タグ別アーカイブ: 展覧会

設置音楽展


今日は歯医者の帰りに、ワタリウム美術館で開催中の坂本龍一 設置音楽展へ。行きたかったんだけどずっとタイミングを逃していて、気づけば会期ギリギリ。太郎連れている関係上あまりゆっくりはできなかったけど、しばしの時間日常から離れて音に没頭できてすごく気持ち良かった。写真のような映像のインスタレーションもすごくよかった。iPhone とか iPad 使ってるんだろうけど、ああいう見せ方もいいなぁとおもった。

ワタリウム美術館てはじめて行ったけど、なんかすごくいい空間。ベビーカー連れのことなんぞ全く配慮されていない感じだったのがつらかったけど、まあベビーカー連れて行くようなとこじゃないんだろうな。

関先生個展

昨日カッパ展の前に、新宿で開催されている関先生の個展に母上とおでん夫妻と一緒にお邪魔した。先生は少し白髪が増えたかな、でもあのやわらかな物腰は変わらない。癒される〜。

先生は学生さんっぽい若い女性を描いていた。それが終わった後すこし話して、「お前も描いてやろう」と。ええええ! まじで!! ついに・・・ついにこの日が。写真を撮られるのさえ苦手なわたしが、絵を描かれるなんて。でも関先生に描いてもらうのはちょっとした夢だったから、恥ずかしいけどがんばってじっとした。もっときれいなカッコしてちゃんと化粧して髪も整えてくればよかった。後悔先に立たず。途中5分ほどの休憩を挟んで15〜20分でできあがった絵は、いつもの先生のあのやわらかいタッチで、でもその描かれているのが自分なもんだからなんだかちょっと気恥ずかしくて、でもやっぱり素敵で、ああもうこれ一生の宝物だわ・・・。先生ありがとう。

つづいておでんも描いてもらってたんだけど、おでんでこの日3人目だったそうで、目が慣れてくるとかですごく出来がよかったらしい。おでんは造形的に素晴らしいとかで、パステル画教室でのモデルまで頼まれていた。姉妹すごく似てると言われるけど、わたしは素晴らしくないようです。残念w

母上は絵を2枚も買っていた。わたしも関先生貯金するんだ・・・! って数年前から言ってる気がするけど。。
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BODY/PLAY/POLITICS

今日文化の日は横浜美術館の開館記念日で、無料開放しているということで行ってみた。企画展は「BODY/PLAY/POLITICS」。歴史を通じて作り上げられた人間の身体が生み出すイメージをモチーフにした現代作家たちの作品が集められている。映像の作品がけっこう多かった印象。真っ暗な中のものもけっこうあって、太郎が怖がっちゃってあんまりゆっくり見られなかったけど。

続いてコレクション展。ここの「描かれた横浜」というのがなかなか面白かった。現在の地図でどこが描かれたものかを示したものも配られていて、一緒に見るとわくわくする。わたしは横浜博覧会の記憶はないんだけど、知ってる人ならもっと楽しめそう。

無料開放ということで激混みを覚悟していたんだけど、どっこいガラガラとまではいかないけどけっこう空いていた。祝日で無料でこれじゃあ普段は。。。それはともかく、横浜美術館久しぶりに行ったけどなんかいいな。次の企画展が篠山紀信の写真展だってんで、見に来られたらいいなぁ。チケットが当たる(かもしれない)というのでアンケート書いて応募してきたわw

四市合同展

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母上がボランティアでやっている市の小学生の集いで、四市合同 丸沼芸術の森コレクション展というのに行くというので、一緒についていくことにした。朝霞市にある丸沼芸術の森のコレクションを、朝霞市・志木市・新座市・和光市の 4市 5会場で展示するというもの。ひとつひとつの会場は小規模ですべて無料。正直そんなに期待してなかったんだけど(笑)、これがなかなか楽しかった。

まずは朝霞市「アンドリュー・ワイエスとベン・シャーンの世界」。地味だけど好きな雰囲気。小学生たちは博物館の常設展(縄文土器とか竪穴式住居とか水車とか)の方が興味津々のようだったけど(笑)。つづいて志木市「モノクロームの世界」では、なんと杉本博司「劇場」シリーズが! 知らずに行っていきなり杉本博司あるもんだからめっちゃテンション上がった。あとベン・シャーンの「チェロを弾くカルザス」がとっても好き。絵はがきとかあったら買ってたな。モノクロのシャガールとかもあった。最後に新座「東海道五十三次 ― 江戸の錦絵の世界」。歌川広重の「東海道五十三次」の全作品を通して見たのってもしかしたらはじめてかも。あの薩埵峠も実物が見られて感激。

