西へ #001 京都

西田。ちがう西だ。とにかく西。そう思い立ったのはいつ頃だっただろうか。大学卒業以来まとまった休みはなかなかとれず、遠出することが極端に減っていた。しかしながらとにかくどっか遠くに行きたいという気持ちだけは絶えずある。見知らぬ土地に足を運ぶのは、なんてわくわくするんだろう。西だ西。西は未踏の地が多い。西だ。西に行くんだ。

8/14(月) 東京 – 京都

Departure前日サマソニ参戦で、帰宅したのは0時をまわっていた。その興奮も覚めやらぬままに用意をしたり、メールのチェックをしたり、返すところには返したりとやっていたら寝たのは2時過ぎになってしまった。そして4時起床。2時間も寝ていない。でもまあ電車でたっぷり寝られるからいいや。駅へ向かう車の中、朝焼けがやたらきれい。今回の素晴らしい旅の始まりを予感させる空だった。

当初の予定では朝新幹線で来て京都国立博物館に行くはずだったのだが、出発の何日か前に月曜日は休館だと教えてもらい、愕然とする。しかしもうどうしようもないので京都国立博物館はあきらめ、今回はのんびり鈍行で行くことに。池袋から東京 → 熱海 → 興津 → 浜松 → 豊橋 → 大垣 → 米原と乗り継いで京都着は15時過ぎ。鈍行でも意外と早く着くもんだ。しかし京都は暑い。暑すぎる。盆地はだてじゃない。

Byodoin Temple - 1ホテルにチェックインして荷物を置いて、宇治に向かう。宇治駅にて京都の部を担当してくださる albertusさんと合流、平等院へ向かう。時間が遅めだったため鳳凰堂の中には入れなかったのは残念だったが、外からその美しさを堪能。池に映し出されるその姿、そして美しきシンメトリー。嘆息。もちろん喜々としていっぱい写真を撮ったのだが、家に帰って改めて眺めてみると…。はー。うまくいかないもんだ。

Uji River - 1宇治川をぶらぶらしつつ、撮りつつ、水と戯れつつおさんぽ。実はお腹がすきまくっていた私、いいぐあいに日も傾いてきたのでごはんを食べようということで京都市内へ移動。「芋は好き?」との問いに「好き」と答えたのだが、そのとき私の頭に浮かんでいた芋はじゃがいも。しかしここは京都、もちろんじゃがいもではなかった。

八坂神社近くの「いもぼう平野家本家」へ。実をいうと里芋とか山芋とかは苦手なのだが、すんごくおいしかった。里芋を見る目が変わったかも。

京料理を堪能した後、まだ時間は早いので京都市内をウロウロしつつ駅方面へ。そして軽く飲みつつ「おまいは海外へ行け。外国暮らしをしたほうがいい」と諭される。行きたいっす、正直なとこ。

そんなこんなで、京都の夜は更けていったのであった。

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4 thoughts on “西へ #001 京都

  1. by albertus at

    あら、山芋・里芋は苦手だったのですか。これは失礼しました。が、かくいう私も、この「いもぼう」のおいもを食べるまではかなり苦手な部類だったのですが、この店のおいもを食べて認識を改めました。関心のある方は、こちらから。
    http://www.imobou.com/

    京都の夏はまだまだあついっす。

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  2. by petite-omo at

    や、かなりおいしかったのでびっくりしたのです。なんだ、里芋おいしいじゃん!って。あとヌルヌルした食べ物全般だめなんですけど、ぜんぜん平気だったっていうかすごいおいしかったし。ほんと認識変わりましたわ。

    京都の部ありがとうございました!

    返信
  3. by p_chansblog at

    まずは京都編お疲れさま・・
    料理の写真とかも混ぜていくと、ぐっと臨場感が増しますよ。

    旅行に行った時の写真は、ご本人にとっては当事者だからすべて思い出、思いいれがある写真なのですが、それを人に見せるのは本当に難しいのです、全然関係ない人に見せるならば興味を持たれない可能性が大きいですので、記事の書き方としてはむしろ、旅行記、おもしろ珍道中みたいなイメージにして、写真を挿絵的にする方法とか、なんらかのストーリーを持たせながら写真を混ぜていくとか、あくまで場所の紹介をメインに読む人に行ってみたいと思わせるとか、いくつかの方法があると思います・・

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  4. by petite-tomo at

    ありがとうございますー!
    ほんとそうですねえ。。難しいす。

    長文エントリ続きます。よろせこ。

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