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四国ツーリング #004 大歩危・祖谷・事故

5/5(火)四万十 – 大歩危・祖谷 – 高松 [Map]

朝起きて、再び落胆。雨である。しかもしっかり降っている。また雨か・・・。気が滅入る。それでも身支度を整え、少し早めに6時過ぎにホテルを出発。降りしきる雨の中走りだす。あっという間に靴はぐちょぐちょ、グローブもびしょびしょ。昨日のように上がってくれさえすれば、走っているうちに乾くんだけどな・・・。

雨はとにかくスリップが怖い。普段雨が降っているとバイクには乗らないので、雨には慣れていないこともあり怖い。スピードは抑え、後続車に道を譲りながら、R56 を高知に向かって走る。2年前に行った高知は残念ながら今回完全スルー。ちょいと行きたいところがあったので、時間短縮のため須崎東ICから高知自動車道にのる。高速はきついコーナーがないので走りやすい。でも怖いのでスピードは抑え目で。南国SAに寄り、おにぎりをひとつほおばる。雨は弱まってくれた。よかった。

R00308991時間もしないで大豊ICに到着。ここからは再び一般道。R32 で大歩危、県道に入って祖谷へ。かずら橋へ行ってみる。奥深い渓谷に原始的な吊り橋が架かる。すごい。雨の中を人がたくさん渡っている。みんな吊り橋にしがみつくようにして歩いている。雨がまだ降っているため、GR だけでさっと撮った。渡ってみたいけど、あんだけ人がいるとちょっとな・・・というかんじで、遠くから眺めておしまい。それでも雨の中狭い道をがんばって走る価値のある風景だった。

R0030908かずら橋を後にし、そのまま県道32 を走る。昨日の R439 ばりの狭路だ。ううう、またこんな道を通るはめになるとは・・・。それでも昨日に比べれば舗装がちゃんとしているぶんいくぶん走りやすい。途中、祖谷のシンボル絶壁に立つ小便小僧を発見。雨に濡れて、さながら谷底に向かって放尿しているかのようだった。霧も出ていて何やら幻想的な雰囲気すら漂う。小便小僧なのに(笑)。

県道を抜け、ようやく国道に出た。ああ、中央線の喜び!(再)。また命拾いしたぜ・・・。四国、恐るべし。

そしてふたたび R32 を高松に向かって走る。かっこいい池田大橋を渡り、池田の市街地。交通量もすこし増え、50km/h くらいで流れている。もちろんわたしもその流れにのり、むやみにすり抜けたり飛ばしたりはしない。

普通に走っていると、左側にレストラン、そして駐車場から軽自動車が右折で出てこようとしている。わたしはその車をみとめるも、むこうもこちらの存在は認識し、停止して待っているのでそのまま直進する。

と、その瞬間、その車が出てきてしまった。急ブレーキはいけないとわかっていても、やはり咄嗟にガッと前後輪ブレーキをかけてしまう。当然、後輪はロックし、雨で路面が濡れていたことも手伝ってスリップ、そして左側に転倒しながら軽自動車の右側面に突っ込んでいった。わたしは道路に投げ出される。その一瞬の記憶はない。

R0030924次の瞬間、バイクが割れたフロント部分の破片とともに道路に横たわるのが目に飛び込んでくる。身体は動くものの、旅先で事故したというショックでその場に突っ伏してしまった。なんで事故するんだよ・・・どうやって帰るんだよ・・・そればかり考えていた。

あっという間に人がやってきて、大丈夫か大丈夫かとわたしに問いかける。わたしは歩いてバイクから離れ、駐車場の中に移動する。半ば放心状態の中、周りの人が「とりあえずヘルメットを取れ」「上着を脱げ」「痛いところはないか」「吐き気はないか」「いま救急車呼んだから」「いっぱい着てるねえ、だから怪我が少なかったんだねえ」いろいろ言っているのが聞こえる。すぐに救急車と警察がやってくる。名前や生年月日、住所などを言う。警察の人は「相手はおるんか? おるんか? あとで病院いくから!」とか言っている。そのまま担架にのせられ、病院へ搬送される。場所が警察署のすぐ近く、病院もすぐ近く、ということで何もかもがあっという間だった。その間「あのバイクどうなるんだ・・・」と、その心配ばかりしていた。

R0030923病院に運び込まれると、レントゲンをとったりする。病院ではなぜか妙に落ち着いていて、当たり前だけどお医者さんやら看護士さんが徳島弁なのかなんなのか、とにかくそんな方言をしゃべっているのでなんかかわいいなあ、とか、「だいじょうぶか?」ってのを「いけるか?」って言うんだなあとか、なんでオートバイのこと「単車」っていうんだろ。「単車」っていうとなんか暴走族思い浮かんでやなんだけどw とか、天井を見上げながらどうでもいいことを考えていた。

診察を終えると今度は警察の人が調書をとりにくる。警察屋のおにーちゃんはいい人だった。事故相手のおばちゃんもちゃんとした人で、わたしが保険会社に連絡してレッカーの手配をお願いするんだけど、連休や近くで事故があったりでレッカー業者の手配がつかなくなってしまったらしく困っていたら、その相手の人の旦那さんと息子さんとで軽トラに載せて、とりあえず相手の人のお宅に置かせてもらえることになった。いい人でよかった・・・。お腹空いたでしょ、と言ってうどんをごちそうしてくれて、最寄りの駅まで送ってもらい、ヘルメットとかいらない荷物はあとで送るから、とこちらも預かってくれた。事故処理をほとんど相手の人に任せてしまうかんじになってしまったけれど、すべて対応してくれたので本当に助かった。ありがたや。この日は高松に宿をとっていたのでとりあえず高松に向かうことにした。電車は余裕である時間ではあったが、そのまま東京に帰るという選択肢はなかった。

