有限と微小のパン

有限と微小のパン少し前に「猫の建築家」を読んで、そういや昔「すべてが F になる」読んだなぁとおもって買って読み直してみたところ、そのまま2ヶ月ほど森博嗣祭りになってしまい、結局 S&M シリーズを読破してしまった・・・。というわけでそのシリーズ最後の作品、森博嗣「有限と微小のパン」。日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた理系女子三人組。パークでは過去に死体消失事件があったという。そして彼女らもまた新たな事件に巻き込まれる。

これ、18年前の作品なんだよねぇ。携帯電話が普及しはじめた頃。シリーズ全体にコンピュータのなんやかんやが出てくるけど、現在の感覚との差がちょっとおもしろい。シリーズ最終作としてはまあこんなもんなのかな。事件そのものよりも作者の哲学みたいなものを見たかんじ。なんだかんだで10作通読したので、なんだか登場人物たちにも愛着がわいてきてしまった。四季シリーズは続編なのかな。また読んでしまうんだろうかわたしは・・・。

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