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北へ #006 帰路

8/17(日) 新潟港 – 湯沢 – 猿ヶ京温泉 – 東京 335.3km [Map]

5時、新潟港に到着。オートバイは乗用車の後に下船ということで、のんびり下船準備。外は・・・曇り。というか、微かに霧雨が降っている。なんなんだ、船の上ではあんだけ晴れて、船を降りたとたん雨か、そうか、そこまで雨なのかちきしょう! 予報は晴れじゃないか、降水確率 10% て、その 10% がまさに今だとでもいうのか。

前日の教訓のもと、きっちり雨装備をした上で下船。走り出してしばらくはぞろぞろいたバイク人たちもだんだん散り散りになり、なんだか淋しくなる。

軽く朝ごはんを食べるためにコンビニに寄り、作戦会議。まだ朝も早く、この頃には雨もやんでいたので、どっか寄って行きたいよねということに。船の上では寺泊行きたくね?とか言ってたんだけど、雨で断念してしまったのだ。とりあえずは湯沢の基地に向かうことにしてそのまま走る。

R0023959湯沢で少し休憩し、さあ出ようかと外に出て驚嘆。またしても雨である。晴れの予報はいったいどこへ? 悪い方にばかり外れる天気予報に嫌気がさしつつ、とりあえず再びマンションに戻る。マンションのロビーでぐだぐだすること2時間ほど、ようやく雨もほとんどやみ、降ってるのはここ周辺だけかもしれん、ということでとりあえず雨装備をして再出発。国道17号を行く。

予想通り、走り出してじきに雨はやみ、路面も乾いているほど。快調に飛ばしながら、三国峠あたりでレーサーとすさまじいデッドヒートを繰り広げるすすむ氏。わたしゃついてくのがやっと。途中、ちょっとヘマやってキュルキュルキュルー!なってスリップ、ああこりゃ転倒するなぁと思ったがなんとかバランスをとり、もちこたえる。なまら怖かったよ! それ以降はおとなしく走行する。

群馬のゴールデンゲートブリッジを撮ったり、おサルの親子の集団に遭遇したりしつつ、お腹すいたね、ということで近くの温泉街へ。猿ヶ京温泉だった。

DSC_4102温泉街の古ぼけた蕎麦屋で遅めのお昼ごはん。蕎麦はウマいなー。あ、蕎麦の写真はありません。いつものごとく、撮る前に食べちゃったので :p

DSC_4207お腹を満たした後、近くにダムらしきものと吊り橋らしきもの、そして滝みたいなものがあるというので寄ってみることに。テニスコートやらキャンプ場やらがあって、チビっ子たちが川で遊んでいた。ここで天気は素晴らしい回復を見せ、ああ最後に晴れてくれてよかったと心底そう思った。

猿ヶ京温泉を出る頃にはもう17時を回っており、国道17号をしばらく走るとだんだん雲行きも怪しくなってきた。そしてさらに悪いことに、赤城IC の前あたりからすさまじい渋滞につかまってしまった。当初、渋川伊香保あたりで関越に乗ろうと考えていたのだが、関越もえらい渋滞している様子。お盆休み最終日且つ日曜日では仕方がない。渋滞を避けるため、群馬の県道を行く。

地元民1号氏がいるからできる芸当とはいえ、これがとてつもなく恐ろしかった。しばらく走ると雨が降り出し、カッパはすぐに着たものの、細かい霧雨はシールドにくっついて視界が非常に悪く、対向車なんぞ来た日には前は何も見えなくなる。街灯ひとつない真っ暗なクネクネ道を、前を行く SR のちいさなテールランプだけを頼りに必死で走行。札幌 – 小樽のカッパなし走行もつらかったが、この群馬の道はとにかく怖かった。オラもう雨はいやだぁ・・・。

DSC_405120:30近かっただろうか。関越自動車道本庄児玉IC に到着。ここまで送ってくれたすすむさんどうもありがとうございます。関越に乗ってしまえば雨もやみ、車は多いものの 100km/h くらいで流れているのでそんなに遅くならずに済みそうだ。途中、高坂SA に寄って会社のお土産にお菓子を買って積む。あんたどこに行ってきたんだよって話だけどまあ仕方ない。親に電話すると、夕方は土砂降りの雷雨だったらしいけど今はやんだとのこと。遅くなったのが功を奏したか。ネコ助が心配ではあるけど、やはり実家に寄って帰ることに。昨日送った毛ガニが届いているから。無事に帰ってきたよと顔出してやらんとね。

ということで 21:30 頃、無事実家到着。着くなり母の作ったごはんがわんさか出てきて、自分が送った毛ガニも食べちゃって、つらかったことなんて吹っ飛んじゃって。濡れた靴に新聞紙を詰め込みつつ、明日から日常に戻るということがただただ淋しくなったのだった。