DSC_0879阿波池田駅。バイクでツーリングしていたはずなのに、なぜ電車の駅にいるのだろう。雨、やんだのに。見知らぬ土地のちいさな駅で、ひとり呆然とする。高松への電車までまだ時間があったため、写真を撮って遊んだり、フェリーの予約のキャンセルをしたりした。電車に乗ると、疲れがでたのかすぐに眠りこけてしまった。丸亀で乗り換えなきゃいけないんだけど、あやうく乗り過ごすところだった。事故したのはたしか 10:45 だった。高松に着く頃にはもう 16:30 をまわっていた。

高松駅はきれいな駅だった。なんとなく金沢に規模が似ているなあとおもった。ホテルまでは 2km とかそんなもんなので歩いて向かうことにする。

DSC_0909歩いていると、高松城跡玉藻公園が目に入る。見ると無料開放しているではないか。憔悴しきっているとはいえ、タダと聞いてだまってはおれんのでフラフラと園内に入る。天守を復元しようとしているのか、なんかその基礎らしきものがあった。ちがうかな。じきに雨が降ってきてしまい、傘もないので早々に撤収。ホテルに向かうことにした。

チェックイン時、「バイクですよね?」と聞かれる。「ああ、バイクじゃなくなったので・・・」とこたえるつらさといったら。部屋に入り、ベッドに倒れ込む。せっかくの高松だというのに讃岐うどんを食べに出かける気力もなく、シャワーを浴びてブログを書いてふて寝する。じきに電話が鳴りだす。友達から電話やメールがくる。聞き慣れた仲間の声を聞くとほっとして、なんだか泣けてきた。ひとりで心細かったんだなぁと思う。電話をしたり、メールを返したりしているうちに、いつのまにか寝てしまった。

四国ツーリング #001 尾道
四国ツーリング #002 松山・四国カルスト・宇和島
四国ツーリング #003 足摺岬・四万十川
四国ツーリング #005 高松・帰京
続編・四国ホネたんお迎えツーリング

四国ツーリング #003 足摺岬・四万十川

5/4(月)宇和島 – 足摺岬 – 四万十川 297.8km [Map]

6時過ぎに起きる。祈るように窓のカーテンを開ける。落胆。外は雨が降っていた。ホテルをチェックアウトしてカッパを着込み、荷物をビニールで防水して積む。

R0030803気が重いながらも7時には出発。R56 をひた走り、目指すは四国最南端・足摺岬。途中宿毛の道の駅で朝ごはんを、と思っていたのだが、まだお店らしきものが開いていないようだったのであきらめてすぐに再び走る。だんだん雨も弱まってきたので、途中ところどころバイクを停めては GR でぱちぱちっと撮ってみたりする。

DSC_0655土佐清水で県道348 に入り、足摺スカイラインで足摺岬に向かう。車はちょこちょこいるけど、走りやすい楽しいワインディング。この頃には雨もあがってくれたので一安心。足摺岬周辺は交通規制をしていたのだが、「バイクは通れますのでー」と、通される。気分いい(笑)。10時前に足摺岬到着。展望台の前あたりの駐車スペースにはバイクが何台も停まっていた。全国から集まっているライダーと挨拶を交わす。たのしい。足摺岬の周辺の遊歩道は木のトンネルみたいになっていて、トトロでも出てくるんじゃないかっていう雰囲気だった。

足摺岬を後にし、四万十へ。中村に宿をとっているので、当初ホテルにチェックインして荷物を置いてから出かけるつもりだったのだが、なんか面倒なのでそのまま走り続ける。荷物ったって、リュックいっこだし、濡れたカッパやら靴やらを乾かしてからのほうがいい気がしたので。

DSC_0765R441 は四万十川沿いを走る道。ちょくちょくある沈下橋など見つつ走る。カヌーとかやっている人もたくさんいる。清流のイメージが強いけど、ものすごいきれいというわけではなかった・・・(笑)。もっと山奥の方とかだときれいなのかな。ところどころある民家がすごくいい雰囲気で、ついついバイクを停めて撮る。道幅は狭くなり、四輪同士のすれ違いが困難で、連休ということで車が多くなっているためところどころすれ違えない車がつっかえていたりする。とにかく四国の道は狭い。譲り合いの精神が徹底的に磨かれる。道を譲らなければ、それは死を意味する。道は譲ってナンボ。それが生きる術なのだ。思いのほか時間がかかってしまうなーと思いながら、お腹もすいたのでごはんを食べられるところを探す。

R0030853ちょっとひらけたところに食堂を発見したので迷わず入る。四万十川といえば川えび! 川えび定食というのがあったのでそれをいただく。おおおう、おいしい・・・! こりゃ夜も川えび食べたいぞ。と心に決める。ごはんを食べ終える頃にはもう15時近くなっていた。

江川崎で R381 へ、この道はかなり走りやすい。しばらく走って、ついに「与作」こと R439 に至る。

R0030862この国道、ツーリングマップルにも「全線にわたり狭路多く気合いが必要」とある。その入口からして R381 とは雰囲気がガラリと変わる。気合いを入れて、その道に入って行く。しばらく走って、おいおいおいおい、これ国道か? 昼間だというのに薄暗い、車なんて1台通るのがやっと。舗装はグダグダで、場所によっては苔が生えている。恐ろしすぎる・・・。脱輪でもしようものなら谷底に真っ逆さま。命の危険を感じた。しかしもう引き返すことはできない。前に進むしかないのだ。四国の緑は神々しさすら感じるほどに美しいけれど、それがさらに恐怖感を煽る。時折対向車が突然現れる。警笛鳴らせの標識。あんなに故意に警笛鳴らしまくったのは初めてだ。二輪でもすれ違うのにヒヤヒヤするのに、四輪同士ですれ違えるのだろうか。待避所までバック、とかなったら恐ろしすぎる。わたしはこの道を車では絶対に通りたくない。長い長い 15km だった。本当に長かった。人生でいちばん長い 15km だったと言って間違いない。広い道に出たとき、心から安堵した。ああ、命拾いした。中央線のある喜び。

DSC_0865水車などあったので撮ってみつつ、中村のホテルへ。チェックインして、歩いて中村の市街地を撮りに出かける。昨日の宇和島といい、田舎町の寂れたかんじは本当に写欲を刺激する。夢中でパチパチやっていると、地元のオジサンに「いいカメラもってるねー!」とか言われる。うひひ。

