜日とあってすでにどこも満席。とりあえず行ってみて様子見てみようか、ということで街へ繰り出す。最初に向かった利久、待っている人がいるけど1組だったので、まあ待ってみることにした。並ぶとじきに我々の後ろに列がのびていく。タイミングよかったかも。。少し待って、じきに入店することができた。よかったよかった。

牛タン屋って牛タンしかないイメージだったけど、利久は創作料理的なものも豊富で、普通に居酒屋っぽく使えていい。お嬢さん先生は「だからいつも利久なのよー」と言っていた。海鮮サラダやのどぐろの唐揚げ、エイの頬肉のクリーム煮なんかをつつきつつ飲みつつ語る。前来た時は1人だったからサクッと定食食べただけなんだけど、いろいろ食べられていろいろおいしかった。そしてシメは牛たん [極] 焼き。分厚くてやわらか~くてとってもおいしかった! けっこう食べた後だったので、ちょう満腹。すっかりご馳走になってしまった。ありがとうございます。ぺこぺこ。

バスの時間までまだあるので、お店を移動してお茶することに。cafe mozart というなんともステキなネーミングのカフェへ。名前もさることながら、お店の雰囲気もとってもかわいくていかにも女子好みといったかんじ。店内には古いアップライトピアノが置いてあって、譜面台には全音のモーツァルトのソナタアルバムが。かわいいー。3人座れそうな席が空いておらず、どーしよ? となったところで、1人で座っていた男性客が席を移ってくれた。この人が直さん(弟の先輩)にソックリで、おでんと2人でちょう盛り上がった。いやまじ直さんがそこにいるのかとおもったわ・・・。顔立ちのみならず、背格好から服装から雰囲気から喋り方から身のこなしから、もう全てが直さん。因みに松ケン似です。席について、コーヒーと、ついつい甘いのもオーダー。ショコラ・デ・モーツァルト。濃厚なチョコレートケーキ、おいしかった。のんびりおしゃべりしつつ、22:30 過ぎに店を出て、仙台駅へ。

仙台駅東口代々木ゼミナール前からバスは出る。来る時はすごいちゃんとしていたけど、帰りはいかにも深夜バスといった雰囲気で、アナログなかんじであったw 行きのバスは快適だったけど、帰りのバスは旧式なバスで、なかなかしんどかったw

23:45 に仙台を出発し、翌朝6時に新宿到着。新大久保のジョナサンまで歩いて朝食をとり、昼の活動まで時間を潰す。9:30 過ぎにジョナサンを出ると、雨が降り始めた。10時前に東新宿駅で母上と落ち合いお土産を渡し、仙台弾丸ツアーは終了。観光とか一切してないけどw、実に充実した楽しい旅であった。すべてはお嬢さん先生のおかげだわー。本当にありがとうございました。ここ見てないけど(もしも cafe mozart でググって辿り着いたらコメントくださいねw)。

*1 うちの親が習っていたのではなく、もともと習っていた先生のお嬢さんも音大を出てピアノの先生になり、彼女(通称:お嬢さん先生)にレッスンしてもらうようになった。ちなみにもともと習っていた先生の奥様もピアノの先生であり、彼女は「奥様先生」である。そう呼んでるのは我が家の人間だけで、当人たちもそのことはたぶん知らないとおもう。

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