太郎に離乳食を与えるとき、「あーんして」って言うと口を開ける。もしや日本語通じた!? とかおもったけど、実際どうなんだろ。・・・といったところへよそのブログで見かけた今井むつみ「ことばの発達の謎を解く」。単語も文法も知らない赤ちゃんが母語を使いこなし、ことばを思考の道具として身につけて行くまでの過程をひもとく。
いやーこれすごいおもしろかった。子供が言葉を習得していく過程を実にわかりやすく解説している。言葉の学習が科学的思考の基礎になる、というのにすごく納得。また、「意味のシステム」を構築していく言語学習の過程が、大人になってからの外国語を習得する際のヒントにもなる。言葉は、子供が自分で考えて自分で習得して行くしかない。それを手助けするために大人ができることは、上質なインプット、つまり日常の中の気持ちを通じ合わせた丁寧な対話を与えること。今目の前にいる小さな人のためにも、ぜひ心がけたいものだ。いい時に読んだなぁ。
知的好奇心めちゃくちゃ刺激されたから、早速ポチったぜ。
知的好奇心刺激されるよね。わたしもよそで見て即ポチったもん。赤子がいない人でも面白く読めるはず。