食べる西洋美術史

食べる西洋美術史わたしは食べるという行為にものすごく執着がある。道を歩いていて、人が何かを食べながら歩いているのを見ると、何を食べているのかすごく気になってじっと凝視してしまう。食べ物の写真を見るのも大好きで、RSS リーダの中のごはん系ブログの数は50近くにのぼる。そして、絵画。食事あるいは食物の美術表現の歴史を考察するだなんて、なんておもしろそうな本! というわけで即買いしたところの、宮下規久朗「食べる西洋美術史 最後の晩餐から読む」である。

「最後の晩餐」からはじまって、時代と絵画の変遷をたどりながら寓意や象徴への基礎的な知識を得ることができる。西洋絵画というのはキリスト教と密接な関係があるけれど、食べるという行為もかなり宗教的意味が強いということを知った。また、食糧供給が安定していない時代は絵画の中の豊富な食材はひとつの理想だったとか、いまわたしがごはんブログ毎日いっぱい見ておいしそおおおおーーーとかやってるのとおんなじだなぁとw おいしいことは幸せだから、おいしそうなことも幸せなことなのだ。いつの時代も。笑

掲載されている絵は実物を見てみたいものがいっぱい。
この本を元にした展覧会とかやってほしいわー。

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