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北へ #005 雨ニハ負ケタ

8/16(土) 札幌 – 小樽港 – 新潟港 73.5km [Map]

4:30起床。5:00出発。起床と出発だけは予定通りに行く我々ヒラ部員軍団。早起きして昨日行けなかった札幌をまわる。

DSC_3797まずはどうでしょう軍団の本拠地 HTB。onちゃんおった。

DSC_3807そしてリンゴ人たちが銀座などに巡礼するのと同様、どうでしょう人たちは平岸高台公園へ巡礼するのだ。どうでしょうの聖地ですね。思いのほか小さな公園。朝早いこともあって人はおらず、静かなところだった。

HTB を去る頃、雨がパラつきはじめた。しかし空は明るいし、前日晴れの予報が出ていたのでだいじょうぶだろうと、カメラを懐に入れてそれとなく雨を防いでそのままの装備で走り出す。これが大きな間違いになるということに、我々はまだ気づいていなかった。

DSC_3814ここまでは若干押しながらもわりと予定通りに進んできたものの、だんだん狂い始める。がっかり名所として名高い時計台もまあいちおうおさえとくかってんで探すも、どうにも見つからない。素で通り過ぎてた。

これによりだいぶ時間が押してしまい、リンゴ屋は断念。まあこの時間は開いてないし、アップルストアなら銀座行きゃいいんだけど、その土地のリンゴマークを拝むというのは信者的に重要ですからね。今回は残念。

さてバイクは札幌市の中心部からすこしはずれたところに向かう。目指すは札幌市中央卸売市場。ここの場外市場で海産物などのお土産を買って行こうじゃないかという魂胆である。

ところがこの市場がちっともわからない。雨が降ったりやんだりのあやしい空の下、地図を片手に右往左往。地図上では単純な道のりなのだ。でも、なんだか知らないけどたどり着けない。地元の人に聞いても、どうやって説明すればいいんだろう? と、むずかしい顔をする。昨日もそうだったが、とにかく札幌は道が単純なのに難しい。

R0023870半ば諦めて小樽に向かおうと走り出したそのとき、突如目の前に中央卸売市場の看板が現れた。なんなんだいったい。

ともあれよかった。しばし市場内をウロついて、実家に毛ガニを送った。

さああとは小樽を目指すのみ。ここですでに8:30を過ぎている。時間的に、もう小樽の街をうろつくことはできないだろう。とにかくフェリーターミナルへたどり着かななければ。空は曇ってはいるものの、すぐそこの空はもう明るい。だいじょうぶだろう、雨装備する時間もないので、そのまま出発した。

ところがだんだん雲行きが怪しくなってくる。すぐやむだろう、すぐやむだろうとおもっているうちに本降りになる。すぐそこで雲が切れて青空が見えているのに雨。こんなにもどかしいことはない。ある程度濡れてしまうとなんかもうどうでもよくなり、今更カッパ着るのも時間もったいないしじき小樽着くし、というかんじで結局カッパなしで雨の中走行。30分程度の小樽港への道のりはこの旅1,2を争う辛い道のりだった。

R0023871小樽港に到着した頃には身も心もズブ濡れといった風情で、もう乗船が始まっているバイクの列に並ぶ我々だった。カメラもレンズもなんとか無事だったのがせめてもの救い。あ、すすむ氏のは若干おかしくなってたんだっけ・・・。こうして我々ヒラ部員軍団は北海道を後にしたのだった。

DSC_3839船に乗るや、これでもかというくらいの快晴。北海道でこの青空を見たかった。青空の下、走りたかった。恨むべくは我が恐るべき雨女パワー。そしてその雨女パワーは、まだまだ衰えを見せることはなかったのである。

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8/15(金) 旭川 – 札幌 155.4km [Map]

8時すぎ、起床。外は今日も曇り空。9時に SAQLA さんと待ち合わせ、駐車場からバイクを出し(これにえらい時間かかった)、ちょっとしたものの調達のために 100円ショップを探したりしているうちに SAQLA さんちに戻り、雨がやばそうなので荷物だけ雨装備したり記念撮影したりしているうちに10時をまわる。札幌まではすぐだし、とか余裕かましていたら押し始めてしまった。まあいいか。

旭川を出発し、途中まで SAQLA さんが見送りがてら先導してくれる。国道12号に入ったあたりでえらい渋滞しはじめる。ところどころ流れたり、また止まったりの繰り返し。おいおいまさか札幌までこの調子じゃないだろうな・・・。

DSC_6361道の駅ライスランドふかがわで休憩。しゃけとイクラの巨大おにぎりを食らう。わたしイクラ嫌いなんだけど、これはとてもおいしい。かなりデカいおにぎりで、出てきたときおいおいこれ食べきれるかぁー?なんて思ったけど、ペロっと食べてしまった。例によって写真撮り損ねたので SAQLA さんのを拝借。

