北陸珍道中 #001 半島をめぐる

5/3(土) 湯沢 – 能登 350km [Map]

朝5時起床。30分ほどで身支度を整え、5:30過ぎに湯沢を出発。まずは国道17号そして253号に入る。朝イチは他の車の通りも少なく、気持ちよく飛ばす。わたしはいちいち道を間違える。ぼんやり走りすぎ、青看板見なさい。

R0021492上越市に入り、国道8号に入る。ここで給油し、じきに海が見えてくる。その後の海沿いの道は国道1号にも似たかんじで、天気もよくて実に気持ちがいい。ほっとけばどんどん走っていってしまいそうで、途中適当に止めて朝ごはんを食べる。

その後もひたすら能登を目指す。富山のあたりで少し混雑するもののそれほどでもなく、国道8号から160号に入り、昼ごろ七尾に到着。このペースなら問題なく曽々木海岸の宿にたどりつけるだろう。

R0021524七尾美術館では 長谷川等伯展をやっていて、ちょっと見たいなーと思っていたので寄っていくことにする。等伯は七尾出身なので、七尾美術館では毎年春に等伯の特別展をやっているそうだ。今年は智積院所蔵の久蔵の桜図の特別公開。金箔の雲の中に咲き誇る八重桜は圧巻。うーん、智積院いきたい(笑)。この特別展、点数がちょっと少なかったのが残念だったけど、旅行行くとその土地の美術館にいくのもたのしいので行けてよかった。またここ、わりと新しい美術館なようで、建物もちょっと変わってておもしろい。展示を見た後は写真撮って遊んだ。

七尾を後にし、国道 249号に入る。道中、我々の間では完全に「246」になってしまっていた 249 である。これで能登半島の上のほうを目指す。この道も海沿いで、気持ちのいい道路。県道6号に入り、能登半島の反対側、曽々木海岸へ抜ける。なんとか明るいうちに本日の宿に到着。優しげなおばあちゃんが出迎えてくれた。そしてバイクを降りて、車で奥能登を巡る。

DSC_0431まず向かったのは白米千枚田。国道249号と日本海との間の崖地に作られている棚田である。人の気配がまるでなくなっていた奥能登、この千枚田周辺だけはやたらと人がたくさんいた。三脚立てて一眼レフを構える人も。日が傾きかけた海がきらきらと反射してとてもきれいだった。それを写真におさめたくても、どうにも見たようには撮れない。ふと見ると、田んぼの中に小泉純一郎発見。2006年5月に当時の小泉純一郎首相がこの地を訪れ、「絶景だよ、絶景」と褒め称えたというエピソードがあるらしい。必死にカメラを振り回した後、大盛況の千枚田を後にする。

DSC_0469次に向かうは半島の反対側、見附島。軍艦島とも言われる。夕日に照らされたこの島を撮りたいよね、ってんで向かうことに。ところが無計画すぎたため正確な場所がわからず、携帯電話でググってみたり、地図を必死に眺めてみたりしてようやく発見。急いで車を走らせる。その途中、鯉のぼりの大群を発見。「大谷川鯉のぼりフェスティバル」というイベントで、約350本もの鯉のぼりが泳いでいるらしい。

DSC_0512寄り道しつつ、ようやく軍艦島に到着。しかしながらここは半島の東側、つまり陽は山の向こう側に落ちていくため、夕日が見えない。ああああああ。千枚田は西側なので、そりゃもうきれいな夕日だったことだろう・・・。そりゃ三脚もたてるわ・・・。と、肩を落として写真を撮る。こういう場所って、写真で伝えるのってすごく難しい。この旅行ではそれをすごく感じた。