というわけで今日は 3会場を回った。スタンプラリーなんかもやってるらしい。わたしはあとの 2会場は回れないだろうからやらなかったけど、こういうのも面白い。何しろ無料で、ひとつひとつの展覧会が小さいからすごく気軽に見ることができる。いい企画だなぁとおもった。今度丸沼芸術の森にも行ってみたい。

光琳アート

光琳アート
紅白梅図屏風と燕子花図屏風が同時に展示とか、盆と正月がいっぺんに来たような贅沢なわけで、こんな機会そうそうない。こりゃ行かねばなるまい。熱海はすこし遠いけど、ドライブにはちょうどいいんじゃない。てことで、MOA 美術館で開催中の燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術展に行ってきた。

展示室入って、いきなり来ました2大国宝。これらが向かい合わせで展示してあるとかどんだけ贅沢。どちらも過去にも見てるけど、何度見てもやっぱりすごい。江戸時代に描かれたとはおもえないデザインなんだよなぁ。紅白梅図は寄って、燕子花図は引いて見てる人が多かった。

今回の展示は光琳の傑作たちだけでなくその影響を受けている現代美術もたくさんあって、こちらもとてもよかった。特に杉本博司の月下紅白梅図。展示室は照明をかなり落としてあって、本当に月の光でぼんやり浮かんでるみたい。白と黒の階調表現が素晴らしくて、ただモノクロームになったってだけじゃない不思議な存在感があった。すごいなぁ。個人蔵になってたけど、これ持ってる人いいなぁw あと面白かったのが会田誠の群娘図 ’97 。都会の女子高生と修学旅行で東京に来ている女子高生の対比。光琳の箔押しみたいなキティちゃんとケロッピ。1997 年の作品だから、微妙な古さと自分の高校時代ど真ん中であることもあってなんか見入ってしまった。あとスゴかったのが高田安規子・政子という姉妹のユニット?による切手を切り抜いたアート。すんごい精緻な切り抜き。ちょっと他の作品も見てみたくなった。

燕子花と紅白梅だけでもすごいんだけど、全体的に楽しめて大満足であった。いいお天気で美術館からの眺めもとてもきれいだった。平日の午前中だってのにすごい人で、これが週末だったらとおもうとゾッとするわ。道の混雑もあるからと有休とって車出してくれた配偶者の人、そして観覧中おとなしくしててくれた太郎にも感謝。

音楽と演劇の年賀状展

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わたしは年賀状が好きである。文字だけのシンプルなもの、いかにもクリエイター的なクールなもの、趣向を凝らしたおもしろいもの、家族のあたたかみあふれるもの、その人の人となりがにじみ出る、年の始めのお楽しみなのだ。

で、ミュージシャンや役者さんからの年賀状を展示するというなんとも魅力的な展覧会があるというじゃないの。去年の夏頃だったか通りすがりのブログで見つけてブックマークしてたんだけど、今年も開催されるとのことで歓喜。関東は埼玉会場しかないんだけど、ちょうど母上の宴で新座に行く日が会期にかぶってる。ヨッシャー! というわけで、東川口 senkiya で今日まで開催中の音楽と演劇の年賀状展に行ってきた。

会場は家業である植木屋「千木屋」を夫婦で改装し、カフェ・雑貨店・ギャラリーとなっている一軒家。中に入ると大きなこたつが置いてあり、天井からたくさんの個性的な年賀状が吊り下げられている。来年はどんなのにしようかな、なんて考えつつひとつひとつ見ていくのが本当に楽しい。年賀状大賞の選定のしがいがあるな。ひつじの顔出しパネルがあったので、太郎にはめて写真撮ってみた。かわいいかわいい〜。12年後の年賀状に使うかw

会場の雰囲気も素敵な感じで、実に楽しい展示であった。来年もやるといいな。
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立ちのぼる生命

