幸運の猫

アーネスト・ヘミングウェイは無類の猫好きだったそうだ。そして彼の飼っていた猫は、6本指の幸運の猫だった。

という話をよそのブログで見て、おもむろにネコ助さんの指を数えてみる。今まで猫の指なんて数えたこともなかったけど、ふつうの5本指だった。

とはいえネコ助はただそこにいるだけでわたしを幸せにしてくれるのだ。彼は今日もわたしの上で眠る。ほどよい重さと温かさが心地いい。

桜の森の満開の下

庭の桜は森でもなければまだ満開でもないけど、所用で実家へ。せっかくなので昼休みにチャリとばして長命寺の桜餅を買ってきた。桜餅は道明寺のほうが好きなんだけど、この本物の長命寺だけは勝つる。あんこは上品な甘さで皮は薄いのにもちもち、桜の葉は贅沢に3枚も。しかしわたしは桜餅の葉っぱは食べない派である。
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自転車で隅田川沿いを走っていると、桜がいっぱい咲いていてうれしくなる。平日の真昼間だけど、カメラをぶら下げたオジサンやオバサンがたくさんいる。天気もよくてあったかくて、ようやくやってきた春に気分も明るくなる。桜の森がちょっと怖いってのはわかる気がする。妖しさをも秘めた美しさなんだろうな。

桜の森の満開の下

チョコモナカジャンボ・改

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最近、わたくしの愛してやまないチョコモナカジャンボが改良され、モナカ部分のパリパリ感が格段にアップしている。新しいパッケージには「おっ、パリパリッ!」って書いてあるんだけど、まさに「おっ、パリパリッ!」なのである。

以前チョコモナカジャンボにおけるパリパリ感について、スーパーで買うよりもコンビニで買ったほうがいいという考察をした。が、ここにきてそれは覆された。スーパーの弱い(?)冷凍庫でも、パリパリがしっかりと保たれているのだ。それを自宅の冷凍庫に入れておいても、やはりパリパリ感は失われない。明らかにモナカそのものの改良がなされている。よって、チョコモナカジャンボのまとめ買いが実現されるわけだ。今風に言うならば、買い占めである。

近所のスーパーでは土曜日にアイスが2割引になるんだけど、それを待たずしても3個まとめて買うと安くなる。これは買い占めよという天の思し召しに他ならない。森永よ、ありがとう。心から。強いて言えば、パリパリすぎて手で折ったときにモナカのカスが飛散しまくるのが厄介なところではあるものの、あのパリパリ感のためならば目をつぶろう。モナカにバニラアイスはさんで、さらにはチョコレートまで突っ込んでしまうという、世にも恐ろしいたべものを考案しておきながら、日々その改良に余念のない森永。素晴らしい。彼らに拍手を。

パンダはみてない

上野公園。桜は三分咲きといったところ。園内には「宴会は自粛してください」という看板が立っている。天気がイマイチで気温も低く、桜もまだすこし早めなこともあって、人出は例年よりも少なめな印象。それでもおいしそうな屋台はたくさん出ているし、宴をしている人もたくさん。地震がきても桜は咲くのだ。なんでもかんでも自粛ばかりじゃしょぼくれてしまう。花を愛でつつ酒を飲んで、日本を盛り上げようではないか。それがきっと被災地の復興につながるはず。
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ちょっぷ

今月の予算、残り56円也。いやーギリギリ。ビリー・シーンもビックリ。ともあれ、ごほうびである。お昼に天ぷら。月末恒例になりそうだ。おやつにチョコモナカジャンボ。いささか贅沢しすぎか。夜はジンギスカン。これはおごりなので家計に影響なし。

ところどころ、桜が咲き始めていた。そういえば年度末なのであった。わたしは日付変わっても特に生活は変わらないけど、ここんとこどうにもモヤモヤしたものが腹の底で燻ってるかんじなので、なんとなく気分を新たにしたいところ。

永遠の0

永遠の0弟に激しく薦められて読んだ第2弾。百田尚樹「永遠の0」
今のこの時期に読んだのはちょうどよかったのかもしれない。戦時中の航空隊の生き様を描きながら、その背景にある当時の日本の軍隊の体質が見える。それが現在の日本の政治にもつながって、自衛隊やマスコミ、ひいては日本人の在り方についても考えさせられる。

わたしは太平洋戦争について、世界史の授業でやる程度の知識しか持ちあわせていなかった。具体的にどんな戦いをするのか、いかに兵士の命を軽んじた作戦がとられていたのか、また戦争が進んでいく中で変わっていく戦況といった戦争の仔細を、物語を追いながら知っていく。そのなかで最前線で戦う戦闘機乗りの生き様や心情がよく伝わってきて、なんともいえない気持ちになった。戦争を日常として生きるってこういうことなのかと。特攻隊に限らず、あの時代に生きていた人たちひとりひとりがいろんなものを抱えて生きて、また死んでいったことを改めて考えさせられた。

加えて本作は、零戦はどうすごかったのかとか、戦闘機の空戦のシーンなんかもダイナミックに描かれていて、そういう面白さもある。ただ、現代の人物たちにまつわるとってつけたようなエピソードはまったくもっていらないとおもった。