月別アーカイブ: 2011年10月

野沢温泉ツーリング [前編]

愉快な仲間たちが定宿にしている野沢温泉の宿(3月にスキーでも行った)に行くツーリング。参加者総勢21名、バイク20台。よって、いくつかのグループに分かれて目的地野沢温泉を目指すことになる。ルートは3つ提示されたのだが、ひとつは高速多めで物足りない(高速嫌い)、ひとつは女子供はすっこんでろなので参戦不可、ひとつは奥志賀・志賀草津は帰りのルートにしようとおもってるので避けたい。うーむ、こりゃチームぷちとも結成するしかないなぁ。

てなわけで、地図を眺めてわたしが食べたいものを食べるルートを勝手に決定。言っとくけど、しっぽりなんかこれっぽっちもしてないんでそこんとこよろしく。チームぷちともナメんなよ。デコボコ団の呼称を賜り、粛々と当日の朝を迎える。

10/29(土)東京 – 奥利根 – 越後湯沢 – 野沢温泉 340.9km [Map]

7:20 関越道・嵐山PA 集合。例によって前日に実家入りしていたため、余裕の 6:30 出発。予定通り 7:10 に到着すると、集まり始めたメンバーたちは朝食をとるなどしていた。最初で最後の集合写真などを撮り、予定より20分ほど遅れて 7:50 頃嵐山を出発。他のチームが上信越道で長野方面へ向かうのをよそに、我々はそのまま関越を走り、沼田IC でおりる。

r64 で片品へ向かう。途中、すこし道を逸れて宇条田峠というところを通ると R120 へのショートカットになるんだけど、ものすごく細い道なのでこりゃ~見落とすだろうなぁ~とおもっていたが、前を行く CBR がまるで知った道を行くかのように見事な先導をしてくれた。褒めてつかわそう。しかしその次の R401 から r63 へ入る分岐は通り過ぎた。褒めてつかわさない。

R0016448すぐに気づいてUターンし、r63 に入る。奥利根ゆけむり街道という名前がついているとおり、道すがら温泉地が多い。渓流沿いを走る道は気持ちよく、照葉峡は関東の奥入瀬とも呼ばれるそうで、紅葉もとてもきれい。ついついバイクをとめて撮りたくなる。大人数だとこれができないから少人数で動きたかったのだ。

R0016480いちおうダムでも押さえとくか。てことで、奈良俣ダムに寄ってみる。日本最大級のロックフィルダムだとか。なんかピラミッドみたい。r63 はこちら側は車は少なかったが、対向車線には尾瀬に向かうらしき車が多かった。あちこちで工事をしていて、やたらと片側交互通行が多かった。

そのまま r63 を走り、水上に出る。ここでわたしが食べたいもの第1弾。小荒井製菓で妙ちくりんを、である。小荒井製菓といえば生どらなわけだけど、わたくしの愛してやまない伊勢崎の妙ちくりんと提携しているらしく、ちょっと種類は少なめだけどここでも妙ちくりんが買えるのだ。というわけでお昼はもうちょっと先まで行ってからなので、ここでおやつタイム。妙ちくりんと、生どらも半分こして食べた。妙ちくりんは言わずもがな、どら焼きもフワッフワでおいしかった。

小腹を満たし、再び走る。r270 で猿ヶ京へ抜けて R17 に出る。三国峠を越えて、目指すは越後湯沢である。

R0016494ここでわたしが食べたいもの第2弾。中野屋でへぎそばを、である。いつもスキーの時にすごい混雑で食べられなくて、スキーシーズンを外して食べに行こうとおもっていたのだ。お店に到着したのは13時頃。店の前には10人ほどの行列ができていたけど、せっかくなので並ぶ。20分ほど待って店内へ。中へぎそばと、夜ごはんが大量なことがわかっているので迷ったけど、やっぱり舞茸の天ぷらも外せない。へぎそばも舞茸もウマし!