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神奈川県立近代美術館 葉山で開催中の立ちのぼる生命 宮崎進展に行ってきた。宮崎進はまたしても母上が画廊に勤めていたときの縁の作家だそうで、当時とは作風が変わっているけど見に行きたいということで、ドライブがてら葉山へ。

宮崎進は第二次大戦中に出兵し、敗戦後1949年までシベリアに抑留されていた。その悲惨な生活は写実的に描くことでは絶対に表現できないとし、襤褸のような布のコラージュを手法として用いている。画材の限られたシベリアでカンヴァスの代わりにこの麻布を用いていたらしい。最初このグロテスクにすら感じる作品群を見て、なんだろう? とおもったんだけど、凄惨な経験のイメージがこのように表現されるのかとなんだか納得した。

ところでこの美術館、葉山の海沿いにあってすごく景色がきれい。人も少ないし、なんかすごくいい所だった。それから鎌倉に戻り、ホテルでゆったりランチで満腹〜。今日は母上のビートルに乗りたいと言っていた鎌倉の叔父夫妻も一緒で、2人とも喜んでくれたしなんかすごく楽しかった。

ザ・ビューティフル

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昨日、皇居ランは9時半には終わってしまい、ならば何か美術展にでもと行こうじゃないのとまあこうなるわけです。で、皇居の目と鼻の先にある三菱一号館美術館で開催中のザ・ビューティフル 英国の唯美主義展に行ってきた。

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館所蔵作品を中心に、油彩画、家具工芸品などによって構成される展示。唯美主義の総合的な展覧会ということでわりと雑多なかんじではあるんだけど、個人的にいちばん気に入ったのは金属製の四角いティーセット。すっごくかわいい。これ欲しい。その隣にあった物体、これはなんだ? とおもったらマガジンラックだった。

絵画ではホイッスラー「ノクターン バターシー地区からみたテムズ川」、水墨画みたいな雰囲気ですごくよかった。レイトン「母と子(さくらんぼ)」も若いお母さんのダルダル具合がなんかツボで(笑)、女の子もかわいい。同じくレイトン「パヴォニア」の黒髪の女性がオリエンタルで妖艶なかんじで印象に残った。

児島善三郎 田園青緑

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みぞえアートギャラリーで開催中の児島善三郎 田園青緑展に行ってきた。善三郎先生(と母上が呼ぶので自然わたしもそう呼ぶこととなる)も、母上が画廊に勤めていた時代のゆかりの(?)作家であるからして、その展覧会が催されているというのでこれは行かねばなるまい。

このギャラリーは田園調布にあるんだけど、その閑静な住宅街の中に突然現れる。というのも、立ち並ぶ豪邸のそのうちのひとつを、そのままギャラリーとして使っているかんじなのだ。とっても素敵な空間。家具とかも普通にあって、ほんと、お金持ちのお宅にお邪魔してるかんじ。で、その中で絵画を鑑賞できるのだ。う〜ん、素敵。善三郎先生の絵もその空間によく合って、なんだかとってもいい時間を過ごした。

近くに宝来公園という公園があったので、帰りがけにすこしだけ写真を撮ったりして遊んだ。なんか充実の半日であった。

江戸の狩野派

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出光美術館で開催中の江戸の狩野派 ― 優美への革新展に行ってきた。江戸時代、徳川幕府の御用絵師としての地位を確立した狩野派の本拠地は江戸の地に移り、京に残った “京狩野” に対し、これを “江戸狩野” と呼ぶ。その “江戸狩野” に焦点を当てた展覧会。

全体的に、余白を活かした空間の演出が絶妙だなとおもった。個人的イチオシは「蓮に燕・枯木に翡翠図」かな。シャープな線で描かれた鳥がかわいくてかっこいい。構図も素敵。今回鳥モチーフの作品が多かった。富嶽図もシンプルで良し。あと工芸品もけっこう多かった。

展示のラスト、京狩野 VS 江戸狩野 美の対比、どちらが好み? と題されて両者の作品が展示されている。どちらが好み? と聞かれたので答えを出そうと、遊鶴図屏風と松竹に郡鶴図屏風を見比べる。細かい描写や部分部分を見ると、京がいいなっておもう部分が多いんだけど、全体的なバランスを見ると江戸のほうが好み。うーん、決められませんなw

出光美術館は規模が小さくて、なんか落ち着く美術館だ。いいな。