こうして新地名は誕生した!

こうして新地名は誕生した! (ベスト新書)子供の名前の次は地名。てことで、楠原佑介「こうして新地名は誕生した!」。平成の大合併で誕生したおかしな地名を検証する。

地名に限ったことではないが、最近のなんでもかんでも平仮名表記する風潮が気に食わない。地名で言えば、さいたま市だの、つくばみらい市だの、かすみがうら市だの、間抜け極まりない。そんな平仮名地名の他、合併によってできた新しい地名にはおかしなものがたくさんある。この著者の主張は「中世以前からある地名じゃないとだめ」という非常に保守的なもの。まあ何もそこまで厳密にこだわらなくても・・・とおもう部分もあるけど、わけわからん地名になってしまうよりはマシというもの。破談になった「南セントレア市」がクソだってのは誰が見てもわかるけど、山梨県の「北杜市」なんてのは一見問題なさそうだけど、著者に言わせればトンデモ地名だそうで、言われてみればなるほどとおもったりもする。まあ何にしても、伝統的な由緒ある地名がちゃんと残っていってくれることを切に願うばかり。

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