事故

魚を捌いていて手が離せなかった。太郎が階段を下りて行ったのには気づいていたけど、まあ大丈夫だろうとそのまま作業していた。そしたら、足を滑らせて落ちた。唇を切って、血が出た。泣きじゃくる太郎を抱きしめていたら、その血がわたしの服にたくさんついた。

最近自分が油断してるってこと自覚してた。自覚してて、これはまずいと思ってて、「事故が起こってからじゃ遅いんだぞ」って自分で口に出して言ってた矢先だった。太郎ごめん、本当にごめん。大事に至らなくて本当によかった、もう絶対に目を離すまい。。

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