DVC00020朝ごはんとも昼ごはんともつかない食事を終え、雨が降り始めていたのでカッパを着て出発。ここでまる2日間えらいお世話になった旭川のヒゲの方とはお別れ。本当にありがとうございました。

さて札幌を目指す。道が混んでいるが、前を行く1号氏は私を慮ってかあまりすり抜けはしない。途中釧路ナンバーのハーレー二人組と混ざって4人のツーリングみたいになってておもしろかった。のんびり走る中、雨脚は強まっていく。

でようやく札幌到着。とはいえこの札幌に入ってからが大変で、ホテル探すのにえらい難儀した。何度も地図を広げて確認するのだが、どうにもたどり着けない。ツーリングマップルもプリントしてきた詳細地図もそして SAQLA さんが作ってくださった地図も、雨に濡れてボロボロになってしまった。警備のお兄ちゃんやら赤いカブの郵便屋さんにも道を聞いてみるも、その説明を聞いてもよくわからない。なんとかホテルにたどり着いた頃にはずぶ濡れで疲れきっていた。

ホテルにはコインランドラリーがあったので(しかも部屋の真ん前。ホテルの人の計らいだろうか。笑)、濡れた服やら靴やらを乾かす。身体も冷えきってしまったのでシャワーを浴び、しばし部屋で休憩。なんとか回復した頃、雨もだいぶ弱まって傘がなくても出られるくらいになっていた。もう日は暮れ始める時間だ。GRD だけ持って出かけることに。

R0023796とりあえず大通り公園をぶらぶら。ビアガーデンが出ているが、この寒いのに雨の中ビールなんぞ飲む気にもならず、スルー。テレビ塔にのぼって大通公園を見下ろす。日はすっかり暮れ、札幌の街は夜景へと姿を変える。

テレビ塔を下りて、こんどは地下街をぶらぶら、HTB ショップへ。しかしお目当てのグッズがなかったらしく、ショボンとする1号氏。ヘルメットに貼るべく小さいステッカーを買ってみた。わたしのヘルメット、初心者マーク、リンゴ(半分)、水曜どうでしょう、てなぐあいでだんだんイタいかんじになってきた。次は何を貼ってやろうか。

なんだかんだでいい時間になってしまったので、その他の札幌は翌朝にがんばってめぐろうということで、とにかくごはんを食べに行く。カニだカニー! ってんですすきののお店へ。

R002382140分くらい待つようだったので、近くにみえた観覧車に行ってみることに。近いはずなのになんか見つからないとおもったら、道はさんですぐ隣のビルの上にあった。ばちこん撮ってやった。

R0023863そしてたらふくカニをカッ食らう。ウマカッタ。茶碗蒸しも食べられて満足。鉄砲汁はえらい味噌味が濃い。それが札幌だそうだ。

そういえばお昼札幌ラーメン食べたかったのにすっかり忘れてた。なんだか北海道に来たというのにマトモなものを食べたのはこの最後の夜だけだった気もする・・・。

タクシーでホテルに戻り、作戦会議。朝早く起きて札幌で残したところをまわり、小樽へ移動して小樽をぶらぶらしよう。明日は晴れの予報だ。

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北へ #003 道東ドライブ

8/14(木) 旭川 – 糠平 – 弟子屈 – 旭川 [Map]

SAQLA さんが車出してくださるということで、ケツの肉が剥がれ落ちそうな1号氏を慮って車移動の日。バイクで走りたいのは山々だけどそこはきっちり空気読む。天気も怪しいしね。朝8時に待ち合わせてホテルを出発。道東を目指す。今日も曇り。雨はなんとか降らないでくれるといいのだが。

まずは我々のたっての希望で糠平のタウシュベツ橋梁へ。糠平国道あたりは熊が出るそうで、旭川の方は怖がっておられたが、なんも知らん我々は無理矢理連れて行かせる(笑)。夜になるとほんとにヤバいらしいので、国道 39号から 273号へ入り、下から回って道東を目指すルートを取ることにする。

DSC_3537DSC_3538

向かう途中、層雲峡で流星・銀河の滝に立ち寄る。約90mの落差を荒々しく流れ落ちる男性的な「流星の滝」と、 表情豊かなラインで流れ落ちる女性的な「銀河の滝」。並んだ対照的なふたつの滝は、夫婦滝とも言われるそうだ。

R0023651大雪ダムのところで273号へ入る。そのまま山の中の糠平国道を南下し、国道から分岐したダートへ。このダート、モロオンロードのわたしのホーネットではキビしかった。というかわたしジャリが全然ダメでそこらへんの駐車場すら難儀するくらいなので、ここ走れなかったと思う。オンロード車でバリバリ走ってるライダーいっぱいいたけど、私は無理だ・・・。車でよかった。4km そこそこのダートだけど、えらい長く感じた。

