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こつの科学

「こつ」の科学 ― 調理の疑問に答える冷める時に味がしみるとか、ナスは油通しするとか、黒豆煮る時は鉄釘入れるとか、天ぷらの衣は混ぜすぎないようにするとかって、理屈がわかっててするのとそうでないのとではかなり違う気がする。料理は科学だなぁ、もっと知りたいなぁ、とおもって、「料理の科学」を読んでみたんだけど、これ著者がアメリカ人なので日本料理のことが全く書かれていなくて物足りない。というわけでもう1冊、杉田浩一「こつの科学 ― 調理の疑問に答える 」である。

いつも何気なくやっている手順が、科学的にどのような変化をすることでそうなるのか、というのがよくわかって、終始「へーへーへーーー」と言いながら読んでた。知らなかった新たなこつも得ることができて、大満足の1冊であった。

卵子老化の真実

卵子老化の真実ガクブルしながら手に取った、河合蘭「卵子老化の真実」。わたしは現在 30歳である。焦る必要はない・・・と言い聞かせているけど、でも決して悠長にはしていられない年齢だとおもう。子供を産むには。

この本を読むとまさにそのとおりで、30代後半以降の妊娠出産が当たり前になったとはいえ、35歳の妊娠力は20代の半分に低下し、「卵子の老化」は染色体異常、流産など様々なリスクを増加させてしまう。ヒトの生理は変えられないのだ。じゃあ早く産みましょうと言っても、いろんな要因でなかなかそうもいかないのが現代社会。わたしの周りにも30代後半や40歳を超えて初めての出産をした人はいるし、いろんな人がいるのは当たり前。考えさせられることは多いけど、でも、とりあえずわたしは・・・なるべく早く産みたいなぁ。。とおもってる。けど、どうなるやら。。

雨のことば辞典

雨のことば辞典少し前に友人が tweet してて、こりゃー6月の1冊に決まりだなーとおもって買って積んでおいた、倉嶋厚「雨のことば辞典」。雨に関することばばかりを集めたユニークな辞典。雨のことば、こんなにたくさんあるのかとちょっと驚き。方言や知らないことばもたくさんあってかなり楽しめた。日本語っておもしろいな。
本文からひとつ抜粋しておきましょうかね。

猫毛雨

梅雨の雨は麦を作っている農家の人には嫌われるが、その雨をいう福岡地方のことば。(中略)猫毛は和毛の転訛か。柔らかい繊毛のような雨がしとしと降り続く天候を嫌って、このようなことばが生まれたのであろうか。