ひとしきり田舎撮りを堪能すると、もう日が沈む時間になっていた。はやめにごはんを食べるところを探さないと、去年の能登の二の舞になりかねない雰囲気をこの町は醸し出している。駅の方へ行けば何かあるかも、と歩いて行くも、どうもちょうどいいごはん処が見つからない。やばい・・・。来る途中にあったお店どこかに入るしかないかなあとホテルへ向かってもときた道を戻る。すこし路地を入ったところに「四万十郷土料理」の文字を発見、ここならよさそうだ、ということで入る。

R0030880高知と言えば、2年前に来た時にかつおのたたきに感動したものだ。あれも食べたい。川えびも食べたい。むむう。ということで、かつおのたたき定食と、川えびの唐揚げを単品で頼んだ。欲張りである(笑)。しかしこれはかなり正解だったとみえる。たたきは塩たたきじゃなかったのがちょっとしょぼんだったけどすごくおいしかったし、そして川えびの唐揚げのんもうおいしいことおいしいこと。手から頭からまるごと食べられちゃうんだけどもうほんとにおいしい。わたしゃこれのためにまた四万十に来るぞ! と誓った。えびちゃん最高。

そしてホテルに戻る。地図で明日のルートの確認などをし、雨よふらないでおくれと祈りつつ、眠りに落ちた。

四国ツーリング #001 尾道
四国ツーリング #002 松山・四国カルスト・宇和島
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続編・四国ホネたんお迎えツーリング

四国ツーリング #002 松山・四国カルスト・宇和島

5/3(日)尾道 – 松山 – 四国カルスト – 宇和島 282.8km [Map]

朝5時にホテルを出る。まだ暗い。5時って、もう5月だし明るくないか?とおもったんだけど、そうか西だから日が昇るのが遅いんだなぁなどと思う。

駐車場で荷物をバイクに積む。荷物を積むその勢いで、バイクを倒してしまう。ブレーキレバーポッキリ。なにやっとんじゃわたしは・・・。立ちゴケどころか積荷ゴケじゃんかこれ。笑うに笑えない。折れたレバーをポッケに入れ、ひとりバイクを起こし、「でもこれで1ツーリングにつき1ゴケは達成した、もうだいじょうぶだ」などとわけのわからないたかをくくる。

DSC_0267さてずっとずっと走ってみたかったしまなみ海道。2006年に全面開通した瀬戸内海の島々を結ぶこの道は、とてもとてもきもちのいい道だ。雲は多いけれど、朝の空気は清清しい。朝早いこともあって他の車もほとんどいない。展望台があるというので大浜PAに寄ってみるも、遊歩道は8:30からで入れず、しょぼん。というわけでコーヒーだけ飲んでさっさと大浜PAを後にする。走っていると「ああここ撮りたいいい」って場面がどんどん飛び込んでくるんだけど、何しろバイクなので撮れない。たまりかねて待避所で GR を取り出すも、走っているときのあのかんじにはならなくて、難しいなあとおもう。時間があったら島にひとつひとつ寄っていくような旅もしてみたいなあとおもった。

DSC_0281今治北ICで西瀬戸自動車道を下り、糸山公園に行く。島々が点在する来島海峡と来島海峡大橋を眼前に見ることができる公園だ。島に架かる大きな吊り橋、それは大自然と人工美の調和とでもいうのか、すごい風景だとおもうのだ。瀬戸内海にちょうど朝日がのぼるところでほんとうにきれい。足立ナンバーを見て驚いたおじさんが話しかけてくる。話していると、昔金町に住んでいたそうだ。じつにローカルである。

今治城をチラ見するのも忘れて(笑)、松山へと向かう。松山へは海沿いを走る R196 がメインルートになってるんだけど、あえて山の中を行くことにする。ワインディングを走りたかったからなんだけどね。

DSC_0313まずは道後温泉へ。朝7:30くらいなんだけど、浴衣着て風呂桶もってウロウロしてる人がいっぱいいた。わたしはなんとしても温泉につかりたい! というタイプの人間ではないので、坊ちゃんとか千と千尋とかもこのまちから生まれたんだねぇとかおもいつつ、その温泉街の雰囲気だけ楽しんできた。まだ朝早いのでお店とかはなにもやっていなかったけど、わりと人はたくさんいた。昼間だったらトンデモネーことになっていただろう。朝のうちにきてよかった。

DSC_0329そして松山城に移動。8:30、松山城にのぼるロープウェイとリフトがちょうど動き出す時間だった。わたしはもちろんリフトを選択。スキーを履いていないリフトは乗り降りがけっこう難しかった。べつに前にこちらをふりかえって手を振るきれいな奥さんはおらねども、一眼レフを構え撮る。こりゃ高所恐怖症にはこたえるよなあなどとおもう。w

R0030645松山城の天守は、日本の12箇所に現存する天守の一つ。やっぱり現存天守は風格が違う。ちょうど開門の儀式をやっていて、お客さんたちがみんなで門を開けるというプチイベントがあって楽しかった。かいもーん!の声とともに門が開かれ、そして入っていく。たのしい。天守の中も雰囲気があってとてもいい。例によって這いつくばって撮っていたら、また具合が悪いと思われてしまった。松山城はいいお城だった。

最初は松山あたりでお昼を、と思っていたんだけど、思いのほか予定通り以上に順調に進んでいるので、このまま四国カルストまで行ってしまってもいいかもな、ということで四国カルストへ向かって R33 を走り出す。この R33 にはネズミ捕りが多くいるというのは事前に予習済み。あせる必要もないし、制限速度キッチリ守って後ろから飛ばしてくる車に道を譲りながら走る。案の定、やってるやってる大ネズミ捕り大会。何台かバイクや車が捕まっていた。わたしはなぜかミニパトの後ろにつけた。パトカーの後ろ走ってて捕まることはないだろう、とかおもいながら悠然と走る。