DSC_3576そしてやってきたタウシュベツ橋梁。まるで古代ローマの遺跡のようだ。北海道遺産に指定されているらしい。奥まったところにあるとはいえ、観光客もわりと多い。空が曇っているのが残念だったけど、それでもスゴい。

撮り始めると夢中になっちゃって時間を忘れる我々。若干押し始めている。この時点で既に11:30。ということで先を急ぐ。273号から 241号へ入り、足寄へ。

DSC_6102足寄湖の道の駅でお昼ごはんを食べることに。ところがこのレストラン「メイプル」がヤバかった。どうヤバいって、遅い。注文してから待てど暮らせど出てこない。厨房でおばちゃん数人がやっているのが見えるのだが、作る人も運ぶ人も連携がとれておらず、恐ろしく手際がわるい。ああいうのは司令塔になるような人(鴨川ホルモーでいうところの凡ちゃんですな)がいないとだめなんだよなあなんてことをぼんやり考える。カレーなんてごはんよそってかけるだけじゃネーのかよ! とか毒づきながら、結局注文してからおよそ 40分後、ようやく出てきたのだった。カレーは、ごく普通のカレーだった。

さてすっかり押してしまったところでお次は阿寒湖へ。241号をひた走る。車が。阿寒湖はいかにも観光地といったかんじで開けており、アイヌなかんじのお土産やさんなんかも軒を連ねていた。まりもー! とか言ってたけどまりものとこまで行く時間はなく、ほどほどに遊んで弟子屈へ向かう。

DSC_3668弟子屈へ向かう途中、コロコロを発見。牧草ロールね。すすむ氏はこれを撮りたくて北海道に来たと言っても過言ではない。たぶん。ということで車を止め、しばし撮る。ここ入ってっていいのか?って場所だったけど。この辺りはもう虫がすごくて、車にぼんぼこ虫が当たる。バイクだとどうなっていたんだろう。全身虫まみれだろうか。

さて弟子屈。まずは摩周湖へ。摩周市街地を抜けて 243号に入り、すぐに道道 52号へ。この道、覚えている。6年前、摩周湖 YH から摩周湖まで約 6km の道のりを、歩いて行ったのだ。あの時も天気はイマイチで、空には重たい雲がかかっていた。だけど摩周湖は霧が出ておらず、湖面がきれいに見えたのだった。あの時と同じような天気。なんとなく、今回も霧の摩周湖の湖面が見えるような予感がした。で、見えた。はい、またさらに婚期遅れましたよと。まあもうどうでもいいけどさ。

R0023689摩周ブルーソフトも押さえました。すすむさんが。ひとくちいただきましたが、ぶっちゃけマズかった。何の味ですかコレ?w

摩周湖を後にし、屈斜路湖へ向かう。途中の道は霧が出てきて急に視界が悪くなる。すぐ先がもう見えない。硫黄山は硫黄のにおいがぷんぷん。そして日は暮れ始め、空はだんだんいい色になってくる。

DSC_3773屈斜路湖のあたりで日が暮れる。ちょうど雲が切れ、きれいな夕日がみえた。

そして美幌峠へ。もうすっかり日が落ちてしまって、景色がきれいなんだけどどんどん暗くなっていってぜんぜん見えなくなってしまった。ここはバイクで走りたかったな。

その後は 243号から 39号へ入り、ひたすら旭川を目指す。寝不足もあって、550km もの距離を運転してくださってる SAQLA さんの隣で途中ところどころうつらうつら。どうもスンマセン。バイクだったら死んでるところだ。で 23時前に旭川到着。長距離ホントにおつかれさまでした&ありがとうございました。多謝。SAQLA さんの車はダートの砂埃と激突した虫たちで、ずいぶんとかわいそうなことになっていた・・・。雨はときどきパラついたものの大方曇り、行く先々では晴れ間も見えた本日。晴れ男パワーに感謝なのであった。

距離的にいちばん過酷な1日を終え、同じホテルで旭川 2泊め。札幌まではすぐだし、明日はすこしゆっくりめの出発にしよう。

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北へ #002 7,8年越しの出会い

8/13(水) 小樽港 – 富良野・美瑛 – 旭川 288.7km [Map]

3:30 にむっくり起きだし、下船の準備を整える。そして明るくなってきた空を見るべく外に出てがっくり。昨日あんなにも青く晴れ渡っていた空が、どんよりと重たい雲で覆われていた。4:30 に小樽港に到着するも、下船まではすこし時間がかかる。5時を過ぎた頃、いまにも降り出しそうな空の小樽港に降り立ち、北の国の肌寒さを感じる。フリースを着こんで、ひとまず国道5号にのって札幌方面へと走り出す。いよいよ北海道だ。

