冷める時に味がしみるとか、ナスは油通しするとか、黒豆煮る時は鉄釘入れるとか、天ぷらの衣は混ぜすぎないようにするとかって、理屈がわかっててするのとそうでないのとではかなり違う気がする。料理は科学だなぁ、もっと知りたいなぁ、とおもって、「料理の科学」を読んでみたんだけど、これ著者がアメリカ人なので日本料理のことが全く書かれていなくて物足りない。というわけでもう1冊、杉田浩一「こつの科学 ― 調理の疑問に答える 」である。
いつも何気なくやっている手順が、科学的にどのような変化をすることでそうなるのか、というのがよくわかって、終始「へーへーへーーー」と言いながら読んでた。知らなかった新たなこつも得ることができて、大満足の1冊であった。