立ちのぼる生命

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神奈川県立近代美術館 葉山で開催中の立ちのぼる生命 宮崎進展に行ってきた。宮崎進はまたしても母上が画廊に勤めていたときの縁の作家だそうで、当時とは作風が変わっているけど見に行きたいということで、ドライブがてら葉山へ。

宮崎進は第二次大戦中に出兵し、敗戦後1949年までシベリアに抑留されていた。その悲惨な生活は写実的に描くことでは絶対に表現できないとし、襤褸のような布のコラージュを手法として用いている。画材の限られたシベリアでカンヴァスの代わりにこの麻布を用いていたらしい。最初このグロテスクにすら感じる作品群を見て、なんだろう? とおもったんだけど、凄惨な経験のイメージがこのように表現されるのかとなんだか納得した。

ところでこの美術館、葉山の海沿いにあってすごく景色がきれい。人も少ないし、なんかすごくいい所だった。それから鎌倉に戻り、ホテルでゆったりランチで満腹〜。今日は母上のビートルに乗りたいと言っていた鎌倉の叔父夫妻も一緒で、2人とも喜んでくれたしなんかすごく楽しかった。

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