朝早いし特に何もないのでそのまま走り続ける。止まるとそうでもないが、走り出すとやはり寒い。薄い上着+フリースの上にカッパを着て早くも防寒フル装備。だいじょぶだろうか。5号から 274号に入り、夕張で 452号へ。どんどん走る。

R0010533北海道を走っていると、対向のライダーと挨拶を交わす。中には大きくぶんぶん手を振ってくれるライダーも(笑)。バイクで北海道走ってる、ってだけでなんとなく仲間意識なのが楽しい。バスの運転手さん同士が交わす挨拶、登山の人とかあとトラックの運ちゃんもするらしいけど、なんかいいなあって思ってたのを体現できてちょっとうれしかった。我々の分析では、レーサータイプのバイクに乗ってる人たちがいちばん愛想がいい、という結論に至った (笑)。

タンク容量の少ない SR のガソリンを気にしつつ、お昼頃に富良野に到着。空を覆っていた雲が切れ、晴れ間がのぞく。晴れ男バンザイ。さっきまで震えんばかりの寒さだったのに、日が差すと流石に暑い。でも日陰に入ると涼しい。これぞ北海道。

R0023515すすむ氏の SR がガス欠になったので、予備のタンクから給油。そこで SR の後輪ブレーキのネジが外れていることに気づき、あわてて近くのホームセンターに駆け込む。駐輪場で会ったライダーのおっちゃん曰く、旅のお供にホーマックだそうだ。部品などを調達し、ちゃちゃっと修理している最中、すすむ氏の7,8年越しの遠距離恋愛のお相手から電話。今回えらいお世話になる旭川のヒゲのお方だ。すこし話していまからソッチいきますよ! といってひとまず電話を切る。

R0023524まず向かったのは黒板五郎さんち。拾ってきた家。・・・と来てはみたものの、わたくし「北の国から」を観たことがありませんで、「ごろーさんてどれ?」とかトボけたことを言ってる始末。携帯を捨てられちゃうんだーとか隣で言ってるのを聞いているんだかいないんだか。昭和な雰囲気がステキングなおうちだった。虫が飛んでた。

ごろーさんちを出ようとしたとき、ヒゲの方がいまから美瑛へ来るというメール。そこで我々は富良野を後にし、SAQLA さんの待つ黄色いレストランへ向かう。

7,8年越しの遠距離恋愛を実らせついに出会ったおふたり。その感慨もひとしおであることだろう。そこに居合わせるわたくし。で、なんだかモジモジする3人なのであった(笑)。

R0023551感動の出会いもそこそこに、SAQLA さん先導のもと上富良野のかんのファームへ行ってみる。

1号氏と私は D80、ヒゲの人は D200 使いなので、3人揃って Nikon 友の会。レンズ借りたりしてハシャぐおっさんとちっさいおばさん。ハシャいでたわりに写真はヘボばっかだったのでじゃがいもの写真をお届け。かなりウマカッタ。

R0023567続いて美瑛のほうへ向かう。観光スポットへも行ってみたけど写真はヘボなので割愛ということでひとつ。そんなんばっかだな私。

で、ラベンダーソフトを(お二方が)きっちり押さえます。わたしソフトクリーム苦手なのでね。エヘ。

そして旭川へ。常盤公園あたりでぶらぶら。公園の売店のオッサンにつかまったりしつつ、撮ってみたり、コーヒーすすってみたり。旭橋が工事中だったのが残念。

DSC_3449旭川でなんとはなしに自分のブログを見てみてびっくり。昨日今日と、ちゃんと携帯電話から更新したはずなのに反映されていない。ああああこの1年半ほど毎日更新してたのに途切れた途切れたああああいや飲んだくれてて日付越えちゃったとかも実は何度かあったんだけどでもこんなまる2日更新してないのはごまかしきかん。半分泣きそうになりながら、ああもういっそブログなんぞやめようかそうしようかいいやもうやめちまえぜんぶ消してしまえー!ぐらいおもったけどとりあえずおもいとどまり、そうだよほんとはちゃんと更新してたんだからこれは不慮の事故だそうだそうだ私に非はないもん!ということで SAQLA さんちにお邪魔させていただいたので、パソコン貸してもらって偽装工作しましたとさ。てへ。

さてここで今回の北海道のメインイベント。旭川に何をしに来たって、髪を切りにきたのだ。いやホントホント。SAQLA さんの相方さんが美容師さんということで、切っていただけるとのこと。イヤッホ! 10ヶ月近く放置したかいがあったってもんよ。

DSC_0268髪を切られている間、ひたすらシャッター音の嵐。Nikon のおっさんふたりに撮りまくられる。苦笑いしかできないわたくし。やっぱり撮られるというのはどうにも苦手だ。お二方、いいモデルになれんくてスンマセン。

