歳末積読本消化キャンペーン絶賛実施中。本棚の奥から発見したのは、梅原猛「隠された十字架」。この本はいったいいつから積んであったんだっけ・・・? と記憶をたどる。あぁ、あれだ、「日出処の天子」の発想の元になっていると聞いて買ったんだ。法隆寺論。
様々な見地から法隆寺の謎を解いていき、そしてひとつの結論に向かっていく。それは「法隆寺は聖徳太子の怨霊を封じ込めている」というもの。30年ほど前に書かれこの本は、当時はたいへん話題になったんだとか。今はもうその説にはいろいろと疑問点が出てきているのかもしれないけど、著者のアツい思いは多いに伝わってきた(笑)。奈良時代の日本史をちょっとさらってから読めばよかったと後悔。そして奈良に行きたくなった。