DSC_0527R440 に入り、地芳峠で県道383四国カルスト公園縦断線に入る。狭い山道が続き、突然視界が開ける。日本三大カルストに数えられるこの四国カルストは、多くの乳牛が放牧され、カルスト特有の風景をさらに牧歌的にしている。曇っており、まだ草も緑でないのがちょっと残念。秋吉台も走りたいなぁ。

ごはんを食べようとレストハウスに入ると、人でごった返している。店員はたくさんいるのに、なぜかうまく回っていない。客は行列を作って待っているのに、店員はそちらに見向きもせずに慌しく動き回っている。去年の北海道の足寄レストランメイプルを髣髴とさせる情景だ。こりゃカレーひとつに40分じゃ済まないかもしれないぞ・・・。ということでここで食事をとることを諦める。まあ走ってりゃどこかにあるだろう。

県道383 から県道48 に入る。ここからは再び狭くて急カーブの連続。走っていると、ミラーが右も左も両方くるくる回るようになってしまった。これじゃ後ろが見えない。車載工具はあるものの、シートを外すのが面倒でそのままにしていたけどさすがにこのままではいかん。ということで道が広くなったところでバイクを停めて降りる。とそこで、立ちゴケ。あーああーもうーーー。まーたやっちまったよ・・・。なんかもう立ちゴケでいちいちしょんぼりしなくなった(笑)。しかし倒しどころがよくなかったようで、ハンドルが若干土に埋まってしまい、なかなか起こせない。ひとり悪戦苦闘していると、そこへハーレーに跨がったかっちょいいオジサンがやってきた!

R0030693こけている私をみとめるなり、おじさんはバイクを停めて「大丈夫か? 起こしてあげよう」といって起こしてくれた。そこへおじさんの仲間たちもやってくる。東京から!? ひとりで!? とひとしきりビビられる。んで、ミラーがくるくるしちゃってるのまで直してくれて、ついでに先日の転倒時にまがったシフトペダルまで直してくれて、いやはやおじさんどうもありがとう。会社のおじさんが「だいじょーぶ、女の子がバイクこかしてたらまわりの連中がわーってよってたかって起こしてくれるからw」とか言ってたけど、ホントだったw とにかくおじさんありがとう!

R439 に出るとようやく走りやすい道路になる。ふう、よかった。R197、R320 で宇和島へ。予定通り・・・より若干早いくらいのかんじでホテル到着。すごい順調だ。と、そこでお昼ごはんを食べていなかったことを思い出す。ああ、やってもーた。またごはん食べるの忘れてた。しかし今日は夜はおいしいもんたらふく食べる予定なので、今へんに食べておなかいっぱいにしてしまうのはよろしくない。というわけで何も食べないままカメラだけ持って宇和島のまちへ繰り出す。

DSC_0558やってきたのは宇和島城。本日2つめの城である(笑)。小高い山みたくなっていて、軽く登山気分で上がって行く。天守はこぢんまりしていてかわいかった。地味だけどこーゆうの好きだ。天守の中に入れるのは16時までだったらしく、入れなかった。うう、無念。しばし天守の前でぼんやり。山の上からは宇和島の町が一望できるようになっていて、とても眺めが良い。

DSC_0614さて山をおりようかというところで実家が宇和島でちょうど帰省しているお友達から連絡が入る。18時にホテルに迎えに行くよーということだったので、ゆっくり町を撮りながらホテルに戻ることにする。古い町並みが写欲をそそる。

R0030735そして最大の楽しみであるところのおいしいもん(笑)。じゃこ天、こんにゃくのやつ*1、鯛のお頭、サメ*2、鯛飯、もうどれもおいしくておいしくて。ひとりじゃ食べられるのは限られてくるけど、ふたりだったからいろいろたくさん食べられてシアワセ。東京で飲むのとはまたひと味違うとても楽しい時間を過ごした。ほんとにありがとう。

R0030790んでそのまま夜撮。雨が降ってきてしまったのとわたしが翌日また朝から出かけるのとで日付変わる前くらいには撤収だったけど、宇和島のコアな部分を堪能した。それもこれもすべてフトン氏のおかげなわけで、本当にありがとうございました。楽しかったー。

四国ツーリング #001 尾道
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四国ツーリング #005 高松・帰京
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*1 ふくめん
*2 鱶の湯ざらし

四国ツーリング #001 尾道

5/1(金)東京 – 厚木 – 浜松 267.5km [Map]

R003053
荷物をまとめ、革ジャンを着込みながらも、家を出るのを躊躇っていた。今回の四国ツーリングはひとり。自ら望んでソロツーリングを選び、あえて友達を誘わなかったのだが、先日の転倒もあり、わたしはこの四国で死ぬんじゃないかとそんな気がしてならなかった。天気予報も芳しくなく、何度か「やめようか」という考えが頭を掠めていた。しかし「行きたい」という気持ちのほうが大きく、宿も全て押さえているのでやっぱり行くしかないと結論はでていた。でていたけれど、仕事を終えて帰宅していながらもぐずぐずしているうちに19時近くなってしまった。

「いい加減出なきゃな・・・」家を出て、姿の見えないネコに「行ってくるよ」と声をかけ、駐車場へ向かう。なんとなくドキドキしている。エンジンをかける。ホーネットの調子はよろしい。「いよいよだな・・・」不安感に苛まれながら走り出す。

ETC 割引のいろんな兼ね合いで、20時以降に厚木ICから東名にのることにしていた。R246 は若干混みながらも、20:30 くらいに厚木IC。東名の流れはまずまず。足柄SAで夜ごはんを食べ、再び東名。このあたりから渋滞し始める。すり抜けながらもやはり時間はかかる。浜松西ICを下りるのは日付を超えるか超えないかくらいになりそうだったので、それなら日付を超えてしまえば休日特別割引で1000円だ。ということで直前のPAでブログの更新がてら5分ほど休憩し、0時を5分ほどまわったところで浜松西ICをおりた。「割引 軽二輪 ¥1,000-」の文字にニヤリとする。