髪を切ってもらってさっぱりしたあと、4人で近くの居酒屋に飲みに行く。そこで何が起こったかは・・・まあ、あの場にいた4人のみぞ知る、ということで(笑)。でもまあこれもまた楽しい思い出じゃないでしょうかね。

DSC_5942とりあえずお店のおねーちゃんがカワイくてとっても優しくて、すすむ氏は完全に恋をしてしまったようで、帰るときまでてけてけのおねーちゃん積んで帰りたいって言っていたとかいないとか。

説教されてしょぼくれるヒラ部員s→

そんなこんなで北海道第1日目の夜は更けていったのだった。

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北へ #001 船上のキャメラマン

8/12(火) 湯沢 – 新潟港 – 小樽港 145km [Map]

湯沢から新潟というのは意外と距離があるもので、はじめ6時頃出発予定にしていたところを 5:30 に早めることにした。

R0023448フェリーの出航は 10:30 で、1時間以上前には着いていなければならない。フル下道で行くとはいえ、4時間もあれば余裕だろうと思っていたら、思いの外時間がかかってしまい時間ギリギリで新潟港山の下埠頭に到着。6時出発だったら間に合わなかったかもしれないところだった。

乗船後、フロントみたいなところで部屋割りが決まるというシステム。今回は2等寝台。特に不自由はない。海を見ながらのお風呂ってのはなかなか。あとは高いレストランしかないと思っていたのでカップラーメン持ち込んだけど、普通にカフェテリアみたいのがあって、それで事足りるので帰りはそうしよう、ということにした。

DSC_3290船の上では特にすることはない。とはいえ写真撮って遊んだりしてるとそれなりに時間は過ぎるもので、なかなかに被写体の豊富な船の上は楽しかった。写真に飽きると1冊だけ持っていった文庫本を読み、寝不足だったのでそのまま寝てしまった。

DSC_3289海の上ではひたすら晴天で風もきもちよく、夕日もきれいだった。翌日は早朝に小樽港に入港し、下船して走り出すことになるので早めに寝る。

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20080824
夏休みは北海道へ。そう決めたのはいつ頃だったか、もう忘れてしまったけど、バイク乗り的に北海道を走るってのはある意味必然にも近いんじゃないだろうか。

大学2年の夏、ひとりで青春18きっぷで北海道を旅したとき、函館の YH で同室になったライダーのおねーちゃん。雨に降られたようで、部屋に革パンを干していた。ツーリングマップルおもしろいよって見せてもらったりして、歩きではまわりきれないいろんなところを地図上に見た。名前も知らない彼女があまりにもかっこよくて、そのときバイク乗りたいって思ったのがたぶんいちばん最初だとおもう。

それから6年。免許とってはじめての夏。妄想という名の計画を練り、ついにやってきた 8月。北へ渡る前の週、北海道は連日晴れに晴れまくっていた。ずらっとならんだ晴れマークを見るたびにどんなに悔しい思いをしたことか。そして嫌な予感というのは当たるもので、私たちが行く週の予報は見事に曇・雨。それでもとにかく楽しみで、雨なんぞ降らせないとかなんとか言いつつ出発の日を指折り数えていた。

8/11(月) 東京 – 湯沢 196.1km [Map]

この日は仕事なので、定時までは会社。しかしながらもう仕事なんぞ手につかない。まだ雨の心配もなく、17:30 きっちりに退社して荷物をバイクに積み始める。

ところがここで早くも問題発生。ツーリングネットが劣化してちょん切れそうになっていたことを失念しており、新しいのを買っていなかった。荷物を積んではみたものの、これはヤバいだろう、ということで急遽上野に寄ってネットを買って再び積む。思わぬ時間ロス。関越までの道のりは、帰宅時間に重なることもあって混んでいて、練馬 IC ですでに 19時をまわっていた。でも関越にのってしまえばあとは快調に飛ばし、21時頃湯沢の基地に到着。

すでに到着していたヒラ部員1号氏と共に夕食を済ませ、スーパーで買出しをし、サッサと寝る。はずが、なぜか涼子について腹割って話すことになり、夜更かし。翌日は5時起きだというのに、いきなり寝不足スタートとなる。まあ明日はフェリーでいくらでも寝られるし、いいか・・・。

この日の写真ないのですすむさんの SR に乗ってハシャぐわたくしでもw
R0010531

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北へ #007 旅の終わり

8/18(月) 27.1km

今日は朝 5:30 に起きて、6:30 過ぎに実家を出る。朝ごはんをたらふく食べていたらいつもより少し遅くなってしまった。しかしながら数分の差というのは恐ろしいもので、通勤ラッシュの大渋滞。昨日も渋滞にハマったというのに、最後の最後まで渋滞かいという話。必死にすり抜けながら、なんとか8時前に自宅というか会社というか到着。ネコがお出迎えしてくれて、ここでようやく北海道の旅は終わりを迎えた。ちょうど出勤してきたボンとヒゲと談笑しつつ、日常に戻る気怠さを感じる。

