Tokyo Under Construction

三連休最終日。昨日とうってかわって気持ちよく晴れた青空。バイクに跨がり家を出て、10分と走らない場所にそれはあった。
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東京スカイツリー。現在 215m だそうだ。大江戸線のときにもおなじようなことを感じたものだが、そのなんとなく気恥ずかしい呼称にもだんだん慣れてきている自分に気づく。この新東京タワーが、いずれ東京のシンボルとなるのだろう。

続いて若洲海浜公園へとホネ助を駆る。老若男女問わず、釣りやサイクリングを楽しむ人々でにぎわう。わたくしのお目当てはといえば、東京港臨海大橋(仮称)。
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くぅー、かっこいいぜ。

とまあ、東京における建設中のものをめぐる休日(結果的に)でありました。

真冬並み

R0014517今日は池袋へ。お友達が写真を展示している喫茶店でランチをし、鬼子母神へお礼参り。樹齢 600年をこえるというイチョウの木が見事だった。件の駄菓子屋でお菓子を買ったんだけど、写真撮ろうとおもってたのに買ったその瞬間反射的に口に入れてた。それから犬の散歩中のおじさんが案内してくれて、雑司が谷旧宣教師館というところへ。ちいちゃいオルガンで盛り上がる。ぶらぶらおさんぽカメラして、ケーキと紅茶をいただき、帰ってきた。今日は寒かったね。真冬並み。

帰りがけ、バイクのチェーンオイル買おうとおもって上野に出向いたんだけど、手持ちがなさすぎて、カードも使えなくて、何も買えずに帰ってきた・・・。フトコロも寒かったね・・・。ツンドラ地帯並み・・・。

御座松の思い出

我が家は家族旅行というと夏はキャンプ・冬はスキーと決まっていた。わたしが高校入るくらいまでは、毎年必ず夏休みは家族でキャンプに行っていた。キャンプ場近くの川で遊んだり山にのぼるなどすることもあったけど、ほとんどがごはんの支度と片付けとあとはぐだぐだ、というアウトドアなんだかなんなんだか、わざわざフル装備で山ん中にぐだぐだしに行く、みたいなキャンプだった。

早起きして眠い目こすりながら車の中で食べる朝ごはん、ペグ打って張るテント、薪でおこした火と飯盒で炊いたすさまじくおいしいごはん、ツーバーナー点火前の儀式ポンピング、ランタンの灯り、朝露で濡れたテントの冷たさ、ほんとうに降ってくるかのような満天の星。そういうのぜんぶ、ほんとにすごいいい思い出。

そうやって10年くらいの間毎年どこかしらに行っている中、後に長く語り継がれるキャンプがあった。それが、御座松というキャンプ場でのキャンプだった。

いつもは夏休みに行っているのだが、11月の連休でも行くことになった。我が家ではテントサイトに車の乗り入れが出来る「オートキャンプ」というものを善しとせず、「男子たるもの、荷物は運べ!」みたいな謎の風潮があった。いやうちの一家半分女子だけどさ。でこの御座松キャンプ場というのは川をはさんだ南北両側にサイトがあり、車両乗り入れができるのは北側サイトのみ。我が家はもちろん南側にテントを張る。11月という季節もあって、敷地内には管理者はおろか我々一家のほかに人っこ一人いない。吊り橋を渡った林の中に、ぽつんとひとつ、テントを張る。そこで我々のキャンプが始まったのだ。

11月の長野だ、とにかく寒い。暖を取るべく、一家は模索する。そこへ、次男坊が巨大な枯れ木を引きずってくる。そこらへんに転がっていたドラム缶にその枯れ木をブチ込み、火をおこす。薄暗い林の中、高く立ち上る炎と、バチバチと音を立てて舞い上がる火の粉。大きな木の枝を丸ごとブチ込んでいるので、かなり豪快な焚き火である。他に利用者がいないからできた芸当だよな。テントサイトの雰囲気のよさもさることながら、この焚き火の印象があまりにも強烈で、そのワイルド感からなのか、とにかく素晴らしいキャンプだったと後に長く語り継がれることとなったのだ。