ホテルはインターをおりて5分ほどのところ。無事にたどり着いたことに安堵する。チェックインしてシャワーを浴び、すぐに寝る。明日は史上最大ともいわれる大渋滞に挑むことになる。

5/2(土)浜松 – 尾道 514.4km [Map]

R0030565移動日。一日中高速である。朝7時にホテルを出発、浜松西ICから東名にのる。すでに渋滞しはじめている。ところどころ流れたり、再び渋滞したりの繰り返し。バイクも多く、流れるとブチ抜かれ渋滞すると追いつく(ホーネットは小さくて小回りきくからね)の繰り返しでずーっと一緒に走っているライダーも何人かいた。少しずつばらばらになっていき、神戸あたりでずっと一緒だったライダーと離れ、またひとりになった。

ひとりで走っていると「休憩」ということを忘れてしまうわたくし、伊勢湾岸自動車道の刈谷PAでガソリンを入れて以降、吉備SAまで延々走っていた。吉備ですこし遅めのお昼ごはん。きつね蕎麦を食す。イマイチ。

お手洗いで鏡に映った自分の顔を見て驚愕。口元から下あたりが真っ黒に汚れているのだ。何事かとおもったら、そうか排気ガスだ。フルフェイスのヘルメットをしているとはいえ、したからは排気ガスが入ってくるので顔が汚れたのだ。これじゃ地球も汚れるわけだよな、などと思う。おもうけど、バイクにはのるんだけどね・・・。

渋滞はしているものの、わりと順調に予定通りなかんじで来ていたので、尾道に宿をとっているんだけど一歩手前福山でおりて福山城に行ってみることにする。事前の城マニアへのリサーチでは福山城は伏見櫓らしい。よくわからんがとりあえずいく。駅のすぐ後ろにお城。お城の敷地内に駅があるのだ。でもなんかバイクを止める場所がないのかなんなのかよくわからず、城の周りを5周くらいくるくる回って、結局カメラすら出さずに終わった・・・。さらば福山・・・。

DSC_0174あきらめて尾道へ向かう。ホテルにチェックインした後は夕方の尾道を撮りにでかける。こないだも来たばっかだけど、やっぱり尾道はいい町。駅近くのラーメン屋で尾道ラーメンを食し、ホテルに戻ることにする。

ホテルの前の居酒屋の店先にネコ発見。撮ろうと思って近寄ると、ものすっごい擦り寄ってくる。ネコ助さんのにおいがするからなのかなんなのか・・・擦り寄りすぎちゃって撮れない。尾道は、地域猫っていうのかな、町全体で猫を世話しているってかんじで、ネコも人間に対してあまり警戒しないのかもしれない。

しばらくネコと遊んでいると、その居酒屋から小さな女の子が出てきた。居酒屋の店主のお子さんのようだ。わたしがネコを撮りたがっているのをみて、そのネコを押さえていてくれる(笑)。なんだか妙にネコにもこどもにもなつかれて、しばらく一緒に遊んでいた。女の子はしきりに「うちでごはん食べなよ」と言ってくれたんだけど、ラーメン食べちゃったしな・・・ってかんじで困っていると、お店からお父さんらしき人が出てきて、「(遊んでくれて)ありがとうございます」と言って、女の子を連れて去って行った。また尾道にいくことがあれば、そのお店で飲みたいなとおもった。

明日はかなり早いので21時くらいには寝てしまう。

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上発知などツーリング

おもえばトラブルにはじまり、トラブルにおわったツーリングだった。ここにその記録を残しておこうと思う。写真はまだない。

  • ETC のバーが開くタイミングがつかめずドキドキ(でもちょう楽ちん!)
  • 1号氏のタンクからガソリン漏れる→引き返しタンク取り替え
  • 待ってる間にパンを買ったはいいがクリームチーズで食べられず
  • 上発知の枝垂れ桜で邪魔だと怒られる(後に勘違いだったと判明)
  • 土合駅の階段に大いにヤられる
  • 三国峠の寒さに大いにヤられる
  • おっさんにぶつかりそうになり怒られる
  • 砂利で滑って華麗に転倒
  • 伊香保のおかし屋さんで商品撮るなと怒られる
  • こんどは1号氏も砂利で滑る(転倒は免れる)
  • 関越渋滞
  • 帰り来ればネコ助が近所の黒猫にいじめられていた

まあそんなかんじで、トラブルまみれだったけど楽しかった。この時期ホントあったかくて気持ちいいね。夜は寒いけど。

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走り納め南房総ツーリング

スキーは年明けに行くことにしたため、なんとなくぽっかり空いた週末。とにかく走りにいきたい! ということでふらりと出かける。山の方は路面が凍結したりしてバイクでは危険きわまりないため、冬のツーリングと言えば比較的暖かい伊豆か房総。伊豆方面も行きたかったけど、伊豆は日帰りするのはちょっとキツい。てことで房総を目指すことに。

朝、最初は 7時くらいに出ようかと思ってたんだけど、あまりの寒さに8時でよくね? となり、朝ベッドから出られずさらに遅れ8:30を過ぎた。しかしすばらしくいいお天気! シャツにセーターにフリース2枚、革ジャンの上にダウンジャケットというミシュランマンばりの着ぶくれっぷりで南を目指す。

蔵前橋通りから千葉街道に入り、東京湾沿いにくるっとまわっていく。日が高くなるにつれ寒さはやわらいできた。ひとりで走っているとどうも休憩という考えが浮かばず、黙々と走り続けてしまう。船橋辺りでいったん給油。ガソリン安すぎワロタ。95円て。夏の北海道の半額じゃんか。いつもガソリンはカードで入れてるんだけど、この日たまたま持っていなくて、しかたなく現金で入れることに。と言っても所持金1000円。いちおう念のために100円だけ残しておこうかな・・・ってかんじで9リットルほど入れたらこれでちょうど満タン。よかったよかった。

袖ヶ浦を過ぎ、木更津あたりで国道410号に入る。久留里という町があるんだけど、くるりとは関係あるのかな、などと思いつつ、久留里城というのがあるというので寄ってみようと思う。ところが、なんだか城の入り口を見落としたようで、通過(笑)。仕方ないのでそのまま走り続ける。やはり休憩は、なし。