R0016533見慣れた越後湯沢の街を通りぬけ、湯沢の基地を素通りして R353 へ。R117 に入ると退屈な道がしばらく続き、途中の道の駅で休憩しつつ、r502 で野沢温泉へ。先の地震でできたらしきヒビがあったり、舗装をはがして工事していたりという箇所が多く、ちょっと走りにくい。だけどちょうど日が傾いてくる時間で、山の上から野沢の街を見下ろしての夕日は素晴らしかった。

なんだかんだで宿に着いたのは16時半過ぎ。既に到着している2チーム10台に続いてバイクを停めるべく、ゴソゴソやっているところへ最後のチームも到着。そして各々の部屋へ散っていく。夕食の前にとりあえず温泉。外湯めぐりをしたいとこだけど、あまり時間がないのでとりあえず宿の内湯でひとっ風呂浴びる。

R0016551で、宴。あいかわらず凄まじい量の食事である。お造り舟盛り、天ぷら、カニ、餃子鍋、うなぎ蒲焼、ポークステーキ、などなど、って、もはや過食レベル。さらに手作りケーキまで登場して、満腹をはるかに超越している。でも不思議なもので、2次会という名の部屋飲みでも気づいたら飲むだけじゃなくてつまみ食べてるんだよね・・・。胃袋恐るべし。ていうか、ヤバし。

IMG_2150過食ヤバしなので、温泉街へ散歩に出る。悪あがきというか、無駄な抵抗というか、気休めというか、なんというか。でもまあ夜の温泉街もまたよい雰囲気であった。宿を出てからお風呂の用意をしてくるべきだったことに気づいたが、時既に遅し。外湯めぐりはまたの機会に。

野沢温泉ツーリング [後編]

じーふぉー

用途的にちょうどいいということに気づき、実家に WiFi モデルの iPad を買おうとおもった。が、わたしゃてっきり 2万くらいで買えるもんかとおもってたもんで、値段を見てしゅるしゅると購買意欲が萎んでしまった。まあでもナイトテーブルにすらならずにピアノの下で埃をかぶってた PowerBook が再び日の目をみることができたわけだから、きっとこれでよかったんだとおもう。

てかそういえばこの PowerBook って、もともと父上のだったんだ。わたしがひったくりに遭ってパワブク盗まれたからくれたんだった。めぐりめぐって元の位置に落ち着いたってことだな。めでたしめでたし。

どうでもいいけど iPhone で(てか iOS 5 で?)”ぱわーぶっく” って打っても “PowerBook” って変換できなかった。なんかかなしい。

中二階

中二階ここんとこジャンルはまったく違うんだけどたまたま外国人作家の著作が続いていたので、なんとなくその流れで積んであった本の中からニコルソン・ベイカー「中二階」を手に取った。

この小説は、一人の男が昼休みを終えてオフィスのある中二階に戻るエスカレータに乗るところからはじまり、下りるところで終わる。その間、彼の思考はめまぐるしく展開され、日常の何気ないことを超ミクロ的に考察している。思考はどんどん枝分かれし脱線に脱線を重ね、それはまたとんでもない長さの注釈となって本文をも浸食する*1。切れた靴ひもにはじまり、牛乳パック、ストロー、ペーパータオル、ポップコーン、耳栓、シャンプー、などなど、日用品とそれをとりまく日常に終始しながらもひとつひとつに物語があり、ところどころニヤリとさせつつ読ませるのだ。普段見落としがちだけど、日常とはなんと楽しいことにあふれているんだろうとおもう*2

*1 この注釈が数ページにわたることもあり、話があちこち飛ぶ上になんどもページを行ったり来たりして、読みはじめはどうも読みにくくて困ったものだ。だけど読み進めるうちにだんだんそれにも慣れてきて、自分のリズムで本文を離れてまた戻って、という動作が出来るようになっていた。お気づきの方がいるかもしれないが、このエントリにおいてこのスタイルをちょっぴり取り入れてみた。