そして去年。父も母もとっくに還暦をむかえ、子供たちのうち誰かが家庭を持ってもおかしくないような年齢になってきているが、そんな気配は微塵も感じられないのが我が家である。そんな大人6人で連れ立って、またキャンプに行こうではないか、そうあの御座松にもう一度行こうじゃないか、という企画が持ち上がった。でも、結局全員の予定を合わせることができず、福島で父上を拾って新潟に洗濯機運んで焼肉をする、という謎の家族旅行が催されたわけだが、もういちど御座松に行きたいなぁ。と、11月の連休にあっておもうのであった。

DSC_3174というわけで、本日は御座松ツーリング。場所的には駒ヶ根のあたり。なんか・・・とてもいいツーリングになった。長野曇りとかいってたくせにめっちゃ天気いいし。朝5時前に家を出て、6時間ひたすら下道を走る。大きな道路から外れ、キャンプ場に至る道は林道で、枯れた松の針葉が大量に落ちていてすごい怖かった。けど、御座松に着いた途端、そんなの吹っ飛んだ。あああ、御座松だよ・・・と声に出してしまった。川で遊んでたら足を滑らせてこける。手を擦りむいた。落ちなくてよかった・・・。吊り橋を渡ってテントを張った場所に行ってみる。うわあ、あのときと同じだ。当時の光景がありありと浮かぶようだ。ほんとはサクっと見て帰ってくるつもりだったんだけど、もう帰りの中央道が渋滞しようがかまわん。心ゆくまで遊んできた。なんか、すごい楽しかった・・・。帰りの中央道も、やたらと景色が良くて、天気もよくて、前方にずっと富士山が聳えていて、なんかもうね、今日、行ってほんとうによかった。ほんとうに。

また家族でキャンプにいきたいなぁ。

総走行距離:509.4km [Map]
写真:GRD 3/124, D80 9/224 [Flickr]

旅の日

10年日記の記録によれば、11月20日というのは「旅の日」になっている。いや、じっさい「旅の日」ってのがあって、それは5月16日らしいんだけど(1988年日本旅のペンクラブが制定)、わたしの中では11月20日なのだ。なぜか。

2001年。兄上と喧嘩して家を飛び出し、熱海に向かっている。
2002年。京都旅行。その日記を書く際に上段の日記を読み、あ、あの熱海に行った日、去年の今日だったんだ。じゃあ11月20日は旅の日にしよう。←旅の日制定
2003年。怪しい人に怪しい物を売りつけられそうになったらしい。
2004年。ありゃー旅の日なのに帝国にいたらしい。
2005年。ディオール表参道で衝動買いをかましている。
2006年。ああ、旅の日だったのか。昨日行ったからね。←雪舟への旅
2007年。ネコに引っ掻かれて流血。
2008年。大自二Get!

旅の日、あんま旅してない・・・。
つーわけで、ちょっくら旅に出てきます。

・・・といって鳥取に向かう予定だったんだけど、諸般の事情により断念。明日は天気がもちそうなので、ちょっくら極寒ツーリングしてこようかな。

リセット

わたしは、今日という日を指折り数えていたのだ。
ああ、そして、ようやく今日という日が終わる。

やった。
1年経った。
いつから?
免停の日から。

いやーよかった。ほんとうによかった。何が何でもの1年間無事故無違反。これは、こと行政処分を受けた身には本当に重要な課題なのだ。なんとしても達成せねばならない。そして無事、無違反で1年間過ごした。やればできるじゃん、わたし。まあ事故はしたけど。

そんなわけで、点数はどうあれ今後も安全運転で参る所存。

えでぃおじさやん

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彼は BMW K100RS というバイクに乗っている。わたしが漠然とバイク乗ってみたいなーとおもってたのを、実際に免許取りに行って乗り始めるという具体的な行動を起こすに至ったのは、彼の存在によるところがかなり大きい。

なにこれかわいい

昨夜帰宅したらドアノブにメモつきでビニールがぶら下がっていた。
そのメモというのがこちら。

えーと、差出人は 5歳児とかじゃないです。会社のヒゲおじさん(52)です。彼は英語で育ってるため漢字が書けず、普段のメモとかも英語で書いてるんですが、ときどきがんばって日本語で書こうとすると、こうなる。

かわいすぎる。おばさやんってなんぞww

都電荒川線 途中下車の旅

かつて都内に多数存在していた都電の路線のうち、唯一の存続路線である荒川線。昭和に戻されたような、ちょっとレトロな雰囲気ただようこの路面電車、そういえば乗ったことなかったような。というわけで、今日はあゆみさんとふたりで「都電荒川線 途中下車の旅」なのでした。ふたりしてチビっ子なので、ちんまり隊と呼ぶ。