R0027619久留里街道とされている410号をそのまま下っていく。本当はそのまま410号を行くはずだったんだけど、気付けばそのまま久留里街道という名の県道24号を南下していた。おかしいおかしいとおもいつつ走り続け、鴨川有料道路に来てしまう。うっ。有料道路は困る! だって所持金100円だもの! てことで、Uターン(笑)。お金さえあればそのまま鴨川行ってもよかったんだけどね・・・。

大幅な遠回りをしつつ、若干迷いつつ、ようやく410号の分岐に戻ってくる。その分岐はまるで市道への分岐のようであった・・・。わかんねーよこれ・・・。そして市道のようなせまーーーい道をうねうね走る。ここはどこだ・・・。

DSC_7357鴨川方面へ出ずに410号を南下したかったのは、ここがちょっとワインディングが楽しめる道だという情報があったから。なんでツーリングに出るかってアナタ、クネクネしたいからですよねー。つーわけでクネクネ。まあまあ楽しめたぞ。前に車がいるときは停止して待機(笑)。直線ではスピードを落として前の車と距離を置き、コーナーは攻める。あーたのしぃーw ま、そんな攻めないけどね。ヘッポコライダーだもの。また立ちゴケしたんですよね。しかも交差点で。あー恥ずかしい・・・。助けてくれたオジサンありがとうございました。はあ。

そんなかんじで走りつつ、410号は 128号へぶつかる。ここで館山方面へ抜ける。海だぁー! ジャカジャン。とりあえず旅人は先っちょを目指すので、洲崎灯台へ行ってみる。ここの駐車場がなんと有料。まじか。100円とっといてよかった・・・。いや、200円て書いてある。むむむ、二輪だからまけてもらおう、ホントにお金ないんだもん、交渉するぞ! フンフン! と意気込んでみたら、「バイクは100円ねー」とおっちゃん。よかった。。。

DSC_7163バイクを置いて少し歩く。高台にひっそりと佇む白い灯台は、とても地味なかんじだけど、景色がよくて、天気がいいため富士山がとてもきれいに見えた。わたしはここで昼食をいただく。館山じゃ海産物とかよりどりみどりだろうけど、ハイ、本日わたくしおにぎり持参です(笑)。貧乏ですから。いやでも大変おいしゅうございましたよ。外で食べるおにぎりは格別です。

しばしぼんやりし、洲崎を後にする。そして房総半島最南端、野島崎へ向かう。

途中、房総フラワーラインを走る。ツーリングマップルには房総ツーリングのハイライトってなってるんだけど、何せ時分は12月末。花のないフラワーラインはただの直線だった・・・。いや、なんかキレイにしてあることはわかるんだけど。バイクを止めて写真を撮る気にもならず(笑)。わたしは直線よりもコーナーに喜びを感じる。

DSC_7190つーわけでなんとなく野島崎に到着。ここで駐車料金とられたらどうしようと本気でビクビクしてたんだけど、だいじょぶだった。ふう。バイクを止めて付近を散策。岩場なんかもいいかんじ。ぶらぶら歩いていると、何やらいいかんじの場所が。漁師さんの詰め所?みたいなとこだった。漁師さん2人がいた。D80をぶら下げて歩いていたので、「新聞記者かい?」などといわれ、いやいや、ただのしがない設備屋の雑用です、と答え、まあ漁師でも撮ってくれよ、といってくださったので撮らせていただいた。町を見渡せる展望台があるよー、とか、灯台にのぼれるんだよー、とか教えてもらった。

R0027644とりあえず灯台に行ってみる。野島崎灯台は日本最古の8灯台のひとつだそうです。でここからの眺めがすごくいいらしいんだけど、200円。これで灯台にはのぼれないことが決定。ちきしょうーとふてくされてたら、ニャンコがおった! 灯台で飼われているようで、えらい人懐っこい。けど、私のことは無視! 後から来た男の子にじゃれついてた。アリャメスネコだな。

DSC_7324ニャンコ撮りを堪能したところで、浜の方へ歩いて行く。ヤシの木みたいなのが生えてて南国ちっく。岩場みたいなとこもあっていいかんじ。残していたおにぎりをほおばり、傾いてきた日が沈んでいくのをぼんやり眺めていた。

日が沈むととたんに寒くなる。昼間はあたたかいくらいだった南房総が牙をむいた。帰りは高速に乗るつもりで、実際のったんだけど、すさまじく寒い。もうね、わたしゃ凍死するかとおもったよ、ホントに。館山自動車道ははじめ片道一車線、真っ暗で何も見えず、手は凍る。一車線で 70km/h 制限なのに後ろからは車がガンガンかっ飛ばしてくる。寒すぎてスピードを出せない私は後続車が来ると道を譲るのに必死。やたら神経使って疲れた。

なんか鬼のように寒いのに途中少し眠くなって、ああ私死ぬのかな、とか本気で思った。バイク乗ってて眠くなる輩はバイクに乗る資格ない、ってウチのヒゲが言っててわたしもそれに賛同してたけど、いやほんとちょっと眠くなって怖かった。怖いので「寒いよおおおおおおかあちゃあああああん」などと叫びながら走り続けた。京葉道路に入って渋滞し始め、心の底から安堵した。渋滞が嬉しいなんて!

