土佐日記(二)

R0016067.JPGさて腹ごしらえも済んだところで、ひろめ市場の目の前に位置する高知城に向かう。高知城がですね、かなりイイ。とりあえず追手門の姿に「ふおおおおお」と圧倒される。入ってくと、板垣退助とか山内一豊の銅像もある。野面積みの石垣は荒々しくも美しい。どこ歩いててもだいたい天守がみえるんだけど、なんかそれぞれ印象が違うんだよね。

R0016077.JPGんで、くつを脱いで中に。この日は人が少なくて、いつもこんなもんなのかな、とにかくかなりゆっくりまったり見られた。というか、人いないから、縁側に座り込んでかなりの時間ぼんやりしてた。すんごい居心地いいんだもん。もうちょっとしたらゴロゴロしだしてたな。けっこう中は質素な造りで、飾りとかゴテゴテしてなくてなんか地味でイイ。欄間の展示もされていました。

R0016090.JPGあまりにもぼんやりしすぎていたけど、ああ、上上、上いかなきゃ、てことで天守閣内部をながめつつ急な階段をのぼっていく。最上階から高知市内を一望。かなりきもちい。地元の小学生らしい子供たちの土佐弁にニヤリとしつつ、しばし、っていうかこれまたかなりの時間上でぼーっとしておりました。景色もきれいだけども、上から見ると要塞としての高知城の造りがよくわかるんですね。すごくきれいだし、いざ戦うときのことがおもいうかべられたりします。そんなかんじで、かなり楽しい場所でありました。

DSC_3415.JPG高知城から去るとき、例の隣の席のオジサンに再会。この人が30過ぎくらいのかっこよくてお金持ちで結婚してなくて彼女いなくてわたしの嗜好を理解しつつ知的好奇心を刺激してくれるような男だったらああこれはもしかして運命かしらなんておもったことでしょう。しかし特にそういったことはなく、近くにいた三人組に写真を頼まれ、快くシャッターを切るワタクシでありました。

The Museum of Art, Kochi高知城でかなり時間を過ごしたので時間がなくなってきた。いそがねば、てことで路面電車に乗り込み、高知県立美術館へ。ちょっと辺鄙なところにあるのです。たてものがなかなかステキ。この美術館はシャガールをメイン・コレクションとしてて、常にいろんなテーマで展示しているそうです。今回は「生誕120年記念 マルク・シャガール―愛の世界」てことで、「死せる魂」や「ダフニスとクロエ」などの版画集やリトグラフをメインに展示されていました。シャガールってーと例のヘンな動物や人間がひっくり返って空飛んでる、みたいなイメージだけど、まあそうなんだけど、版画がけっこうかわいくて、あ、これポストカードにしてほしい、みたいなのいくつかあった。なかなか楽しかった。とにかく人が少ないのがいい(笑)。自分のペースでゆったり観られるのはシアワセです。

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6 thoughts on “土佐日記(二)

  1. by musik_hibi at

    四国は行ったことないのですよ。いいですねえ。カツオに塗れたいですね。

    仕事場にはシャガールの本物?とされているリトグラフあったりします。個人的に好きなアーティストのひとりです。生誕120周年なんですね。いいなあ。またシルクスクリーンでもやるかなあ。^^;)

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  2. by petite-tomo at

    シャガールはヘンなのが飛んでるってそればっかだったんですが、ちゃんと見たらすごくカワイくて、いいなっておもいました。って、シャガールのリトグラフがある仕事場ってすぎょイですねえ。

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  3. by hichako_g at

    あれっ、高知美術館ってシャガールあるの!?えぇーーー観ーたーいー!!シャガール好きシャガール好きシャガール好き!!
    暇はあれども貧乏金なし、しくしく。

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  4. by petite-tomo at

    広島からだと・・・フェリーとかで四国入りするんですかね? なんか陸路づたいにいくの大変そう・・・。

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  5. by hichako_g at

    や、船は愛媛だけだね、あとは高速バスで行ける。瀬戸大橋があるからね〜、高速道路と連結してるから〜。

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  6. by petite-tomo at

    あ、そか!瀬戸大橋イイなー。旅行行ってきたばっかなのにもうどこか行きたくなってます(笑)。

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