F3000373午前 11:30 、ちんまり隊は都電三ノ輪橋駅にて集合。素晴らしくいい天気である。まずは焼き鳥で軽く腹ごしらえをし、ジョイフル三ノ輪なる商店街を行く。この商店街、なかなかにナイス路地の宝庫で、あっちの路地をフラフラこっちの路地をフラフラ。壁、朽果てたバイク、ニャンコ、怪しい寺・・・被写体に事欠かないジョイフルな時を過ごした。

1日乗車券(大人 400円)を購入し、三ノ輪からいよいよ都電に乗車。チンチーン! という音が軽やかに響く。ゴトゴトと揺れながらゆったり走る路面電車は、なんだかとっても心地いい。

しばらく都電に揺られ、次に降りたのは荒川遊園地前。あらかわ遊園行っちゃおうぜ、とまあこういうわけである。電車を降りててくてく歩いて行くと、あらかわ遊園というゲート、そしてその横になんとも見る者を圧倒するモニュメントが(笑)。

R0014149いやもうね、これ発見した瞬間ふたりして爆笑ですよ。そんで「どうやって撮るか!?」「このアングルよくね!?」「逆光とかもカッコイイ!!」とまあ大ハシャギ。いやぁ、なんともパンチの効いた銅像(?)でした。

R0014158さてあらかわ遊園。ここはこぢんまりとした遊園地で、入園料大人 200円也。ところが、天皇陛下御在位 20年記念ということで、入園料が無料だったのでした。わーい。天皇陛下ばんざーい! てなわけで「いいんですか?」「おじゃましまーす」とかいったいどこの家に遊びにきたんだというかんじで入園。入園料無料といい天気もあいまって、いやもうすさまじい人大杉。わたしもっとこう、閑散としたかんじを勝手に思い描いてたんだけど、親子連れで大変な賑わいだった。

F3000378頭上を行く自転車みたいなのや、かわいい汽車ポッポみたいなの、観覧車、謎の動物の乗り物、などなど、ゆるーい乗り物がいっぱい。「どれか乗ろう」とか言いながらぶらぶら。動物広場なるところではヤギやヒツジと触れ合えるコーナーもあった。日だまりでかたまってるヤギや、隅っこで並んでるヒツジ、眠るヒツジ。ネコ助以外にあんなに動物撮りまくったのも久々だな。わたしたちの他にも一眼レフやら二眼レフやら、あとあの大人の科学のおもちゃの二眼とか、カメラぶら下げた人がけっこういて、知ってる人いたりしてねー、なんて。

はい、いたんですね。うめさんえもやんが。うめさんのお友達さんたちと来ていたようで、まあなんという偶然。ひとしきりおしゃべりした後、我々ちんまり隊は都電の旅の続きへと戻って行くのであった。ああおもろいw

さてあらかわ遊園を後にした我々は、はらへが最高潮になったので近くにあったモスでお昼ごはん。久々にファーストフード食べた。たまにはいいな。そしてふたたび都電。こんどは飛鳥山で途中下車。

F3000390飛鳥山公園を行く。祭り囃子にあわせて踊る人などを見物し、公園内を歩く。きれいに整備されたいい公園だ。木のトンネルみたくなってるんだけど、ぜんぶ桜っぽい。コリャ桜の時期にまたぜひ来たいなぁ。ここも親子連れ多く、砂場やブランコ、滑り台とひととおりそろってる。そしてちんまり隊は、雲梯に目を付ける。

なつかしい!「ともちゃん、ちょっとやってみて」とのあゆみさんのリクエストにお応えして、いざ出陣。しかし・・・腕が前に出ない。うそーん。自分の体重を支えきれないのだ。1,2本進んで、もう限界。にわかに信じられなかった。その昔、小学生の頃はそりゃもう軽々と 2段飛ばしくらいでサルのように渡ったものを。なんか悔しいので雲梯練習したいんだけど、近所に雲梯ある公園ってないや。

R0014269公園から王子駅の線路のほうに降りて行く小径がまたいいかんじ。線路沿いを歩いていると、撮り鉄の少年たちを発見。小学生〜中学生くらいかな? 貨物列車を狙っているとのこと。みんななかなかにいいカメラを持っていた。