「すきやきするから帰ってこい」とのお達しを受けたので、そのまま首都高に入り実家へ帰る。首都高恐るるに足らず。もう怖くないゾ。けっこうコーナーがあって楽しいしw 夜の首都高は、東京の空中を走っているような感覚でとても気持ちがいい。渋滞がなければいいんだけどね。

20時に無事実家到着。死ななくてよかった・・・。帰り来ればお風呂に直行、冷えきった身体をあたためるのだった。いやーしかし館山は遠いわ・・・。よく考えると湯沢くらいあるじゃん。しかし走りまくって満足。写真はほとんど野島崎でしか撮らなかったw
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来年もバイクに乗ってアチコチ行こう。冬はどうしてもスキーにいきがちだけど、春になったらまたいっぱい走りたい。

総走行距離:380km [Map]
写真:Chiba Trip Dec2008 – a set on Flickr

新潟 – 群馬ツーリング #003

10月13日(月) 湯沢 – 赤城 – 伊勢崎 – 東京 262.2km [Map]

7時過ぎ起床、7:30過ぎ出発。湯沢から帰る道のりは寄り道、というのが常になってきたヒラ部員sツーリング。この日ももちろんそのつもりで朝きちんと起きて出発。今日もいい天気。

DSC_5637三国峠を越えて、群馬に入る。途中、いいかんじの田舎風景を見つけたのでバイクを止める。

ここでとめたところが少し傾斜しており、あー、これヤバいかなーとは思ったもののそのままサイドスタンドを出してバイクを下りようとしたその瞬間、バタッと倒れた。見事なまでの立ちゴケ。1号氏曰く、四肢がぴーんと伸びてマンガのようなコケ方だったそうだ。彼はすっ飛んで来てバイク起こしてくれたけれど、あまーい! その無様なコケ姿をカメラに収めなくてどうする! 報道カメラマンになれないぞ! ピュリッツァー賞ものだったのに! ・・・じゃなくて、ありがとうございますホント・・・いつもお世話になります。

ま、例によってブレーキレバーがぐにゃりとなったものの(3回目!)、車体にはそんなに傷もつかず、わたしも膝に派手な青アザをつくったくらいでたいしたこともなく済んだのでよかった。

DSC_5670そして赤城山へ。県道4号に入ると少し渋滞していた。しばらくハマるものの、じきに抜ける。途中のガソリンスタンドで赤城神社で流鏑馬があるとの情報を得る。そんなイベントもあって、赤城神社周辺は大混雑。群馬人曰く、普段こんなに混んでいることはないそうだ(笑)。

赤城山はだいぶ色づいていた。今回紅葉には少し早いのでまあほぼあきらめてたんだけど、きれいな赤が見られてよかった。

DSC_5833すごい人ごみな上、流鏑馬までは時間があり、待っているとかなり遅くなってしまうため、流鏑馬撮りを泣く泣く諦める。そして少し移動して覚満淵あたりをウロウロ。写真は山の上のほうから撮った全景。この反対側に、超絶高所恐怖症的急勾配階段があった [photo]。立ち入り禁止になってたけど、景色はとてもきれいだった。

釣りをする智子なんかよくやりがちなんだけど、夢中になっててごはんを食べるのを忘れる。この日もなんだかんだでタイミングを逃していた。突如「岩魚は好きか」と問う1号氏。魚は好きなので Yes 。で、釣堀に行き、釣りをする(笑)。私は釣堀ってのはもう糸垂らしときゃボンボコ釣れるもんだとばかりおもっていたんだけど(そういうとこもあるそうですね)、ちっとも釣れやしない。あまりにも釣れないもんだから野良猫撮りをはじめる始末。しかしながらすすむさんが1匹釣り上げてくれたので、お店の魚とプラスして塩焼きと唐揚げでいただいた。とてもおいしかった。

釣りじたいは不完全燃焼ながら(笑)、とにかくお腹を満たして出発。ツーリングもそろそろ終盤な気配。

DSC_5899群馬の公園で風車があったので撮った。「オランダ行ってきたって言ってもばれないね!」とか言ってたらホントに騙される人がいるんだから世の中わからないもんだ。

日が落ちたので帰宅モード。とはいえまだ17時すぎなので、ラーメン食べてこう、ということに。辛いの。私は辛いのは普通程度には食べられると思ってたんだけど、どうもそんなに得意ではないようだ。すんげー辛い。なんか、まわりの人たちみんな涼しい顔して食べてたけど、もう汗だくよ。ただでさえ厚いくちびるが、食べ終わる頃には若干腫れていたような気がする。でもおいしかった。あの辛さが半分くらいだったらよりよかったけど(笑)。

DSC_5934んで食後のデザートに、と買っておいた妙ちくりんを食べる。んまぁい。私これかなり大好きだ。6個パックお買い上げしたけど、全部自分で食べちゃったもん :d んなことやってるからふt(ry

しばしぼんやりした後、本庄児玉ICへ向かう。ガソリンが家までもつかなーどうかなーってとこだったので、IC 直前のスタンドで給油。お金払いに行ったらお店のオニーちゃんが「あれ、ホーネットっすか!? 自分もホーネット乗ってるんッス! 裏に止めてあるんッス! 白ッス!」と、やたら嬉しそうだった。

本庄児玉から関越に乗る。が、えらい渋滞。まあそこはバイク、がんばってすり抜ける。いやしかしすり抜けは神経使うのでホント疲れる。普通車の皆様的にもあまり精神衛生上よくないだろうし、なるべくならしたくないもんです。ガソリン入れといてよかった・・・と思いつつ、東松山あたりから少し流れ始めた。だんだん流れがよくなっていったけど、新座料金所を超えたとたん再び渋滞。おいおいまたかいな・・・。でもまあ渋滞していたわりにはそこまで遅くならずに帰宅できたのでよかった。

このツーリングで、ホーネット 10000km 突破。買ってちょうど1年くらい。すっかりわたしの大事な大事な相棒ですわ。

総走行距離:785.2km [Map]
写真:Niigata – Gunma Trip Oct2008 (45/GRD 97, D80 816)

新潟 – 群馬ツーリング #001
新潟 – 群馬ツーリング #002

新潟 – 群馬ツーリング #002

10月12日(土) 湯沢 – 寺泊 – 弥彦 – 湯沢 300km [Map]

6:30起床、7時出発。昨日から一転、今日は実にいい天気だ。

DSC_5259今回のツーリングのテーマは「欲張らない」である。あっちもこっちも、じゃなくて、ゆっくりていねいにまわろうぜ、ということ。寺泊と弥彦に絞って突撃。

てなわけでまずは寺泊へ。ちょこっと道を間違えたりしつつ(お約束)、10時過ぎに寺泊港に到着。まずは浜のほうへ行ってみる。地元民らしきサーファーがけっこう多くて、波も高めで気持ちよさそうに波乗りしていた。