休みが終わるとただただ現実で、なんだかしんみりしてしまう。後半は完全に雨にヤられて参ってたけど、楽しかったなあ。欲張って計画立ててたもんだから、モロモロ消化しきれなかったねえ。でもまあそれもまた旅ということにして、それはそれでよしとしよう。北海道を実質3日ソコソコなんて足りなさすぎだもの。またいくもん。なんかもう日本中バイクで旅してまわりたいよ。ああ学生のうち(ry

実はそんなにバイクで走ってなくて、ツーリングというより普通に北海道旅行ってかんじだったw 人との出会いが重要だね今回は。なんか 2006 夏の「西へ」に似た感覚をおぼえた。旭川のヒゲの方と相方さんにはとんでもなくお世話になり、また道中共にしたへんなおじさん美少年にも毎度ながらお世話になり、みなさま本当にありがとうございました。こーゆう旅を終えるときは、どうしてもしょんぼりしてしまうよ。とりあえず謝辞を以て、旅行記のエピローグとさせていただきましょうかね。旅行記本編の前にエピローグという新しいかんじでお届けですよ。本編は・・・いつになることやら・・・。だって写真が収拾つかないんだもん。あ言っておきたいのですが写真期待しないでくださいおねがいしますホント。とりあえず PowerBook のエッチデーデーの空きを増やさないことには撮りまくった写真を読み込むことすらできないので、まずは掃除からだなあ。

まそんなかんじで、このままいくととりとめもなく延々くだらん雑感を書きそうなので、まあこのブログじたいがそんなかんじだけど、とにかくそういうことでまとまらないかんじで締めさせていただきます。よろしくどうぞ。

総走行距離:1225.1km [Map]
写真:80/GRD 579, D80 951 [Flickr]

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納車ついでのプレ走行 〜 猪苗代・会津

はいどうもこんばんはエンブレ娘です。特技はもちろんエンジンブレーキです。エンブレの何が悪い! バカにしやがって!!

さて、10年ぶりに見事バイク復活を遂げたヒラ部員1号氏が SR400 を購入。週末、納車のその足で福島までいってきたのでざっくり記録しとく。
20080617

6/14(土) 東京 – 郡山 – 喜多方 – 会津若松

国道4号をひたすら北上。埼玉県あたり混んでて思いのほか時間くってしまう。大型トラック多し。お昼ごろ郡山到着。わたしが喜多方ラーメン喜多方ラーメンうるさいので、さらに走って喜多方へ。ラーメン食べた。満足。喜多方は蔵のまちだそうなんだけど、いきたかったとこにうまくたどり着けずあきらめて会津若松へ移動。

DSC_1865鶴ヶ城(若松城)。晴れ男パワーの恩恵を大いに享受し、きれいに撮れたよいぇーい。時間が遅かったので天守閣はのぼれなかったようぇーん。

日の暮れきる前に急いで猪苗代へ戻る。夕日の猪苗代湖撮るんだもん。猪苗代湖を一周する県道376号湖南湊線はすんごい景色がいい。峠道もあって楽しいし、他の車もぜんぜんいなくて快走。

R0022432んで日没。適当にバイクとめて撮る。ホントはバイクのシルエット入れたいんだけど、オンロード車じゃ無理>< 日の暮れる前からかなり寒かったんだけど、日が落ちたら極寒。途中ダートになってしまい、日も沈んで真っ暗で怖すぎるので国道へ戻る。後で地図見たらもうちょいがんばって走ればよかったんだなあこれ。すんげー遠回りしちゃった :p 郡山で一泊。

6/15(日) 郡山 – 猪苗代 – 会津 – 龍王峡 – 東京

DSC_2032昨日通った道を再び行く。今日もいいお天気。猪苗代湖のカッポーと白鳥。

DSC_2140会津に入ったあたりででっかい観音さまが見えたので、ちょっと寄ってみっか、と行ってみた。会津村というとこだった。写真は会津鯉(笑)。思いのほか長居してしまい、お昼になってしまった。先を急ぐよ! 国道49号から118号そして121号へ。

R0022500とある信号のある急カーブ、コリャー楽しいぞーとばかりに突っ込んでったら黄色。躊躇しなければイケるとこだったけど、前の車がノロノロやっていたため私の前を走っていた友人は停止判断。慌ててブレーキかけたもんだから、キィィーー!!!
後輪ロックしてました。
なまら怖かったよ!
いつも思うけど、ポンピングブレーキってほんとに大事ね。何度となく命つないでますわ。

