生きる技術は名作に学べ 中学1年だか2年だか忘れてしまったけど、とにかく中学生のときに国語の先生が、「君たちが中学生であるうちにぜひ読んでほしい」と言ったのが、ヘッセの『車輪の下』だった。わたしは言われるまま、文庫本を買ってきて読んだ。

『生きる技術は名作に学べ』の冒頭、著者はこう書いている。
おそらく、こうした小説を読むことができる機会は、18歳までのあいだに限定されているのだと、わたしは気づきました。もし、18歳までにこれらの小説を読まなければ、その機会はほぼ永遠に失われてしまうのだと。あの、クラスにひとりだけいた読書熱心な子ども、彼らだけが、名作を集中して読むことのできる限定されたタイミングをみごとにとらえ、その読書経験からたくさんの滋養をひきだし、たくわえたのです。

なるほどそうかもしれない。現に、わたし自身(もちろん読書熱心な子供ではなく、そんな子供を遠くから眺めている側のその他大勢だった)、この本に取り上げられている10作のうち、半分は高校生までに読んでいる。だけどもう半分は、タイトルや作者やあらすじは知ってるけど、じっさいに読んだことがない。このままいくと、なんとなく手に取る機会を得ないまま過ぎていっていたとおもう、たぶん。

そんな名作たちを、改めて読んでみたいとおもった。未読の作品はもちろん、昔読んだのも。アンネがそんなウザい女だったなんて、子供の頃ピアノの先生の家にあった『アンネの日記』をレッスンの合間に読んでた当時、ぜんぜん気づいてなかったもの(笑)。たとえ結末を知っていても、読後の感動が薄れることのないような名作たちだ。いま読んだら、きっとまた違った読書経験となるだろう。
Posted by petite-tomo | 2010-02-12 18:29 | 本と映画 | 1 Comment
三島由紀夫レター教室ここ半月ほどたてつづけに某作家の長編をいくつか読んでいて、いろいろ思うところもあり哀しくなったりしょんぼりしたりしつつもおもしろく読めてはいたんだけど、いいかげんウンザリしてきたので全然違うのが読みたい!

てなワケで、かなり前から積んであった「三島由紀夫レター教室」
5人の登場人物がやり取りする手紙で話はすすんでいくだけど、いろんな人間模様が伺えてかなりおもしろい。40年以上も前の作品なのに、そのユーモアは過去のものじゃないかんじ。すごいなぁ。ごいっしょにおやすみになりたいてw ゴキブリと栗とかw あと、若さを失っていく真っ最中である身としてはちくりと胸を刺す一節もちょこちょこ(笑)。三島の作品てこんなにくだけたものもあるんだね。

この本はいちおう文例集としても使える、みたいなことになってるらしいけど、「肉体的な愛の申し込み」だの、「愛を裏切った男への脅迫状」だの、「借金の申し込み」だの、「心中を誘う手紙」だの、あまり実生活に役に立ちそうもない話が多いんだけど、「英文の手紙を書くコツ」ってのはなるほどなぁといたく感心した。あんまり機会ないけど、もしあったら実践してみよう。

なんだか誰かに手紙を書きたい気分になった。
突然手紙を送ったら、あなたは困るかしら?
Posted by petite-tomo | 2010-01-21 23:02 | 本と映画 | 3 Comments
マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]気になりつつも観に行くタイミングを逃していた THIS IS IT 。やっぱ劇場でみたいし、もうこれが最後のチャンスだし、ちょうど友達も行くというので、六本木へ。

いやもうね・・・めちゃくちゃかっこいい。なんなのあれ。あんたキングだよたしかにキングだよキングオブポップ。ていうかロック。最高。いまマイケルジャクソンが死んでるとか、信じられん。

近年ではあの整形の繰り返された異様な顔と奇行のイメージしかなくなってて、彼が亡くなったと聞いたときも衝撃ではあったけどなんかファンの人たちのように悲嘆にくれるとかそーゆう感情ではなかった。だけど、この映画みて、この人は本当にすごい人だったんだと。間違いなく、才能あふれる最高のエンターテイナーだったんだと改めて実感した。

ダンサーやバンドのメンバー、スタッフみんなに愛され、尊敬され、信頼しあってるのがすごく伝わってくる。あんなふうにものづくりができるって、本当に幸せだとおもう。生のステージを観てみたかったなぁ。もうそれは叶わないんだけど。本当に偉大な人物を失ったんだなぁ。

この映画化の話を聞いた時、うわっ。商売のにおいーとかおもったけど、それ以上に純粋に残したい、残すべきものだったんだなとおもう。DVD 買おーっと。そして HEAL THE WORLD なのだ。まずは日々を大切に。うむ。
Posted by petite-tomo | 2009-12-29 22:58 | 本と映画 | Add Comments
横山秀夫はクラマーズ・ハイ以来だなぁとおもいつつ手にとる。
短編集なんだけど、ひとつひとつがおそろしく読み応えのある作品。
救いがなくて読んでて辛いけど・・・。特に秀逸なのが「ホール18番」。
精神的に追いつめられた人間の心理描写は、息が詰まるほどの緊迫感だった。
表題作「真相」は、ちょっと、別の意味でも辛い。あぁぁあ、、

でもこーゆう人間の心の闇を描いた作品、好きなんだよなー。
病んでんのかなーw

真相 (双葉文庫)
Posted by petite-tomo | 2009-12-21 18:03 | 本と映画 | Add Comments
江戸扇子の職人さんの話。
友達が読んでておもしろそうだったので、つられてお買い上げ。

デザインてつまるところ発想力だから、引き出しの多さが直結してくるんだよね。
引き出し増やしたいわー。一朝一夕で培われるようなもんじゃないから、ちょっとずつでもインプットを怠らないようにしないとな。常々おもってはいるんだけど、改めてそうおもった。

わたしはデザイン屋じゃないけど、デザインだけにとどまらず、日常のちょっとした心遣いとか、人との付き合い方とか、そんなものにも通ずるヒントを得たようなかんじ。洒落心のある人になりたいね。

江戸のセンス ― 職人の遊びと洒落心
江戸のセンス ― 職人の遊びと洒落心 (集英社新書)
Posted by petite-tomo | 2009-12-09 17:40 | 本と映画 | Add Comments
< Prev   123   Next >