R0025387おなかもすいてきたので「魚のアメ横」の方へ移動。三連休の真ん中ということもあってかものすごい人だった。食堂みたいなとこで生ちらし定食をいただく。私はイクラ嫌いなのでイクラ抜きで、って言ったらカニに替えてくれた。おいしかった :d

DSC_5297さて弥彦に移動。弥彦まではわりと近いので問題ないんだけど、気持ちよさそうな道があるのでそちらを通って行くことに。

越後七浦シーサイドライン。よく晴れた日の海沿いの道は、バイクで走るとほんとうに気持ちいい。ここは景色もよく、ちょこちょこバイクを止めては写真撮ったりしてた。

DSC_5353弥彦に到着。バイクを止めて歩いて周辺を散策。

弥彦神社では結婚式の行列に遭遇。意外と早く通り過ぎてしまうもので、うまく撮れなくて残念。せっかくいい被写体に出会えたのにぃー。お嫁さんは大勢のキャメラマンに撮られまくっていた。

DSC_0654弥彦公園のもみじ谷。紅葉にはちょっと早くて惜しかったなー。でもとてもきれいな公園。写真は taken by susumu です。

あちこちぶらぶら歩いていると時間は過ぎて行ってしまうもので、日が傾こうかという時間になる。で、さっきのシーサイドラインは「夕日ライン」なんて書いてあった。日本海に沈む夕日、きれいにきまってるじゃないかぁ。ということで再び先ほどの道を行く。

DSC_5578もう日が落ちる、というところで浜にバイクを止める。このときはだいぶ雲に隠れてしまい、ああもうだめだろうなあ、と思っていたら、最後の最後で雲の切れ間から夕日が出て、すごい色になっていた。シャッターを切るごとにどんどん落ちていく日。夕日の写真て夕日だね、ふーんきれいだね。ってかんじになっちゃうんだけど、でもどうしても撮っちゃうんだよなぁ。ほんとうにきれいだった。

そして8号に出て湯沢の基地に戻る。この道のりは・・・寒かった。

新潟 – 群馬ツーリング #001
新潟 – 群馬ツーリング #003

新潟 – 群馬ツーリング #001

10月の三連休は、ちょいとっていうかかなりの遠出を妄想していた。休みが取れないならカネにモノ言わせてフル高速道路フェリー飛行機新幹線バイク陸送とあらゆる手段を尽くさなければならないとある最果ての地。いや西果ての地(笑)。しかしながらここ最近の困窮っぷりからそれはどう考えても不可能。というワケで、宿代のかからない新潟へと行ってきた。

10月11日(土) 東京 – 伊勢崎 – 湯沢 223km [Map]

DSC_5161数日前からの予報どおり、雨の東京。この前日になぜかカッパを紛失した私は、雨が止んでくれないことには出発できない。昼には止むということなのでそれを待つことにする。でもまあもともと土日で行こうと思っていたツーリングなので、夜に湯沢に着いていればいいわけで、特に焦る必要もない。予報を見ると、あまり早い時間に行ってしまうと水上あたりで雨にヤられる可能性もある。ということで、本庄で友人と合流し、群馬をウロウロしつつ下道で湯沢を目指すことにした。

家を出たのは13時前。上野に寄って使うことがないことを祈りつつカッパを購入し、積む。雲が切れて青空が見えはじめ、気温もぐんぐん上がって肌寒さはないどころかヘルメットの中に汗がにじむくらいだ。身支度を整え関越練馬ICに向かう。この道も慣れたもんだ。新座料金所を過ぎたあたりからやや渋滞。おいおい高速で渋滞なんてヤだよと思いつつ、少しすり抜けていくと混雑しているものの流れ始めたので一安心。15時過ぎに本庄児玉IC到着。ちょうど毎度おなじみヒラ部員1号氏も到着したところだった。グッタイミーン、チョーさんツイてるぞーチンチーン!(わかる人いないだろうなw )

DSC_5081群馬人の案内で群馬をめぐる。華蔵寺公園でニャンコ撮り。蕎麦畑で flickr の人撮り(絶対あの人だよ! と話題沸騰。まだ確認できてないけどきっとそうに違いない)。そして日没。何度か flickr で目にしてる場所だったんだけど、写真で見るよりもショボイ場所だったりしておもしろかった(笑)。

DSC_5174日も暮れてしまったのでとにかく湯沢に向かわなくてはならない。北海道の帰りに給油した赤城のガソリンスタンドで給油し、防寒装備をして出発。三国峠を群馬側から越えるのは初めてだ。

山道は、昼間の暑さが嘘のように寒い。長袖シャツ+フリース+レザーのジャケットでだいじょぶだろうと思ったが、まあいちおう、と薄い上着(通称プーマ)も持ってきていたのだが、フル装備してもまだ寒い。ついにカッパまで着込む始末。フル装備+extra である。新潟を甘く見ていた・・・。

17号沿いのスーパーで食材を調達し、20:30 くらいだったかな、湯沢の基地到着。ごはん作って食べてお風呂入って作戦会議して就寝。

新潟 – 群馬ツーリング #002
新潟 – 群馬ツーリング #003

群馬ちょい長野欲張り日帰りラリー

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GR BLOG TB 企画「旅」

わたしのホーネットぶっこわれによりあえなく中止となりかけたツーリング「群馬ちょい長野欲張り日帰りラリー」。でも天気いい! どうしても行きたい! てことで、いろいろ方法は探ってみたものの、どれもえらいお金かかる。しかたないので最後の手段、タンデム作戦で参りました。SR はケツ痛くて大変でした。またしても欲張りすぎてモロモロ落としました。でもまあそれもまた旅(笑)。おホネ様は無事直ったので、また秋のツーリングに出かけるとしましょう。

写真:Gunma – Nagano Trip Sep2008 – a set on Flickr

ところで突然仕事が超忙しくなった。
ヒマよりはいいけど忙しすぎていろいろヤバい。