*2 ドラッグストアのレジ係のオネーちゃんが有能で、多少並んでる人数が多くてもレジを捌くスピードが速いので結果早く会計を済ませることができる、というエピソードがあった。ちょうど先日読んだばかりのきのう何食べた? 5巻(この本も、料理が参考になるというだけでなく、日常の幸せをひしひしと感じることができるからほんとうに好きだ)にもこれとまったく同じエピソードが描かれていた。そしてご多分にもれず、わたしにも近所のスーパーにお気に入りのレジのオネーちゃんがいる。彼女のレジ捌きはひときわ秀でている。スピードもさることながら、大量の商品をカゴの中に収めるその整理の仕方が実に合理的で美しいのだ。なので、列の長さや並んでいる客のカゴの中身を鑑みつつ、彼女の列に並ぶことも多い。ある日、彼女のレジで会計を済ませ、袋に商品を詰めて店を出たとき、買ったはずの豆大福を袋に入れた記憶がないことに気づいた。レシートを見ると、たしかにレジは打ってある。袋の中にはやはりない。おかしいな、とおもってレジに戻り、彼女にその旨を伝える。どこかに引っ込んで、しばらくして戻ってきた。手には豆大福。他のお客さんが届けてくれたそうだ。つまり、わたしが袋に入れ忘れていたということだ。大福一つに必死になってる人みたいで(実際必死だったわけだが)、なんとも恥ずかしいことであった。きのう何食べた? において、シロさんの「今時スーパーで買い物するサラリーマンなんか珍しくないし俺のことなんかいちいち覚えていないだろう」という考えとは裏腹に、有能なレジのオバさんは「木曜日の低脂肪乳男」と認識していた(であろう)ことと同様、わたしもよく水曜日に(ポイント5倍デーなのだ)買い物に行くことが多いのだが、いつも作業着であるため、「水曜日の作業着の女」と認識されているんじゃないか、という自意識をもっていた。そしてこの一件で彼女はわたしを「水曜日の作業着の女」から「水曜日の作業着の大福女」と認識したんじゃないか、などというどうでもいい被害妄想にとらわれたりもした。だもんで、彼女の列に並びにくくなってしまった。そろそろ大福のことは忘れてくれているといいのだが。それにしても、ひと月に読んだ本の中でまったく同じエピソードに出会うとは、おもしろいものである。

原子力の日

10年日記によれば、今日10月26日は「原子力の日」らしい。なんでも、日本が国際原子力機関に参加した日(1956年)であり、また日本で初めて原子力発電に成功した日(1963年)だという。

原子力の日。去年までとは違う意味をもった日になってしまったんだろうな。

今日はとてもいい天気だった。

横浜モバゲーベイスターズ

横浜ベイスターズが DeNA に身売りされて、新球団名が「横浜モバゲーベイスターズ」になるかも、いやならんかも、という話。

わたしはべつに野球見ないし、実家にいた頃は父上が見てたからなんとなく目に入ってきたくらいで、特に贔屓の球団があるわけでもない(まあ西武が贔屓といえば贔屓だけど)。なので横浜が身売りされようがわりとどうでもいいっちゃいいんだけど、それにしたってモバゲーベイスターズはないだろ、っておもっちゃうわけ。

数年前にソフトバンクとか楽天が出てきたときも「えーー」っておもったけど、でもこうやってだんだん IT 企業が球団もつようになるのが普通になっていくんだろうな、とかおもってしみじみしたり。そんなことを同僚とも後輩とも(以下略の男と話していたら、「ヤクルトとか日ハムも最初の頃はそう言われたんだよ、食品会社なんかが、って」というのを聞いて、ああそうなのかぁ、とおもった。こうやって時代は移ろいでいくのだなぁ。しみじみ。

まーでもモバゲーベイスターズはないわなー。兄上が某所で「妖怪みたい」とか言ってて笑た。妖怪てw たしかにw 個人的には京急あたりががんばってくれると、横浜だしいいよなーって気はするけどね。どうなるやら。

ジルバを踊る

着物の着付けを手伝いに行ったはいいが、おでんをしこたま食べた上にアイスもあれこれ食べる。せっかくみんなで行くのにしっぽりにされてしまって寂しい。だけど珍道中は大人数では動けないのもまた事実。やってやれないことはない。だけどもうやらない。ミスドの半額にまんまと釣られるも、毎月欠かさず食べていたホットケーキを食べ損なう。送料 850円(だっけ?)の決心がつかず、毎日のみそ汁がまったくおいしくないというこの哀しみ。こんなに晴れるならイモ掘り行けばよかった。でもそのかわりにサツマイモもらってきたので煮る。

まあそんなとこかな