その先に、これまた雰囲気のガラリと変わる風景。古めかしい家が立ち並ぶ。スナックとか居酒屋とか看板が出ているんだけど、人の気配のない家もある。すごく不思議な場所だった。

ふたたび都電に乗る。チンチーン! こんどは鬼子母神前。電車を降りる頃はすでに日が暮れ始めていて、もう 30分もすれば真っ暗になってしまいそうなかんじ。とりあえず鬼子母神へ急ぐ。

R0014293もう薄暗いからか、参道にも人はまばら。境内はおもっていたよりも広く、中に駄菓子屋さんがある。もう店じまいだったけど、なんかとってもいい雰囲気だった。後で、店主のおばあさんはなんと 13代目だということを知る。ニャンコもいっぱいいるみたい。また来たいな。

R0014310鬼子母神にお賽銭してお参りしたら、来る途中にみつけたかわいいコーヒー屋さんに入って休憩。そしてなんとそこで昼間あらかわ遊園で遭遇したうめさんのお友達ご一行様に再会。もうビックリさ(笑)。

さらに都電は進む。終点・早稲田である。都電全線制覇だよ。チンチーン! とはいえ、もう真っ暗。ほんとはわたしが学生時代を過ごしたこのまちをご案内、と洒落込みたかったんだけど、今日は日曜で学内に侵入はできないし、となると意外となんもないし真っ暗なのよね。とりあえず改修工事の終わった大隈講堂に行き、記念撮影。しかし、暗い。だめだコリャ。

お腹もすいたので、「まほうつかいのでし」なるお店でスパゲッティをいただく。さあこれでごはん食べたらおうち帰るのみだなーとおもいつつパスタを頬張っていると、この旅の展開を変える一言をあゆみさんが言い放ったのである。

「ともちゃんがブログで言ってた、鬼っ子、おいしそうだね」

そこで思い出す。そうだ、小藤屋は今、祭開催中だ。まてよ、たしか店舗、王子にもあったはず。ぬあああ!! さっき行ったじゃん王子!!←飛鳥山の目と鼻の先。え、今何時? 19時? 小藤屋何時まで? 20時? 間に合う? 間に合うんじゃね?

というわけで、王子駅。いやー、都電1日乗車券、万歳! 天皇陛下万歳! そしてあゆみさんは宣う。「鬼子母神・・・だね」ああ。この旅は、神がかっていたのだ。鬼子母神。そう鬼っ子の神様が、あのとき、お参りしたときに、鬼っ子を買いに行きなさい、王子にあるでしょ、とそっと耳元で囁いて下さったのだ。きっと。

R0014320王子駅からすぐのところに、小藤屋王子店はあった。祭は開催されていた。ていうか、すさまじい祭っぷりだった。我々ちんまり隊は、鬼っ子の個別包装タイプ(通常価格 500円のところセールで 380円。天皇陛下万歳。)を買い、ほくほく顔でふたたび都電へと乗り込むのであった。

あゆみさんが途中下車、そしてわたしも 20時過ぎ、終点三ノ輪橋で下車。昼間賑わっていたジョイフル三ノ輪は、もう眠っていた。そしてわたしは歩き出す。こうしてちんまり隊の「都電荒川線 途中下車の旅」は終点を迎えたのだった。

F3000368以前お友達の従妹さん(つまり赤の他人)が都電荒川線のことを書いていて、おもしろそうだなーと思いつつなかなか機会がなかったんだけど、今回突然実現したこの「都電荒川線 途中下車の旅」。いろんなサプライズや神がかり的できごともあり、もう大充実の1日でありました。まだまだ行ってみたいところはあるし、今回豪快にすっ飛ばしたところにもよさげなところがきっとあるに違いない。都電荒川線サイコロの旅とかどお? 出たサイコロの目の数分進んで途中下車して散歩すんの(笑)。ま、とにかくまた第2弾、第3弾と行ってみたいなとおもいました。

雨やんだし

来週末の動きを決めかねており、ぐずぐずしているうちにきっと満席になる。肌荒れ MAX でブチャイクに拍車がかかり、なんか指の皮がぽろぽろとむけるし、いつお湯が出なくなるかわからないシャワーで、掃除もピアノの練習も遅々として進まず、しまいにゃなにやら風邪の兆候が。

いかん風邪ひくわけにはいかん。
ので、寝る。