続けて国道121号を南下。走ってるときみえた五十里湖、すんごいきれいだったんだけど道の駅でとまってみたら撮りようがない。しかたなくごはんを食べて龍王峡へ向かう。

DSC_2291龍王峡、ここはハイキングコースなので1日がかりの場所。あっちも撮りたいこっちも撮りたいな欲張りはだめなのです。ヘロヘロになった。筋肉痛になった。ここは紅葉の名所らしい。秋にリベンジですな。

R0022511鬼怒川で温泉入っていきたいーとかいってたんだけど、結局スルー。よく考えてみるとそのあとバイク乗るんだから、入らなくてよかったねと。遅くなってしまったので高速に乗る。日光宇都宮道路から東北自動車道、写真は浦和料金所、外環入って草加で下りて4号。高速乗るとえらい早いね。20時頃帰宅。お疲れ様でした。


やっぱバイク同士だとたのしいなー。よきツーリング仲間ができてうれしいぞー。とにかく天気がよくて写真のうつりがいいのなんのって。お空が青いって大事。晴れ男に感謝。

写真:Fukushima – Tochigi Trip Jun2008 – a set on Flickr
総走行距離:750km [Map]

北陸珍道中 #004 旅の終わり

5/6(火) 湯沢 – 沼田 – 東京

さて最終日。妄想作戦会議中に、某迷走部員氏が「ボードしたい」と宣ったことにより実現した今回の春スキー。実は今回の旅は、「新潟に置いてきてしまったスキー板を取りに行く」これがわたくしの主たる目的であって、能登だの金沢だのってのはもののついでなのだ。ホントホント。とにかく板はあるので問題なく、ウェアは持って行けないけどバイクにつんでるカッパでも着ときゃいいし、グローブはバイクのがあるし、おとなりガーラ湯沢がまだ営業している。というわけで行ってきた。バイクでスキー、ちょっと実現した。

R0021799よく晴れた5月の空は青くまぶしく、暑いくらいの気温でTシャツで滑走してる人も。わたしはカッパだけど。前日の夜の豪雨もあって、雪はいっきになくなってしまった模様。当然ながらジャバジャバ雪で、ブッシュで、土まみれで、2コースしかなくて、グダグダだったけど、シーズン最後の最後に滑った! という満足感。7年ぶりに滑ったという某迷走部員氏はお疲れのご様子。来シーズンは雪山部を発足させ、ぜひとも華麗なジャンプをみせていただきたいものだ。マシンガンな連写で撮るぜ。

コースもないし雪の状態もどうしようもなくなってきたし、なによりオジサンがお疲れなので(笑)、お昼頃に引き上げ、いったん部屋に戻る。そして作戦会議。まだ時間も早いし、帰りは高速だし、今日の夜に東京の家で眠れればいいから、吹割の滝に寄ってかね? てことで、寄ってくことに。どんだけ欲張りなんだ。

17号を走り、120号に入り、ものの2時間くらいで吹割の滝到着。

DSC_1023天然記念物に指定されているこの滝は、東洋のナイアガラとすらいわれている。滝への入り口付近では終始転落しないように注意を促すアナウンスが流れていた。いやでもこりゃ転落もするわ。巨大な岩が織りなす景観は圧巻。写真を撮ろうにもどうやって撮っていいものか。わたしのヘボ写真ではなかなか伝わらないが、とにかくすごかった。

20080516-1滝の付近は遊歩道があるので、そこを通って周辺を散策。その後ひっそりと営業していたお蕎麦屋さんでまた蕎麦を食べる。なんか麺ばっか食べていた気がするなあ。もう店じまいをしようとしていたとこだったが、快く通してくれた。なかなか雰囲気のいいお店で、なんかのドラマの撮影にも使われたそう。昔ながらの帳場がいいかんじ。お蕎麦もおいしかった。

R0021869そんなこんなで吹割の滝を後にする。すこし走って沼田ICから関越に乗り、赤城高原SAで会社のお土産を買う(でかでかと「赤城山」と書かれたお菓子w)。赤城高原での夕日がきれいだった。

そのまま高速をひた走り、21時ちょうどに東京の自宅に帰還。無事生きて帰って来れた。

今回の旅、いきあたりばったりの無計画すぎて失敗も多く、でもだからこそ楽しかったり。某ヒラ部員1号氏には死ぬほど世話になり、彼がいなかったらわたくしいまごろまだ千里浜で砂に埋もれていることでしょう。いや、滋賀県あたりで路頭に迷ってるかもしれません。本当にありがとうございました。そして、すでに次の旅(への妄想)ははじまっている。旅は終わるけど終わらない。まだ見ぬ土地を目指し、わたしは風を切るのだ。
20080516-2
おしまい。

総走行距離:約1230km [Map]
写真:Hokuriku Trip May2008 – a set on Flickr

北陸珍道中 #000 東京 – 湯沢
北陸珍道中 #001 湯沢 – 能登
北陸珍道中 #002 輪島 – 金沢
北陸珍道中 #003 金沢 – 湯沢