なんだかんだで日がとっぷり暮れた。思えば昼ごはん食べてない。走るのと撮るのに夢中すぎだったのだ。再び曽々木海岸の方へ戻り、ごはんを食べに行くことに。ところが行けども行けども街がない。コンビニすらない。結局輪島の市街地まで出て、やっと街らしくなってきたと思ったがさすが田舎は夜が早い。人気がなく静まり返っている。ああ、この国に拒否されている!とかぶつくさいいながら、ようやく見つけた怪しげな焼肉店へ。何語だかわからない言語(おそらく朝鮮?)でまくしたてる威勢のいい(のかなんなのかもうワカランが)おばさん。薄暗い店内。他に客はいない。ああ、怪しい。「これ、金沢牛だよねw」とかなんとか言いながら、サッサと食事を終え、宿へと戻る我々であった。明日は失敗しないぞー! とか言いながら。

北陸珍道中 #000 東京 – 湯沢
北陸珍道中 #002 輪島 – 金沢
北陸珍道中 #003 金沢 – 湯沢
北陸珍道中 #004 湯沢 – 沼田 – 東京

北陸珍道中 #000 高速デビュー

5/2(金) 東京 – 湯沢 190km [Map]

20080512
1週間前くらいまでは晴れマークがずらりと並んでいた大型連休。出発の数日前になって後半の4日間には雨マークがちらほら出始める。この日は朝から東京の空は雲で厚く覆われ、時折雨がぱらぱらと降ったりやんだり。ただ、北陸の天気を見ると1日崩れそうではあるもののだいたい晴れる予報。冬の間、実家帰りマシンと化していた我がシュトックハウゼン2号を走らせたい私は、多少の雨なら強行することにする。夕方、遅い時間ほど首都圏は雨が降りやすく、前橋あたりまでいけば雨マークは出ていない。なるべく早く東京を出て新潟に向かうことにする。

17:30 終業。の前から防水のためにゴミ袋に詰めた荷物をバイクに積み、赤いカッパを着、終業と同時に会社のみんなに見送られて出発。出たときはやんでいた雨は再び降り始め、目白通りを走る頃には本降りになる。ちょうど帰宅ラッシュとも重なる時間で道は混雑していて、結局関越練馬ICまで1時間ちょっとかかってしまった。

R0018068.JPGいよいよ高速デビューである。ビビっていたわりに、普通に走る。雨と風と臭いと危険を感じながら。しかしすこし走って新座料金所、ついに来た。ギアをニュートラルに入れ、通行券を取り、ポッケにブチ込めばいい。何度もイメトレした。通行券をとるところまではスムーズにできたものの、ポッケが見つからない。カッパを着ていたためいつものポッケの場所と違うのだ。フルフェイスのヘルメットで見づらいのもあってモタつく。そこで後続の車からクラクションの洗礼。うっせーバーロー! と吐き捨て、いやほんとは思っただけだけど、なんとか見つけたポッケに通行券を突っ込み、走り出す。変な汗かいた。

そのあとは至って順調、特に混雑もせず、降っていた雨もそれほど強くなく、次第に弱まりそしてやんだ。上里でなにか食べようかとも考えたが、調子がいいのでそのまま走る。高回転域でブン回し、おホネ様もゴキゲン。ホンダのエンジンは 10000rpm を超えると変わる。弟が熱く語ったのを思い出す。あれよあれよという間に埼玉を過ぎ、群馬を過ぎ、トンネル抜けたらじき湯沢。関越乗ってものの2時間でマンションに到着。高速道路は風圧がすごいのさえがんばれば非常に走りやすい道路だった。

30分ほどして某迷走部員も到着。ごはんをたべて、おフロに入って、作戦会議をして、さっさと寝る。明日は5時起きだ。

北陸珍道中 #001 湯沢 – 能登
北陸珍道中 #002 輪島 – 金沢
北陸珍道中 #003 金沢 – 湯沢
北陸珍道中 #004 湯沢 – 沼田 – 東京

ヘヤキタナイ

北陸珍道中のことを書きたいんだけど、大量生産してきたヘボ写真の整理がどうにもこうにも。iPhoto(ってか Leopard そのものが)重すぎ。虹渦ぐるぐるぐーるぐる。パワブクが死にそうだ。

とりあえず、いただいたわたしの写真をうpしときます。私なんぞ誰も見たかないだろうけど。
DSC_0471
写真の整理もなんだが、それよりなにより部屋の掃除しなきゃ。自分で自分の部屋の汚さに引くわ。。