化粧を落とす

DSC_2736わたしは普段化粧をしないんだけど、たまにはする。

きちんと化粧をして出かけて、飲んだくれて遅い時間に帰ってくる。黴のにおいとシャンプーのにおいの入り混じったせまい薄暗いバスルームで、ひとり化粧を落とす。

すこし侘しい気分になりつつも、一日中肌を覆っていた本来あるべきでない不自然な粉を、皮脂もろともやわらかい泡に含ませて落としていくあのかんじは、靴下とか下着とかを脱ぐ開放感にも似て、わりときらいじゃない。

Emilie Simon

かなり前にとある場所でみかけた CD。ジャケ写を鮮烈に覚えていたんだけど、それを不意に再び目にすることになり、衝動的に購入。

あ、これいい。声がいい。幼いような艶っぽいようなフランス語の響きに、陰を含んだエレクトロサウンドも心地よく。
Emilie Simon

藪中

わたしのだいすきな福田。福田ラヴの贔屓目にみても首相になってからというものちょっと、、というかんじで非常に残念きわまりないのですが、それはそれとしてもうひとりだいすきなオッサンがいます。それが、藪中三十二。
20080715
めちゃくちゃかっこええ。結婚したい!(某マゾブログの人のまね

アジア大洋州局長の後どこいっちゃったんだろ? と気をもんでたんですが、いま外務事務次官になってたのね知らんかったw 薮中には今後も「よくわからんけどエラいのかな?」みたいなポジションでがんばっていただきたいデス。

ネコちゃん

ホリー・ゴライトリーは、飼っていたネコを “cat” と呼んでいたなあ。と、村上春樹訳を読んでいておもったので久しぶりに観てみたのだった。ニャンコかわええのん。いい演技しとるw
20080713
ラストは原作のがホリーらしいけど、映画のラストシーンはきれいだよね。

ティファニーで朝食を – トルーマン・カポーティ, 村上春樹 [訳]
ティファニーで朝食を

寝坊と雨と

走りにいきたくていきたくてたまらんくて、でもこの週末を逃すとしばらく無理そうだし、天気もいいからちょい遠出を目論んでたんだが、みごとに寝坊。昨日はやく寝たのに。

しかたなく近場で楽しいワインディングはないもんかと地図をめくるも、やはりクネクネは山のほうにいかないとないもんで、広い関東平野のど真ん中にいると、東西南北どっちに向かっても山は遠い。そして時間ばかりが過ぎて行く。あーあ、近所にビーナスラインとかあればいいのに。

というワケであきらめてバイク屋行って、ブレーキレバー交換、オイル交換、点検・整備してもらった。そしたらホネたんすこぶる調子がいい。オイル交換だけではない何かがそこにある。バイク屋よ、我がシュトックハウゼン2号になにを施したのだ。わたしもその技を身につけたい。

整備が上がるまでにかなり時間があったので目黒をうろついたりしてたんだけど、スタバで本を読んでたらなんか人がざわついている。何かと思って顔を上げたら、外は嵐と見紛う大雨だった。あれは夕立だろうか。

雨は 2,30 分ほどでぴたりとやんだ。そんなものははじめから存在していなかったかのように忽然と。だけど雨の消えた街にはそのにおいだけが残っていて、その空気はたばこのにおいの残った部屋の空気に似ていて、なんだかひどくせつなくなった。

君の街にも雨は降ったのだろうか?